一杯のお茶が、人生を支えてきてくれたんだな
急須でいれた、あたたかいお茶が好き。
子どもたちを学校へ義実家へ送り終えたら、ホッとひと息。
自分のためにお茶を準備する。
妻でもない、母でもない、まっさらな自分に立ち返るために。
お茶のお作法は、いったん置いといて茶袋をあけて、袋の中に鼻をうずめて、茶葉のにおいを鼻腔に閉じ込める。
香ばしい深い緑の香りを堪能したら、急須の網にパッパッと茶葉をイン。
ティファールでぐつぐつ沸騰させた熱湯を、ゆっくり注ぐ。
コーヒーフィルターにお湯を注ぐように、くるくる、ゆっくりゆっくり