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デッキ紹介:白き森ブラマジの考察と解説【ミレニアム・カオス・マギア】


はじめまして、Uと申します。
初代の遊戯王が好きで、何とかして初代モチーフのカードが活躍出来るデッキが組めないかと日々ギミックの研究に勤しんでおります。

本日はこれまでのギミック研究の経過報告も兼ねて、現在構築を練っている「白き森ブラマジ」デッキの考察と解説をしていきたいと思います。



●デッキレシピ

デッキの解説は記事後半で行うとして、まずは現在のデッキレシピと展開例を載せておきます。

5/15時点
5/21時点
儀式の準備を追加

展開例①:千年原人(=ゴーレム)

コストが必要なため完全一枚初動ではないですが、「モンスターを1枚しか引けない確率」は1%しかないので実質一枚初動です。
究極竜魔導師、ディアベル、リトルナイトに加えて、超雷龍によるサーチ封じで制圧盤面を作ります。


展開例②:白き森のシルヴィ

シルヴィ1枚初動(+コスト)の場合、御影志士からゴーレムをサーチして展開していくため、御影志士から融合呪印生物のサーチが出来ず超雷龍が出せませんが、究極竜魔導師、ディアベル、リトルナイトを最終盤面とします。

要はレベル4が2体並べば御影志士に繋がるので、ルシア+トイボックスやクエム+ソウルズなどでもディアベル+超雷龍または究極竜の盤面が作れます。


展開例③:トイソルジャー+トイソルジャーまたはトイボックス

トイ1枚で初動にすることはできませんが、トイが2枚あれば初動になります。


展開例④:トイソルジャー+ソウルズ

展開ルートが複雑になりますが、超雷龍、究極竜、ディアベル、リトルナイトまでの展開をこちらも行うことが出来ます。


展開例⑤:モンスター+ソウルズ+リナルド

なんでも良いので、戦士族を2体並べることが出来れば超雷龍+ディアベル+わざわいなりの盤面形成が出来ます。
場に剛炎の剣士をリンク出来れば手札のリナルドがSS出来るようになり、事故札ではなくケア札として使えます。




●デッキのコンセプト

①究極竜魔導師を出してみたい

初代遊戯王の主人公「武藤遊戯」と、そのライバル「海馬瀬人」の関連モンスターが融合した激アツカードです。

・最大3回の効果無効破壊
・5000という高打点
・場を離れた場合も後続を呼べる

と、素材が重いため普通のデッキだと出しづらいものの、専用構築の切り札として考えれば申し分ない強さを持ちます。

今回はこの究極竜魔導師を出して使いたい!という思いからデッキの構築が始まりました。

②豪快に勝ちたい

このカードが使いたい、といった視点とは別に大好きな勝ち方があります。

「脳筋ワンパンゴリ押しフィニッシュ~殴れば勝ち~」

です。

これ

相手の制圧盤面に対し、理想展開とは別に「こいつで殴れば勝ち」みたいな脳筋単純カードが大好きなので、後攻においてはこの勝ち方が見込めるようなカードを採用できると嬉しい。
そういった意味で、ラーの翼神竜やアークリベリオンを「ゴリラカード枠」と勝手に呼んでいます。

③初期のカードが入ったデッキで勝ちたい

今回のデッキ構築に限らずですが、私には「遊戯王初期のカードをデッキに入れて勝ちたい」という野望があります。たとえば「ブラック・マジシャン」とかですね。

しかし「ブラック・マジシャン」デッキで今のカードプールで勝つためには

・メタ読みによるデッキ構築センス
・対戦相手に合わせた適切なプレイング
・主人公武藤遊戯さながらの運

これら全てを持ち合わせないといけません。

私は主人公では無いため、仮にどれだけプレイングがうまくても武藤遊戯にはなれません。

それでも私は「ブラック・マジシャン」を入れて、なおかつ勝てるデッキを組みたい。

そこで折衷案として

× ブラック・マジシャンがエースカードの「ブラマジデッキ」を作る

のではなく

〇 ブラック・マジシャンがデッキのギミックとして機能するデッキを作る

ことを意識しながらデッキの構築を行いました。

そのためブラマジ関連カードの採用枚数は少なくなっても、デッキに入れることでパワーが上がる「出張セット」としてのブラマジのあり方を模索し続けた形になります。


①マジシャンズ・ソウルズ

アドの化け物

コストで墓地肥やしをしながら自己SSできる効果と、魔法罠をドローに変換できる効果を持ちます。効果だけでなくレベル1の闇、攻守0の魔法使い族と、様々なカードのサポートを受けられるステータスも相まって優秀すぎるカードです。

