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とある配達員のSNSに感じた矛盾


自分が悪く言われるのは嫌だ

けれど他人を悪く言うのは平気

誰だって多かれ少なかれそんなもんだとは思うんです。

だから仕方ないとは分かっているんです。


と、そんな前置きをした上でそれでも自分がどうしても矛盾を感じてしまったことをお話しさせて頂こうと思います。


数か月位前だったでしょうか?

とある配達員さんのSNSを何気なく目にしたんです、その方は具体的な記述は避けますがハンディキャップを抱えつつ配達員をされていると公表されている方でした。


で、その方が恐らくは同じ地域で稼働されている別の配達員さんの投稿にコメントをされていたのですが、

その投稿内容と言うのが

服装が少しだらしないかなり大柄な(直接的に言えば太っている)配達員さんを盗撮して晒上げてるものだったんですね。

それに乗っかって一緒になって陰口を叩いているような物でした。


そこに私は矛盾と言うかなんかこうやるせない物を感じたんですよね。

恐らくそのハンディキャップを抱えた配達員さんは、他人から奇異の目を向けられる事は恐らくこれまでにかなりあったと思うんですよ。

にも拘わらず、その方はその時他人に対して奇異の目を向けるばかりか一緒になって罵倒していたのです。

もちろんその方からすれば


「自分のような先天性のハンディキャップとは違う、件の配達員は服装と体型がだらしないからだ一緒にするな」


そんな風に反論をされる事だろうと思うのですが

別に犯罪を犯しているわけでも無いのに、勝手に写真撮られて晒上げられてる物を諫める訳でも無く一緒になって囃し立ててる姿には凄く嫌な物を見たように感じました。


その方は色々慈善活動もされているのですが、そういう一面を見てしまうと、そういう活動についても穿った見方をしてしまう自分が居ます。


もっとも一番悪いのはその盗撮写真をアップロードしてた配達員。

私は何かあればSNSで晒上げたがるような方を心底軽蔑しています。

問題があるとして証拠に写真を撮るまではまだしも、だったら運営に送って判断を仰げば良いだけの話でSNSに晒しあげる必要性も正義も全く無いんですから。

にも拘わらず自分が正義側かのような立ち位置で物申してるのが救いようが無いです。

もっともその手の人達にそれを言っても無駄なのも分かってます、オールひらがなの絵本ですらきっと数ページで挫折し最後まで読むことが出来ないであろう彼らにそんな事を言ったとしても、それはミジンコに六法全書を読み聞かせるに等しい位無駄な行為なのですから。

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吉田隆康
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