20年経過してイラク戦争は正義の戦争なんて言ってるの日本だけですよ

MMT太郎さんのこの動画を見て
岸田総理大臣のあまりのヒドさに開いた口が塞がらなかったので備忘録として記事を書くすることにする。
まず断言するが山本太郎議員の弁は正しい

https://twitter.com/MMT20191/status/1638833654351945728



英米によるイラク侵攻に正当性などない

2003年3月に米英は国連安全保障理事会の決議を経ることなく独断でイラク戦争という蛮行を行った

なかには安保理決議1441号を根拠に、という日本人もいるようだが当時国連による査察を継続すべきとする声を無視して侵攻したのがアメリカとそのお仲間だ。

当時イラクはアメリカ、イギリス等に対する武力攻撃はしていないので
これは先制攻撃を禁じた国連憲章51条に明確に反する行為

そもそも米国がイラク侵攻の根拠としての看板は「大量破壊兵器の所持」であるが
これは侵攻した側のアメリカもそのような事実はなかったと2003年9月には結論が出ている。

というか
そもそも大量兵器とやらが存在していたら侵攻していなかったと思うよ。
リビアがアメリカに攻撃されたのは核放棄して米国と不戦条約を結んだ後独裁は悪!と吹っ掛けてきたのだから。
そしてカダフィは殺されてしまった。



振り返ってみると実は自民党のイラク戦争支持の立場は僕の知る限り一貫している


小泉内閣総理大臣(当時)
は下記のように述べているし


 いかなる場合においても、武力行使を支持することは容易な決断ではありません。戦闘なしに大量破壊兵器が廃棄されることが最善の策であることは、言うまでもありません。しかし、それが不可能な状況のもとでは、我が国としては、国際社会の責任ある一員として、このたびの米国を初めとする国々による行動を支持することが我が国の国家利益にかなうとの結論に達しました。(拍手)

第156回国会 本会議 第16号(平成15年3月20日(木曜日))
第16号 平成15年3月20日(木曜日)


安倍内閣総理大臣(当時)はこのように述べている


 確実に保持をしていて、そしてそれを行使した、そういう中にあって、その大量破壊兵器を廃棄せよとの国連決議に対して、廃棄したことを彼らはとうとう証明しなかった、証明できたにもかかわらず証明しなかったわけであります。そうであるならば、持っているだろう、こう考えるのは、私は合理的ではないか、このように思うわけであります。

 何回も与えられたチャンスを彼らは生かさなかった中において、かつて行使をしたイラクの独裁者に大量破壊兵器を持たせるということは、国際社会において、この地域の平和と安定、またこの地域の人たちに大きな脅威になる、このように断じざるを得なかった、私はこのように考えているわけでございます。

第166回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第9号(平成19年5月14日(月曜日))
第9号 平成19年5月14日(月曜日)


今回の岸田総理大臣がイラク戦争は正義の戦争であり、妥当性が失われるものではないと発言してもそれは自民党の一貫とした姿勢であると考える。



早いものでイラク戦争から20年以上経過した


イラク戦争は誤りだった、その認識が世界の流れでありながら
日本では全く検証や反省されていない。
それどこか欧米の代理戦争の駒であるウクライナを支援し
ロシアには経済制裁している姿からは
アメリカ様の駒になりますよって意志しか伝わってこない。

明日のウクライナは日本になる、その恐怖しかありません。


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