②イリュージョン・オブ・カオス

ブラマジデッキの潤滑油

手札から見せるだけでブラマジ関連カードのサーチができ、サーチ後に手札を1枚デッキトップに戻します。引きたくないカードを引かなかったことにして、事故札をデッキに戻す活用もできます。

この「マジシャンズ・ソウルズ」と「イリュージョン・オブ・カオス」を今回のデッキにおける誘発貫通/ケア札、ひいては上振れカードとして、ブラマジの出張セットという扱いで採用しました。

またデッキの切り札である究極竜魔導師が先攻での制圧盤面で出したいカードであることから、後攻の捲り札となるカードに以下の2枚を採用しています。

③超魔導戦士-マスター・オブ・カオス

コストが重い②効果は白き森の展開力やリソース維持と相性バツグン

「究極竜魔導師」の融合素材である「青眼の究極竜」を素材代用するとした場合、同じ条件下で「超魔導戦士-マスター・オブ・カオス」が出せます。

これにより、先攻での制圧を目的にする場合は究極竜魔導師を出し、後攻での捲り札を必要とする場合はマスターオブカオスを出すといったような「状況に合わせたモンスターの出し分け」が同じ展開ルートから出来るようになります。

ともに「カオス儀式モンスター」を融合素材とする、現代遊戯王での青眼の切り札とブラマジの切り札


④サイコ・エンド・パニッシャー

パンプアップ出来て相手の発動した効果も受けずに除去も出来る立派なゴリラ

レベル4チューナーにブラマジを合わせることでシンクロできる、今回のゴリラカード枠です。

ブラマジ自体に特別な効果はなく、かといってパニッシャーをシンクロしてしまった時点で効果を受けないドデカモンスターになるため、相手はパニッシャーが出ることを察知してブラマジを除去しなければ負けに繋がります。

パニッシャーを後攻の捲り札として採用することで、対戦の中で「除去すべきはブラマジだった」「ブラマジがターニングポイントだった」という状況になり得るのはとってもオシャレだなと思ってます。



●ギミックの解説

究極竜魔導師を「出せたらいいな」ではなく「出す」目的でデッキを組むので、初動札となる組み合わせを増やしたり、1枚初動になるカードを採用し、デッキを回していくことで融合素材が自然と集まっていくような構築を目指しました。

今回は「赫の聖女カルテシア」の効果を使い、素材代用モンスターと「カオス」儀式モンスターで究極竜魔導師を融合召喚する動きが主な出力方法となります。

①白き森

今回はデッキの核として《白き森》を採用しています。

カードプールが増えるごとにバリューが上がっていくので、将来性も◎


・手札とフィールドの魔法罠をコストに展開をしていく
テーマの魔法罠をマジシャンズソウルズのドローコストにすることも出来る

・展開力が高く、★2の非チューナーと★4のチューナーで構成されるシンクロテーマである
→ドロドロゴンのシンクロや、ランク4御影志士から融合呪印生物のサーチが出来る

・展開に縛りがなく、光の魔法使いをサーチ、またはリクルートできる
カルテシアをサーチし、リンクやエクシーズで展開を伸ばしながら融合展開につなげられる

と、今回の「究極竜魔導師を出したい」という思いに対してあまりにも相性が良かったため採用しました。

加えて「リソースの維持に長ける」というのもポイントが高いです。

相手ターンに光属性の魔法使いチューナーが出れば手札に戻ってくる
テーマSモンスターをEXに戻して自己蘇生する効果をフリチェで使える光属性の魔法使いチューナー
シンクロチューナーをどこからでも出せる

