【餅】編集会議10月外伝「 #逆噴射小説大賞 応募作を数字で振り返る」
どうもお望月さんです。
今回は編集会議外伝としてアクセス傾向を振り返ってみたいと思います。今月はボーナスタイムみたいなものなのでアクセス数が爆発しているので追い風参考記録としてあえて数字も出していきます。
なお、月間の全体はこんな感じ。
恒例の評価基準。
アクセス数とスキがついた数とスキ/アクセス数=支持率を評価します。
編集方針は、支持率を特に重視して「より狭い範囲を効率的に殺傷した」ものを重点していきます。
総合評価
思ったより多作になってしまった。
銃とMEXICOは一作もないので「思ってもみなかった角度からおまえの特定の柔らかい部分を予想外の家具で刺してくるタイプの殺人鬼」という評価は定着できたかなと思います。ありがとうございます。また「妖怪」や「怪人」、「NoteのTipsを送りつける人」「集計」という都市伝説化も定着したかな、と思います。ありがとうございます。
逆噴射小説大賞でわかったこと
逆噴射小説大賞を通じて印象的だったのは開催期間中に「作家性」が生まれてきて、作品ではなく作家で読むかどうかを判断するケースが非常に増えたことですね。あとタイトルと表紙が9割。ぜんぶ面白いんだから本を開かせるかどうかの勝負になっている気がします。
この点、タイトル画像を凝っていたアロ天さん、ヤラカシタE、マツキヨさん等の普段から何かを書いている勢は本当に強いです。
その他のみなさまのご意見をまとめてTogetterしました。ご参考までに。ババアはパルプ!
未来へ
すでに続編執筆済みの作品もあるので「闘いはこれからだ!」「お望月さんの次回作をご期待ください」「……good bye」
各作品の振り返り。
以下は各投稿作品へのリンクと反省点です。支持率順です。
1位 「俺の親友と幼馴染の二つ名がネタバレすぎて困っています」 5.7%
ライトファンタジー+諡号。
View1位、Like1位、支持率1位。分かりやすいタイトルと画像で読まなくても内容が一発で通じることでアクセス数を稼ぎ、シンプルに笑わせる一発ネタでスキを稼いだ。狙い通りの結果なのでウレシイけど参加フォーマットの綱渡りをする手法はホメられたものではない。 思いついてから書き上げるまで15分くらい。
2位 「国技館ロイヤルランブル」 4.7%
タイムリミットサスペンス+相撲。
View3位。Like2位。支持率2位。一作目以外に相撲ネタを書くつもりはなかったけどブーム化していたので過去の非実在力士シリーズで気に入っていたネタを連載化。スピード&新幹線大爆破&プロレス。本文中で相撲を取っていない。継続連載をしているけど信じられないくらい面白い。六ヶ月+20分くらい。
3位 「異能例外少女イレギュラー稀ッ!!」 4.0%
主観概念+美少女。
ViewとLikeは最下位だが支持率3位。最終日にメタメタしいネタを投下。これまでの戦歴から固定読者を確保できていたので「刺さる相手にだけ刺され!」と投げ込んだ。トンデモ設定を羅列してあえてヒロインを描かないことでヒロインが際立つ手法だ。ノア市長という命名は餅辺さんの作品からの影響。投稿1分前まで名前を付けていなかった。ノア設定で世界観が広がったと思う。
4位 「最後の魔法!恋の千秋楽」 3.7%
タイムリミットサスペンス+魔法少女+相撲。
Like3位。初日の開始1分で力士をぶち込む。アロハ天狗氏に敗れたが投稿時間順で収録された場合に読者へダメージを与え続ける邪悪な試み、のはずだったが新着順でマガジン収録されたのでいまいち地味目な展開となった。投稿時点で続編の執筆を完了している。
5位 『夢山田財閥一族全滅殺人事件』←【これ以上読むな】 3.4%
SF+メタミステリ。
古本あるあるのイヤな事件をメタミステリー仕立てにした。SF好きの人にウケたようだ。思いついてから書き上げるまで30分くらい。タイトル画像の決まり具合がすごい。(モデルの人はNoteにアカウントがあるよ)逆ノスタル爺。
6位 「バーニング・サツマ&イモータル・エルブス」 3.4%
カタストロフ+異世界価値観。。
発想力トレーニングの「焼き芋」を長編として再構成。何人かを即死させてしまったようで「アイツは1行目から殺しに来る」という評判を定着させた。発送の暴力だけど、割と同レベルの発想力トレーニングは他にもあった気がするので油断してはいけない。
7位 「明暦のシンディローパー大火」 3.4%
ポップカルチャー+感情奉行。
アクセス数は控え目。反省点は多い。要素を盛り過ぎたのでタイトルを考慮すればもう少し伸びたかもしれない。明暦の大火+振袖火事+リベリオン+バイオショックなので続編がいくらでも書けるが続編は全く違うジャンルになってしまった。(書いたほうも意外)
