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アレクサちゃんに徳パンク小説『黄昏のブッシャリオン』を朗読してもらった
よくきたな。お望月さんだよ。
#STAYHOME 体制が長引く状況ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。この状況でも職務を務めていただいております皆様、本当にありがとうございます。
私といえば、移動中に本を読むというルーチンが断たれたためすっかり本が読めなくなってしまい困惑をする毎日です。せめて何かの行動中に無駄なく小説を読める手段があれば……そこで思いついたのが「Alexaちゃんに小説を朗読してもらおう」という作戦でした。
「ブッシャリオン」を聞こう
というわけで、スマッホンのAlexaアプリを起動します。
「再生」メニューからKindleで購入した本『黄昏のブッシャリオン』を指定して再生でGoです。
『黄昏のブッシャリオン』は、碌星 らせん 先生著,の「徳パンク」小説です。
アフター徳カリプス14年。徳エネルギー文明の崩壊を辛くも生き延びた人類は、即身仏を漁り僅かな徳エネルギーで糊口を凌ぐ。これはそんな遠い遠い未来、徳無き荒野を生きる人々の物語である――。(Amazon説明文より)
というなんのこっちゃという設定、難解な用語、若干の阿保らしさを残した神々しい描写に圧倒される作品なので、本気で取り組むとリソースを消費する(カロリーを使う)作品なのですが、これを朗読で聞いてみよう、そういうことになった。
声で聴くブッシャリオン、音圧が面白すぎて得度しそう。 pic.twitter.com/mLnT5bvOUO
— お望月さん (@ubmzh) April 13, 2020
音圧がありがたい
アレクサちゃんの朗読は、AMAZONのオーディブルとは異なり機械音声なので多少の読み違いやたどたどしさがあるのですが、そこは元からパンクな小説ですので多少の荒れ野はどんどん走破していきます。次第に音圧は仏性を帯び「ありがたさ」を生み出すようになります。これが徳パンク……テクノロジーの暴走……ステイホーム……金色の巨大仏陀ロボ、強制解脱の光、仏性、宇宙へ……
目で読むと引っかかるような描写がスムーズに脳内で像を結び、かなりの時間を要しましたが、無事に読みきる(聞ききる)ことができました。理解が難しい場面はKindleアプリで並走できるので苦になりません。これはもう、新しい小説摂取の選択肢として加えてもよいのではないか?
というわけで無事に小説摂取成功です!!ありがとうございます!!
本編の感想文はamazonレビューに書きました。おすすめです!!
なお、本格的な声優朗読であるオーディブルでは「天駆せよ法勝寺」が配信中なようです。こちらも徳パンク小説として、ブッシャリオンとも並ぶ作品。こちらも試したくなってきました。
在宅ワークで生活リズムが乱れがちな皆様には、このような方法でインプットを途切れさせないというのはいかがでしょうか。おすすめです!!
その他にアレクサちゃんに朗読してもらった作品
『予想通りに不合理』
△ビジネス書は映像が脳内で浮かびにくくNGでした。
『闇狩り師』
〇夢枕獏先生の端正な歯切れのよい文体は、まさに読み上げのために存在するかのような明晰さです。内容もユニークな肉体除霊アクションでオススメです。
『人喰い☆頭の体操』
〇読み手を拒絶するような超難解ギャグ小説。音にすると意外なほどに受け入れやすいことに気が付きました。作者の深遠なる意図通りなのかもしれません。
『皆勤の徒』
〇もし文字で読むことを断念した人がいたらオススメです。字面と並行して読み取ることで栄養素の吸収が倍増していきます。
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