おかげで「究極竜魔導師を出すのに全力を注いだ結果2ターン目以降の戦略がない」といった事態を防げるようになります。

②アステーリャを出すための「イゾルデギミック」

デッキの核が決まったものの、今の状態では「白き森のアステーリャ」への依存度が半端ないです。かといってアステーリャが通らなかった場合のプランを考えるよりも、アステーリャを通すための方法をデッキの構築でカバーする方がデッキとしての一貫性が出来、使いやすいデッキになると考えました。

そこで取った方法が「マストカウンターがどこにあるのか分かりづらくする」ということでした。

要は「アステーリャから展開を始める」のではなく、ソリティアを眺めていたら突然アステーリャが出てくる、といった構築を目指したわけです。

そうして今回選んだのは「聖騎士の追想 イゾルデ」を活用したイゾルデギミックでした。

イゾルデ展開からアステーリャを出すため、以下のカードを採用しています。

イゾルデ効果でデッキから墓地に落とします
イゾルデ効果でデッキから特殊召喚します
イゾルデとリナルドでリンク召喚します

イゾルデSS後、以下の手順でアステーリャを場に出力します。

①イゾルデ効果でストーンヘンジを墓地に落としつつリナルドをSS
②リナルドSS時効果でストーンヘンジを回収
③イゾルデとリナルドでスプライト・スプリンドをリンク召喚
④スプリンド効果でアステーリャを墓地に
⑤ストーンヘンジでアステーリャを蘇生

このギミックのポイントとして「アステーリャ自身の効果では蘇生していない」ため、その後の白き森の展開でアステーリャがもう一度墓地から蘇生できるようになっています。

③イゾルデギミックに繋がる「千年」モンスター

続いてはイゾルデギミックに繋がるカードとして採用した「千年」テーマの紹介です。

ライフ計算めんどくさそう

千年モンスターには以下の共通効果があります。
①手札から永続魔法として置く効果
②ライフを2000払うことでSSしつつ何かをサーチ

今回千年モンスターを採用した理由は
・召喚権を使わず、戦士族含めた3体のモンスターを用意出来る
・白き森の魔法罠コストを用意しながら展開できる

の2点となります。

初動が千年ゴーレム(+モンスターコスト)の場合
魔法罠3枚を場に作りつつ、モンスターが三体並ぶ
盾以外の2体で戦士族をリンク召喚すればイゾルデの準備が完了する!

これにより、千年ゴーレムor千年原人=コストに使える魔法罠を最大3枚用意しながら出てくるアステーリャ と言い換えられます(暴論)

また、遊戯王原作とも深く関わりのある「エクゾディア」の関連カードとして、ちょっとだけ原作ぽさも感じられる気もしないことも無いのかな…と思ってます。(千年原人や盾は原作の千年アイテムとは直接関係ないんですけどね)

※画像では千年の十字が手札にありますが、今回のデッキでは不採用としています。

・千年ギミックから白き森に繋げる際は千年の十字が無くても魔法罠コストが足りているため
・ライフを犠牲にすることでパニッシャーのパンプアップにつながるため、デッキ内でのメリットとして働くため

といった理由になります。

④《イゾルデギミックにつながる「千年モンスター」》につながる「御影志士」

千年モンスターがデッキの初動となったことで、その初動をサーチできるカードを入れてもう少し初動の安定感を上げたいと思いました。そこで考えたのは「御影志士」による千年ゴーレムのサーチです。

白き森の展開を伸ばすためには、そのコストとなる魔法罠を用意する必要があること、またアステーリャが出せるかどうかも大きく影響してきます。

「白き森」としては1枚初動にあたる「白き森のシルヴィ」ですが、自身に召喚権を使うとアステーリャまでは繋がりません。

そこでいいつたえからルシアをサーチし、レベル4を2体並べて御影志士を出せば、千年ゴーレムが持ってこれる=アステーリャが出せる!と考えたのです。

シルヴィ初動で白き森のシンクロを狙うのではなく…
一度御影志士からゴーレムを経由することでアステーリャを出しつつ魔法罠コストも用意出来る

こうして、白き森のシルヴィ=魔法罠コスト3枚を用意しながら出てくるアステーリャ と言い換えられます(暴論)。

⑤イゾルデギミックでサーチできる「カオス・ソルジャー」

究極竜魔導師を出すためには、イゾルデギミックに加えてカオス儀式を場か手札に用意しないといけない。そこでイゾルデギミックの展開途中にサーチ、もしくはリクルート出来るカオス儀式カードを検討し、以下のカードにたどり着きました。

