冲方丁さん新作長編小説『アクティベイター』、な、なんと全文無料公開します!!!
冲方さんの担当編集をさせていただいている、集英社のIです。
1月26日、ついに冲方丁さんの新作長編小説『アクティベイター』が発売されます。
冲方さんの作家デビュー25周年記念作品となります。
そこで、読者の皆様に感謝をこめまして、
な、なんと……
全文を無料公開することしました……!
つまり、発売前に一足早く読めます!
しかも最後まで無料で読めます!
こんな大胆な企画、いいのでしょうか……ドキドキいたします。
無料公開にあたり、冲方さんからもコメントを寄せて頂きました!
なんと、このたびデビュー25周年を迎えることとなりました。
10代で抱いた創作の情熱を決して失わず、常に新たに燃やすことができたのはなぜだろうとよく考えます。とても個人の努力だけでどうにかなるものではなく、多くの幸福な出会いがあったからこそ今に至ることができました。とりわけ私の作品を次も読んでやろうと思い続けて下さった読者の存在は、温かな愛情と厳しい重圧でもって、今も私を走らせ、鍛えて下さっているのです。
私の人生になくてはならない読者のあなたに何をお返しすることができるでしょう? やはり私には次の作品に全力を注ぎ、感謝を込めてお届けするしかありません。
「ではその届け方を、とことん思い切ったやり方にしてみては」と担当Iさんの素晴らしい意気込みから生まれたのが、この「期間限定、全文公開」イベントです。
「おかげさまで、ここまで書けるようになりました」と感謝を伝えたく、「ここからもっと書けるようになります」と誓いたく、これまで培ってきたものをとことん盛り込んだ新作『アクティベイター』を丸ごと公開させて頂きます。
ぜひお楽しみ頂くとともに、この作品をスタートラインとして、必ずや次の二十五年で作家としてさらなる成長を果たすことをお約束します。
これからもどうぞ末永く、冲方丁作品をご笑覧下さいますようお願い申し上げます。
作家・冲方丁
作品は集英社・文芸の公式noteで2021年2月7日 23時59分まで公開しています。
↓
集英社・文芸公式note
正直に書きますと、冲方さんに本企画をご提案したときには本当に緊張しました。
構想だけで7年、執筆にも3年かけていただいた超大作で、丁寧な取材も何度もされた労作です。
それを無料で公開してもいいものだろうかと。
しかし、冲方さんにご相談したところ、「25周年企画としてすごく面白いですね。やってみましょう」と言って頂きました。
先ほどのコメントを頂いた時には、胸が熱くなりました。
このような企画を提案したのは、担当編集者としまして作品の面白さに確信をもっているからです。
無料で一度読んでいただいても、本を手元におきたくなると思いまして、このような企画をご提案しました。
ちなみに、このようなストーリーです。
【STORY】
羽田空港に突如、中国のステルス爆撃機が飛来した。
女性パイロットは告げる。「積んでいるのは核兵器だ」と。
核テロなのか、あるいは宣戦布告なのか。
警察庁の鶴来(つるぎ)は爆撃機のパイロットを事情聴取しようとするが、護送中に何者かに拉致されてしまう。囚われた彼女を助けたのは鶴来の義兄で警備員の真丈(しんじょう)だった。
真丈は彼女に亡き妹の姿を重ね、逃亡に手を貸す決意をする。
核起爆の鍵を握る彼女の身柄をめぐり、中国の工作員、ロシアの暗殺者、アメリカの情報将校、韓国の追跡手が暗闘する。
一方、羽田には防衛省、外務省、経産省の思惑が交錯する。いったい誰が敵で、誰が味方なのか。なぜ核は持ち込まれたのか。
爆発すれば人類史上最大の犠牲者が――その恐怖の中、真丈と鶴来が東京中を奔走する。
公式HPはこちらです!
ぜひぜひ無料で最後までお楽しみ頂き、「#アクティベイター」とつけてSNSで感想を投稿していただけたら幸いです。
(集英社・編集I)
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