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文章を書くということ

フォロワーさんがこのnoteの文章を楽しみにしてくれているので、書いて欲しいことのリクエストを聞いてみました。
「文章を書く仕事」についてです。

私は副業がUberであり、本業は作家です。
読書が好きで小さい頃から本ばかり家で読んでいる変わった子供でした。
小学校1年生の時に、シンデレラを読んで衝撃を受けて、その物語をアレンジしてパロディー小説を大学ノートに書きました!
まだ文字を覚えたばかりの小学生が、いきなり長文の物語を書き始め、親はびびってました笑

私の両親は全く読書に興味がなかったのですが、祖父が大学の図書館長で、祖父母の家に行くと、本棚にずらりと本が並んでいて、その本のある部屋にひとりでこもるのが好きでした📚

そんな本好きで書くのが好きだった私は、心の中にずっと夢を抱いていて「いつか物語を書いて世に出したい」と思っていました。

大人になり会社に就職すると仕事が忙しく読書の時間さえままならない日々が続きました。
そんな時、目にしたのが村上春樹さんの「職業としての小説家」でした。

この本は村上春樹氏が「どうやって小説を書いてきたかを語った本」でした。大ファンですべての作品を読破している私にとってこの本は読みたくて仕方なくて夢中で読みました。
そこには、「誰のために書くのか、どのように書くのか、そして小説を書くための強い心とは」が書かれており、それはまるで自分へのメッセージのように受け取りました。

絶対に自分の本を出す。
この本を読んでそう心に決めました。

5年前に会社員を辞めてから、そのあとゆっくり体を休めて元気になると、どうしてもやっぱり自分の夢を叶えたいと思うようになりました。

そして小説家講座に通い、文章の書き方を学びました。それがまためちゃくちゃ面白くて!
ディズニー映画から学ぶハッピーエンドの物語の書き方。ラストにもっていくまでの物語の流れとか、基本的な書き方や、売れるストーリーの作り方などを教えてもらいました。実際に作家として本を書いている先生が講師でした。

テーマを決めて五千文字の短編物語を1週間以内に書く練習を何回もしました。先生に添削されて、もっといいものになるように指導を受ける、という繰り返しでした。
みんなが五千文字を書くのに苦戦している中、楽しくて夢中で書き終わってしまい、早くもっと書きたい!とウズウズワクワクして、私はその講座が終わらないうちに待ちきれず、自分の本をAmazonの電子書籍で出版してしまいました笑🤣

めちゃくちゃ短編小説でしたが、表紙も校正もすべて自分でして、アップロードと審査まで徹夜で大変でしたが、Amazonの画面に自分の作品が発売された時の喜びはもう✨✨感激でした!

そこからやり方を覚えたので、毎月短編小説を発売し、全部で10冊を超えました。
その中の一冊だけはまり、だんとつで売れたのが、Amazonで16位になったことがあり、15位が村上春樹氏の作品でした。
ほんの一瞬すれ違ったんです。その月だけ異常に売れてその順位になりました。村上春樹氏と同じ画面に自分の作品がいることに、奇跡だなと感激して震えました。

それからはぼちぼちとマイペースで本を出してきましたが、ここ最近は出版できていません。途中まで書いたものを整理して今年中には何冊か出したいと思います。

私の作品は、夫婦の問題や恋愛をテーマにした小説が多いです。本名で出版しているので、ここではあえて紹介することはしません。

「Mika」は配達員としてのニックネームです。
他にも本業があり、宣伝したくはないので、あえて隠しています。その本業を明かすことで、Mikaとして楽しめないんじゃないかと思うのです。友達になった人たちに自分の本を買ってとすすめるのが嫌なのです。

小説を書くときは急に、物語が降りてきます。
実は、配達中に降りてくることがあるので配達を楽しんでるのもあります。
配達をしているのは、自宅でずっと集中して仕事をしているので気分転換でもあり、アイデアやイメージが浮かびやすいのでやっています。
文章を書くのはやる気が湧かないとできないので、湧かない時期にUberしている感じですかね。

物を書くという仕事とUberの相性はとてもよくて、マイペースで自分の気持ちを大事にしながら、焦ることもせかされることもなく、湧いてくるままに、作品を作って出すという生き方が自分にあっています。
他にも仕事はやってますが、そのことはここでは書きません。とにかくすべてが自分の好きな仕事であり、夢であり、誇りに思っています。

私は子供の頃は家が貧乏で、どうしようもないくらい不幸な家庭で育ちました。
作家になる夢なんて親に語ることもできないまま、私はひとりその夢を諦めきれず、大人になって、会社を辞めて、たくさんの色んなことを乗り越えて、やりきって、、残りの人生は自分のために使おうと決めたのです。

家族のために生きてきた人生だった。もういいや!これからは自分のやりたいことをやる!そう決めて今、好きなことをして生きているのです。



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