「こいつ、イゾルデのリンク召喚時効果でサーチできるやん!!!!」

召喚も効果発動も出来ないサーチ

サーチしたカードに非常に重い制約がかかるため無視されがちな効果ですが、融合素材として使うだけなら使えますよね!と。

以下、参考にした先駆者様の記事になります↓


こうしてイゾルデギミックに持ち込みさえすれば、白き森の展開から究極竜魔導師の融合に必要な素材までも全て用意出来るようになりました。加えて、遊戯王の初期カードがデッキのギミックとして採用出来ました。素晴らしい。

同時に採用できる嬉しさ。

⑥誘発受けと妨害の貫通

デッキのコンセプトに対するギミックの選定が終わり、ある程度安定した初動札を用意出来ました。今回は初動となるルートをとにかく増やし、相手の誘発を貫通する手段として「トイ」と「ブラマジ」要素を出張セットとして採用する形にしています。

イゾルデにアクセスするために
・戦士族を2体用意する
→トイソルジャー2体でイゾルデに繋がる
→ソウルズが召喚権無しでトイボックスを割れる
→ソウルズ+通常召喚で剛炎の剣士をリンクすれば、手札のリナルドがSS出来るようになりイゾルデに繋がる
→千年の盾とソルジャーでイゾルデに繋がる

御影志士にアクセスするために
・レベル4を2体用意する
→ルシア+トイカードが初動になる
→トイタンク+トイソルジャーが初動になる
→クエム+ソウルズが初動になる(サクリファイスになることでカルテシアを蘇生できる)

といった感じで、1枚初動のカードが通らなかった場合や手札にない場合にも無理やりイゾルデ、御影志士のルートに持ち込み、デッキを回していくことが出来ます。

また、今回トイソルジャーを採用できたことで「イゾルデリンク召喚時によるサーチ」にも多様性が生まれます。

戦士族2体からイゾルデになった際、手札に魔法罠コストがない場合はアステーリャを出しても効果を起動できませんが、イゾルデSS時に「トイソルジャー」をサーチすることで効果発動や召喚は出来ないが、魔法罠としてセットすることができるため、魔法罠コストを一枚用意できるようになります。


●採用カードの解説

デッキの構築とギミックの解説についてはこれで以上となります。

ここからは、各カードごとのより細かい解説になります。

①メインモンスター

ブラック・マジシャン

イリュージョンオブカオスとマジシャンズソウルズのリクルートの選択肢を増やし、パニッシャーのシンクロ素材、もしくはマスターオブカオスの融合素材とする目的で採用しています。

基本的に素引きした場合は事故札になりうるのですが、デッキのギミックの中で「永続魔法として置くカード」が絶対に必要となるため、手札の中で腐ることは無いという意味でも良いデッキ構築になったと感じています。


マジシャンズ・ソウルズ

このデッキにおける上振れ要素と誘発ケア札の役割で採用しています。基本的にはイリュージョンオブカオスからのサーチをする前提で、枚数についてはそちらと合わせて何枚採用するかという視点で考えています。

白き森展開で余った魔法罠をドローに変えたり、自己SSしながらいいつたえの発動条件を満たす為にも使います。

基本的にはデッキからサーチする前提で使い、仮に素引きしてもデッキにもう1枚ある必要はなく、あくまで上振れ札のためソウルズ自体は1枚採用としました。


イリュージョン・オブ・カオス

究極竜魔導師の素材として「カオス」儀式は別で用意出来るので極論デッキから抜くことも可能ですが、今回は「デッキにおける上振れを作り、下振れを緩和する」潤滑油としての採用になります。上振れとして機能するように2枚以上引いてしまう確率を下げたかったため、2枚採用としました。


カオス・ソルジャー

今回のデッキ構築で最も気に入っているオサレカードです。召喚する予定もなく、効果を使うシーンもないため、実は他のカオスソルジャー儀式でも代用可能です。でも初期カードだから入れます。