8位 「大無職オリンピックTOKYO」[殺傷技能男子無差別級編] 3.3%
無職ガチャ+アクション。
小説大賞終盤の荒波に揉まれたかこれもアクセス数は控え目。全人類がフラット化して採用がギャンブル(ガチャ)になる近未来と、強制的にオリンピックへボランティアしたくなる環境を設定したら自然とこうなった。気を壁に通す無職の画像が発見されてびっくりした。
9位 「壁画祖母の帰郷」 3.1%
情緒不安定+思春期+死。
タグ非表示問題があり序盤に投稿したにも関わらず、あまり広い範囲に届けられなかったようだ。殺伐なメキシコが飛び交う序盤の中では独特のエモさがあり作家性がよく出ていると思う。続編では意外なジャンルチェンジが発生する。
10位 横浜レッドライン 第一話「TOZKA, the Grave Ward」 3.0%
横浜+ドカベン+ゾンビ。
横浜南北戦争をテーマに地域密着デスゲームを描く。文章で説明し過ぎなので反省点が非常に多い。舞台的にDの登場は避けれず、ますます混乱を見せることになる。横浜市民の何人かを殺傷することに成功したのでうれしい。
11位 「如何にして俺は全人類抹殺を決意したのか」 3.0%
主観概念+世界滅亡。
星新一メソッド。開始時点で全てが終わっている系。400文字で完結しているので評価は控え目か。エモさと主観が本来の作家性なのだと思う。何をしているのか「理解」できてしまうとダメージが大きいハズ。具体描写を避ける癖は直していきたい。
12位 「第666回横浜堕天使協会定例会議」 2.7%
天使+ラーメン
View2位。アクセス数はトップクラス。支持率は控え目。典型的なバズったNoteになってしまった。 設定はとても気に入っていて続編もすぐに書き終わった。この件以降、横浜を舞台にした作品を書くようになり謹慎へつながった。
13位 「ポルノグラファーの事件簿① 《おふくろ》」 2.6%
ポルノ+グルメ。
支持率最下位。タイトルで何人か殺したかったが不発。(藤枝梅安が実妹を殺す作品がモチーフ)主人公の名前が全然キマらなずに焦点がボヤける。主人公の二面性や撮影不可能料理に迫るという社会派ミステリーとしての可能性は残っていると思う。
意外に評価されたもの
「俺の親友」は期間中のスキ上位十傑くらいに入れそうですが、力を入れていないライト設定なのでやや不本意。「夢山田一族」はメタミステリが意外と指示を集めたのでうれしい誤算でした。
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付録 評価項目別の順位の羅列
支持率順位
1位 「俺の親友と幼馴染の二つ名がネタバレすぎて困っています」 5.7%
2位 「国技館ロイヤルランブル」 4.7%
3位 「異能例外少女イレギュラー稀ッ!!」 4.0%
4位 「最後の魔法!恋の千秋楽」 3.7%
5位 『夢山田財閥一族全滅殺人事件』←【これ以上読むな】 3.4%
6位 「バーニング・サツマ&イモータル・エルブス」 3.4%
7位 「明暦のシンディローパー大火」 3.4%
8位 「大無職オリンピックTOKYO」[殺傷技能男子無差別級編] 3.3%
9位 「壁画祖母の帰郷」 3.1%
10位 横浜レッドライン 第一話「TOZKA, the Grave Ward」 3.0%
11位 「如何にして俺は全人類抹殺を決意したのか」 3.0%
12位 「第666回横浜堕天使協会定例会議」 2.7%
13位 「ポルノグラファーの事件簿① 《おふくろ》」 2.6%
アクセス数順位 (参考にスキ数/アクセス数)
1位 「俺の親友と幼馴染の二つ名がネタバレすぎて困っています」 66/1161
2位 「第666回横浜堕天使協会定例会議」 28/1046
3位 「国技館ロイヤルランブル」 44/914
4位 「最後の魔法!恋の千秋楽」 31/836
5位 『夢山田財閥一族全滅殺人事件』←【これ以上読むな】 25/726
6位 「バーニング・サツマ&イモータル・エルブス」 20/705
7位 「如何にして俺は全人類抹殺を決意したのか」 19/642
8位 「壁画祖母の帰郷」 19/604
9位 「明暦のシンディローパー大火」 20/588
10位 横浜レッドライン 第一話「TOZKA, the Grave Ward」 16/533
11位 「ポルノグラファーの事件簿① 《おふくろ》」 13/508
12位 「大無職オリンピックTOKYO」[殺傷技能男子無差別級編] 16/489
13位 「異能例外少女イレギュラー稀ッ!!」 13/323
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