袴田事件で思い出したこと
占い師になってからは、なぜか物騒な事件に巻き込まれることが、ほとんど無くなったんだけど、そうでなかった昔は、しょっちゅう のっぴきならない事件に巻き込まれて、迷惑三昧だった。
中でも、私の中で、これがいちばん衝撃的だったな…と思うのは1984年に札幌で発生した「城丸くん殺害事件」で、あろうことか私は、この犯人とおぼしき女とママ友の関係だったのである。
事件が起きた時、警察に「犯人の女といちばん仲が良かった友達は誰だと思いますか?」と聞かれて「たぶん私だと思います」と言って泣いたもん…😢
自分にも小さい子供がいるというのに、いくら他人の子だからといって、どうしてその子を殺せるの…
もう、めっちゃショックだった。
というか、話が それてしまったんだけど、実は今日は袴田巌さんの無罪確定を聞いて友人が
「何で彼が疑われることになったの?」と聞いてきたので、ちょっと思い出したことがある。
それは今から 40年以上も前のこと。引っ越しをするため、家に業者を呼んだ。
ところが、作業が終わった頃、封筒に入れて用意していたはずの引っ越し代が無い。
「盗まれた!」
そう思った私は、警察に行き、事情を説明した。
そうしたら、その時、刑事さんが「業者は何人来た?」と聞くので「たぶん…5、6人だったような…」と答えたら、「その話は本当か?本当だとしたら、そんな言い方をするな!5人なのか6人なのか、ハッキリしろ!」と強い口調で言ってきた。
その言葉に私は、つい泣きそうになった。
「そんな…みんな出たり入ったりしてんのに…わかんないよ😭」
もう、お金 盗られたことだけでも、めっちゃショックなのに、この刑事さんの、この厳しい対応…
思わず「もういいです。盗られた私が悪いんです」と言いそうになった。
以来 私は警察なんて、ろくに信用していない。袴田さんがなぜ疑われたのかなんて、そんなの警察の都合だとしか言いようがない。
ただ 結果的に、今回 袴田さんの無罪が確定したことは、心からおめでとうと言いたい。