最初はブラマジをうまいことデッキに入れる口実が作れたらいいなーくらいに思ってたのですが、まさかここでブラマジ以外の初期カードを、しかも遊戯が使ったカードを入れられるとは思わなかった。


白き森のアステーリャ

白き森のエンジンにして、今後様々なデッキへの出張も視野に入る優秀なモンスター。

・光属性、魔法使いのチューナーだったらなんでも持ってこられる
・サーチではなく、直接場に出せる

など、カードプールが増えていくほどにバリューが上がっていくようなカードです。

基本的に白き森においては3枚採用が前提のカードですが、

・デッキのコンセプトとして「手札から出さず、デッキから墓地に落として蘇生するルートで出した方が展開が伸びる」ため
・素引きした場合は普通の白き森ルートで展開できるため

これらの理由で今回は一枚採用としていますが、素引きした状態でデッキにもう1枚あることで選択肢は増えるため2枚採用でも良いとは思ってます。



白き森のリゼット

召喚権を使わずにSSしつつ、後続の白き森をサーチできます。初手で引いても強い上、今回の初動であるシルヴィに召喚権を残してサーチ出来るため、実質的な初動札にはなります。

ただシルヴィと違って「追加で魔法罠コストが一枚必要になる」点で複数採用は難しく、あくまで誘発ケア・貫通札として扱い、1枚採用としています。



白き森のシルヴィ

召喚権を使うものの、魔法罠サーチ、またその魔法でいいつたえをサーチすれば実質全ての白き森カードにアクセスできるため、今後の白き森の新規が追加される度に強くなる可能性があります。

このデッキの初動札であり、御影志士からイゾルデギミックを経由できます。召喚権を使いたいモンスターとして3枚採用しています。


白き森のルシア

場の白き森に反応してSSできるレベル4チューナーです。

魔法罠をドローに変える効果があるのですが、墓地からの蘇生効果を使った場合は効果が無効になるためドローできません。ただしコストは払えるので、魔法罠をコストで落とす効果をトリガーに墓地のアステーリャを起動させたりも出来ます。

基本的にはシルヴィ初動からサーチするカードであり、素引きした場合は誘発ケア札の扱いで1枚採用としています。


千年の宝を守りしゴーレム

このデッキにおける初動札であり、展開を伸ばすためのカードになります。
他の千年モンスターにも共通しますが、モンスターでありながらも白き森の魔法罠コストとしても扱える器用さが今回のデッキの安定感を大きく上げてくれています。

また、ライフを犠牲に召喚権を使わず展開するため、妨害を貰った場合もサイコエンドパニッシャーの火力をあげる要因として機能してくれます。

2枚引きした場合でも石版の神殿でコストにすれば良いため、3枚採用としました。


千年の眠りから覚めし原人

結果的にはゴーレムと同じ動きが出来るため、ゴーレムと原人で千年ギミックは6枚体制になります。

ゴーレムよりも素のステータスや破壊耐性など単体での性能がかなり高いため、普通にアタッカーとしてもやっていけます。

実は守備力がイリュージョンオブカオスと同じ2500のため、スモールワールドを採用する場合はゴーレム↔原人↔イリュージョンオブカオス と、千年ゴーレムや増殖するGの中継になれたりします。


千年王朝の盾

イゾルデの素材になる自己SS可能な戦士族モンスターです。サーチ先のゴーレムや原人を多く採用しているほか、盾単体で展開が伸びるわけではないため(サーチする前提のカードのため)1枚採用になります。

千年の十字を採用する場合は、素引きした場合は最初に展開し千年の十字を先にサーチしておくことで、後に出すゴーレムや原人のライフコストを踏み倒せるようになります。


焔聖騎士-リナルド

イゾルデ効果によりデッキからリクルートするモンスターです。デッキにいないとイゾルデの効果が使えないこと、素引きした場合は適当なモンスター2体で炎属性戦士リンクである「剛炎の剣士」にしておけば自己SS可能となり、そのままイゾルデにつながる誘発ケアとして機能するため2枚採用にしています。


赫の聖女カルテシア

アステーリャからリクルートしたり、ルシエラでサーチ可能な融合内蔵のレベル4チューナーとして採用しました。

展開の中でサーチ、またはリクルートして場に出す想定のため、一枚採用としています。


導きの聖女クエム

シルヴィ初動の場合、いいつたえ効果もルシアのSS効果も使っているため「ドロドロゴンを作りながらカルテシアを残す」ために必要なレベル4チューナーの供給役として採用しました。

