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【日本酒 産山村】酒米の田んぼに鯉が入りました!

幻の酒、日本酒「産山村」。

農薬を使わずに鯉農法で育てる酒米「五百万石」と、日本名水百選「池山水源」の水で仕込まれる、こだわりのお酒です。

先日、その酒米を育てる田んぼに鯉が入りました。

今回予定していた『酒米オーナー制度』は残念ながら新型コロナウィルスの影響により中止となってしまいましたが、酒米の生育状況をこちらで時々お知らせしていきます。

田植えは5月末に完了

田植えが終わったのは5月末。

本来ならたくさんの方と一緒に汗を流しながらの手植えを予定していましたが、今年は機械植え。

五月晴れの青空が、鏡のように田んぼに映っていました。

鯉が到着!

そして先日。

この酒米作りに一役も二役も買ってくれている「鯉」が、はるばる鹿児島の姶良市から到着。

トラックに積まれた水槽から、鯉たちが網ですくわれていきます。一枚の田んぼに、約20キロの鯉が入ります。

「20キロ一気にいく?いける?」
「とりあえず10キロ?笑」

ここは無理をせず、10キロずつ。

運ばれてきた鯉は黒々としています。

いざ、田んぼへ。

新しい場所に放たれた鯉はすぐにスイスイと泳ぐことはなく、仲間と身を寄せながら、しばらく周りの様子をうかがっているようでした。

…が、しばらくすると鯉に変化が。

色が、薄くなっている??

鯉の生産者さんに尋ねると、鯉は水温や周りの明るさによって体の色が変化するのだそう。

暗くて水温の低い水槽から、明るく少し水温の高い田んぼに放たれた鯉は、体の色が少しずつ薄くなっていきました。

見ているうちはまだ静かな鯉でしたが、慣れてくると活発に泳ぎ回るそうです。

「鯉農法」は、鯉が苗の間を泳ぎ回ることで除草になり、害虫の駆除もしてくれるのです。まさに酒米作りの救世主。

鯉の天敵対策も

そんな酒米の救世主にも天敵が。
青サギです。

対策として細い糸を田んぼの上に張り巡らせています。

うっすらと見えるテグス

毎年こうして対策をしても、やはり多少は青サギの被害を受けるそう。今年の鯉たちは、どこまで頑張ってくれるのでしょうか。影ながら応援したいと思います。

もちろん、鯉だけでなく人力があってこそ。

自然と人との共同で作られる日本酒「産山村」が、26年目のスタートを切りました。

日本酒産山村の完成を楽しみにしてくだっているみなさま。一緒に応援して頂けたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします!


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