税財源論を前提とした無慈悲な言葉だけがデタラメに溢れる今こそペルソナ4を遊ぶべき

最近はずっと2000円で購入したペルソナ4Gを遊んでいました。
なんとかトロコンしたいがりせのナビがキツ過ぎるぜ・・・

高齢者はジェノサイドするべきとか
税金は財源だとか
ロシアは二度と復活できないように叩き潰すべき!とか
やべー情報が垂れ流されるこういう時代だからこそ、何重にも真実を覆い隠す霧に立ち向かった闘ったペルソナ4の主人公チーム を強くリスペクトしたいと感じた。

前書きとしてペルソナ4の軽い説明を



ペルソナ4、ペルソナゴールデン
と言えばかなりのヒットタイトルであり
それなりにゲームをやっている人間ならばあらすじを説明できるゲームだが引用して示す、大枠ではこのような物語構造になっている。

本作は、田舎町に住む親戚の家に一時預けられることになった高校生の主人公が、町で起こる怪奇連続殺人事件の謎と、その裏に潜む異界の存在に仲間達と共に挑んでゆくジュブナイル伝奇RPGである。正体の分からない犯人の謎を追うミステリ要素と、異世界で繰り広げられるバトル、その合間の日常を通じて繰り広げられる青春群像劇という、3つの要素が並行しながら物語が展開する[4][5]。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%8A4

ペルソナ4のメインガジェットである特徴的なメガネについても説明しておこう。
ペルソナ4の戦闘の舞台である異世界において裸眼では充満する霧によって心身は疲弊し見通すこともできない。
このメガネは主人公たちが異世界を探索するのに必須であり霧を見通し心身の負担(長時間では頭痛や疲労感等、幼い子供の場合死亡もありえる)を軽減するのがこのメガネなのである。

公式サイトより引用


ペルソナ4は真実を追い求めるゲームである、ややネタバレになってしまうが真の黒幕、スキー場にいる神、黒幕、真犯人、誘拐犯、真犯人の模倣犯を撃破して初めて真実にたどり着ける。

ストーリーが仕掛ける誘導に対して思考停止して「見たいものを見たいように見、信じたいものを信じたいように信じる」に受け入れていった場合に待っているのはバッドエンド
しかしこれは私たちが生きる現実もさしてかわらない。

レンズがついた眼鏡で見通すとき

ペルソナ4のメガネに話を戻す
このメガネは異世界に溢れる霧を見通すためのガジェットである
メガネの性質上、確かに見通せはするがレンズの分だけ歪みが発生しているのは仕方ない事であり
メガネをかけてレンズ越しに見通すとき見やすくなっているが事実誤認のリスクも背負っている
だからこそ、最終局面で主人公はメガネを投げ捨てたのかもしれない。

さて、長くなってきたがタイトル回収の時間に移行する

僕の記事をわざわざ見ているような方ならば税金を政府支出の予算に繰り入れているなどという虚構は何らかのレンズ(それはMMTかもしれないし、三橋貴明氏や中野剛志氏の書籍かもしれない。あるいは別の何かかもしれない)で見破っているだろうと思っている。
そして大手新聞が国の借金が過去最大とか一斉に言っていたら
誰の負債かはっきり書けって突っ込んでいたりするでしょう。
それはいいことです

しかし、そのレンズは税財源論や緊縮財政という霧を見破れても
何らかの事実誤認をしている可能性も頭の隅においてほしいと思っている。

例えば財務省悪玉論とかね
いわゆる積極財政派の評論家とかも言ってますよね
財務省の連中に国民国家を豊かにするより増税して出世したいって願望はあると思いますが
それが今の緊縮財政の大黒柱ではないんですよ。

政治の意志とは何によって決定されているのか、ちょっと考えてほしい。

税財源論、財務省悪玉論に限らず一方的に投げつけられる『真実』を受け入れることこそ怖いものはない、それをペルソナ4は教えてくれるのである。


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