『知らない人んち(仮)』 第三話『太陽神アンジュラ様の復活』
第三話のアイデア投稿です。
応募内容:ゲスト出演シーン
自室で身なりを整えるアク、外出をしようとしているようだ。
そのころ階下ではきいろが誰かと楽しくしゃべり続けていた。
回想シーン
2012年05月21日
金環日食が日本列島で観測されたその日は呪術的特異点であった。
(「児童擁護施設ひまわりの家」がかけられた頃の家の外観)
後ろ手に縛られ猿ぐつわで暗室へ閉じ込められる6人の少女。
・ゆきりぬ(ライ)
・きりたんぽ(レオ)
・えみりん(ビスケ)
・前川歌音(アリ)
・頓知気さきな(サジタ)
・佐藤菜月(プリコ)
「「んーー!!ンーーー!!」」
床には不揃いな五芒星が描かれている。
「「んーー!!ンーーー!!」」
大神官ルックのジェミ
「太陽神アンジュラ様、アンジュラ様、ご降臨なさりまし!!ケエエエエエエ!!!!太陽神アンジュラ様、アンジュラ様、ひまわりの祭壇へご降臨なさりまし!!ケエエエエエエ!!!!」
「「んーー!?ンーーー!?」」
爆発。飛び散る飛沫。
6人の少女は姿を消し、そこへ姿を現したのは「黄道十二宮」を統べる太陽神アンジュラ様の化身、黄道をその身に宿した少女「真中黄色」の御身であった。
ジェミ
「太陽神アンジュラ様、アンジュラ様!!我らが太陽!!」
この時、生贄を免れたのは、罪に汚れたアク、そして未だ成熟していなかったキャンの二名のみである。
回想終わり
撮影を止めた後にも誰もいない壁やソファーに話しかけ続けるきいろ。
「そうでしょ」「えーやだー」「やだープリコってば」「あはははは」
それを目撃したアクは戦慄する。
アクはジェミと園長が働いた暗黒の儀式のすべてを暴露するべくキャンの手を取って家を出ようとするがいつの間にか手斧を持っていたキャンに殴られて気絶。暗室へ連れ込まれて退場する。
きいろはリビングで会話を続けている。
【アクって昔どおりのイケメンだよね】「そうでしょ」【きいろちゃん狙っちゃえば?】「えーやだー」【じゃあ私はキャンにする!】「やだープリコってば」【私は本気だよ!】「あはははは」【あははははは】
きいろと6人の少女は笑顔だ。
その姿を見て太陽神の成長を喜ぶジェミ。7人に声をかけようとするジェミを背後から手斧で殴り倒すキャン。暗室へ運び込み二人を不揃いの五芒星の上に並べる。
「ついてるわ。これであと1人、きいろをいけにえに捧げればみんなを復活させることができる」
つづく