観光庁主体のワーケーション事業に、モデル企業として参加しています!【2回目】
こんにちは、広報の浜辺です。以前、ユビレジは観光庁が新しく始めた「新たな旅のスタイル」というワーケーション促進企画に、モデル企業として参加しているとご紹介しました。
このワーケーションは全3回の実施で、以前の記事は第1回目をまとめたものだったので、今回は昨年末に実施した第2回目の様子をご紹介したいと思います。場所は前回同様、兵庫県美方郡新温泉町(湯村温泉)。
ちなみに。今回モデル企業として参加する条件として「新温泉町(自治体)の抱える課題に対し、ユビレジ(モデル企業)なりの解決協力をする」というミッションがあります。
このミッションに対し1回目のワーケーションでは、町の現状を把握し課題を発見する事に注力したので、2回目の今回は、前回発見した地域課題に対する解決提案や協力を、積極的に行う事にしました。(もちろん、平日なのでユビレジ社員として通常業務は行いながら、です)
では、実際にどんな課題を見つけ、どういった提案や協力をしてきたのか?ご紹介したいと思います。
▶︎まず、新温泉町の現状確認
・自然に恵まれ、海産物・農産物・畜産物の生産高があるが、大規模に展開しているのは「畜産(但馬牛)」ぐらい。
・ 各事業者さんの高齢化やPR不足、小規模展開(兼業農家)で法人向けに大量生産ができなくて、ロットの確約ができない。
・農作物の収穫量に波があり供給バランスの波が激しく、収穫日の確約も難しいことから、大手スーパーなどとの取引は困難。
実際に現地に行けば分かるのですが、本当に自然豊かな温泉地で、美味しい特産品がたくさんあります。ただ観光地や特産物のPRが不足しているのが現状だそうです。
▶︎ユビレジが感じた課題と、それに対する解決提案
提案1、観光客みんなにやさしい、ユニバーサルマップの作成
感じた課題:町を観光して気づいたのは、階段が多いという事。新温泉町は高齢の観光客が多いので、階段が多いと中心地を回る際に苦労があるのではないか?
具体的な提案内容:高齢者に限らず、足の不自由な方も含め、ストレスなく温泉に入れる情報を町から発信してはどうか?
実際に協力した事:今後、現地の方々が主体となって実際に取り組めるための仕組みづくりとして、新温泉町のユニバーサルマップに近い情報(例えば身障者向けの設備が整っている温泉など)の収集を行なった。また、実際に車椅子の方でも入れる温泉などの視察と、発信の仕方についても支援した。
提案2、生産者の負荷を最小限にした、SNSの活用
感じた課題:生産者の方の高齢化が進んでいるので、ITを駆使した活動を自分たちで完結・持続するのは難しいのではないか?
具体的な提案内容:生産者の負荷を最小限に抑え持続可能な方法として、生産者=広報役(画像や動画を撮影)、地域おこし協力隊=IT支援&次の担い手の育成(画像加工&投稿)、道の駅=特産品の総代理店(ECサイトの運営)、という役割分担をしたスキームを提案。
実際に協力した事:生産者(御火浦の村おこしグループ)、道の駅の駅長、地域おこし協力隊に承諾を取り付け、SNSを活用した特産品のPRスキームを始動させた。また生産者の方々には、効果的な写真の撮り方などをレクチャーした。
▶︎今回の取り組みを通じて、参加者が感じた事
・実際に現地の方々が自走してもらうには、ただ提案するだけではダメで、次のステップを考えながらプロジェクトを牽引していく力が必要なので、主体性や責任感が育成できた。
・課題を自分ごととして捉えた結果、これまでの景色(いち観光客としてし見ていた景色)がまた違って見えた。 視野が広がるというのはこういうことか!と実感できた。
・価値観が違う人たちと活動の意図を共感し、協力を仰ぐことは大変難しい が、重要なことだと気づけた
・事象を掘り下げることの重要性を実感し、ヒアリング力が向上した
▶︎まとめ
現地の方々との交流は、仕事以外で課題発見から解決までの一連の流れを経験できる、大変貴重な場だと感じました。また一連の活動の中で、ユビレジの軸となる要素をいくつも体験できた事は本当に良かったなと思います。
(ユビレジの軸となるの大事な要素は↓コレです!)
それでは、最後までお読み頂きありがとうございました!
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