吸気口に換気扇を取り付けるにはどうしたらいいか? 【その1・給気口の解説編】
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前回のnote「家庭で簡易的な隔離室をつくれる換気扇とは? 」の続きです。
吸気口の役目はこのnote(24時間換気って?)で説明差し上げましたが、このnoteでは、給気口の形状や開け閉ての仕方などを説明します。
一般家庭のお部屋についている吸気口は、丸型とプッシュ式(角型)に分類できます。
吸気口は、多くのメーカー、多くの形状が存在しますが、〝丸型〟と〝プッシュ式(角型)〟に分類できます。
樹脂製がほとんどですが、金属製もあります。サイズは130センチ〜150センチ。B5サイズの大きなタイプもあります。設置場所は壁面がほとんですが、天井設置もあります。エアコンのそばに設置されていることが多いです。
最近は丸型が消えつつあり、新築で家が建てられると、ほとんどプッシュ式(角型)が採用されます。
丸型・給気口
中央のツマミを回転させることでルーバーが動き、こんな↓ふうに、吸気口の開閉を、開き具合を調整できます。
ルーバーにパッキンなどは無く、強い風が吹くと隙間風が入ってきたりします。また、古くなるとガタがでたり、地震、風などで動いてしまうことがあります。丸形にはフィルターがついていないものあります。無いと花粉や排気ガス、虫などが侵入する恐れありがあります。簡素な作りなので、その分、性能、コストともに低めです。
プッシュ式(角型)・吸気口
スクエア形状で、壁からの飛び出しも13ミリほどで、壁になじむスリムデザインです。開閉方法は内側の枠を押し込みます。↓をご覧ください。
メーカーによりますが、動画の通り、開閉幅を調整できます。季節の変化、風の強さで開き具合を調整すると良いのですが、それがプッシュ式(角型)なら簡単です。
気密対応の吸気口であれば、下記写真、黒い気密スポンジがあり、空気漏れしない作りになっています。(メーカーによりますが、内側の枠を外せます)
フィルターの脱着もメーカーにより様々なのですが、プッシュ式(角型)の方が簡単……が僕の印象です。↓の動画を参考にしてください。気密スポンジの様子もよくわかると思います。
プッシュ式(角型)と書いていますが、丸型のプッシュ式も存在します。
この給気口に換気扇を取り付けたいわけですが、当然のことながら、吸気口は換気扇が取り付けること想定して作られていません。
さて、どうしたものか。次回のnoteに続きます!