イゾルデ展開からスプリンドをリンク召喚する際、御影志士とイゾルデを素材にしてリナルドを残し、アステーリャ蘇生→クエムSSした後にリナルドをリンク1に変換→クエム②効果でカルテシア蘇生と繋げることが出来ます。

こちらもサーチが前提となるため一枚採用にしています。


トイ・ソルジャー/ トイ・タンク

誘発の貫通札であり、デッキの上振れ要素として採用しました。
ソウルズもしくは白き森と合わせて引くことで初動になりますが、トイ2枚引きでも戦士族2体からイゾルデ、レベル4を2体から御影志士と、このデッキのメインギミックへアクセス出来る点を評価しています。

またギミック解説でも書いた通りですが、トイソルジャーは
・魔法罠としてセットできる
・その効果は発動しない効果である
・戦士族である
などの点からイゾルデ効果で魔法罠コストとしてサーチできるカードとしても扱うことが出来ます。

デッキ枚数を増やさず、明確な1枚初動を引く確率をあげた上で誘発貫通として使いたかったため、トイとしての強みを最低限担保できる最低枚数での採用になってます。
(トイを抜くと40枚デッキになります)


融合呪印生物-闇

御影志士からサーチすることで究極竜魔導師の素材になります。フィールド上で融合素材をリリースして融合モンスターを特殊召喚する効果を持ちますが、この効果で出せるモンスターを採用していないため、あくまでサーチできる素材代用としての採用です。ぶっちゃけ光でも地でもいいです。

②魔法・罠

白き森のいいつたえ

白き森モンスターをサーチできる魔法で、コストとして使う場合はこれ1枚で2回分のコストになります。マジシャンズソウルズがいる場合コストでドローしつつ発動条件も満たせるため相性が良いです。

素引き出来ると誘発ケアになりますが、2枚引きした時や魔法使いが場に出せない時事故札となるため、基本はシルヴィからサーチする想定で1枚採用にしました。


石版の神殿

手札のモンスターをコストにデッキから千年モンスターを永続魔法として置く効果を持ちます。千年モンスターは永続魔法から自己SSできるため、実質的に手札のモンスターがSS可能なモンスターに変換できるようになります。

また、手札ではなく墓地にいて欲しいカードを永続魔法として置くことで、その後の白き森展開でアステーリャの発動コストで墓地に落とすことも出来ます。

召喚可能なモンスターと永続魔法用のコストがあればこのフィールド魔法からもイゾルデギミックの起動ができます。ただしトイやソウルズといったケア札として強く出られるカードに枠を割きたかったため今回は1枚採用にしました。


ストーンヘンジ

イゾルデのコストで墓地に贈り、リナルドで回収する装備魔法です。蘇生するモンスターの効果が発動できない、素材にできない、除外される、などの制約が一切なく、墓地からリクルートしてそのまま展開を続行できるのが素晴らしいです。

素引きした場合はイゾルデを経由せずにスプリンドを出すことでアステーリャの出力はでき、2枚目を入れて引きやすくなる必要もそんなに無いため1枚採用としています。


白き森のわざわいなり

相手の増殖するGを受けた際に止まりどころとして考えられる手となります。シルヴィ初動であればドローさせずに妨害を1つ追加できます

2ターン目以降に展開がもつれた場合、リソース勝負となった時に真価を発揮するカードだと思っています。

素引きした場合の上振れカードとして一枚のみの採用としています。


③手札誘発・汎用札

基本的な手札誘発のため採用理由についての個別のコメントは特に無いですが、強いて言うならルシエラからのサーチが可能なエフェクトヴェーラーのみピン刺しになっています。

ダブった魔法罠は白き森のコストにしたり、ディアベルで再利用できたりする点から、採用優先度は

エフェクトヴェーラー < 無限泡影

としています。


④EXモンスター

究極竜魔導師

このデッキの切り札であり、デッキ構築のコンセプトそのものになります。

あのドラグーンのような耐性はないものの、5000というバカ火力と魔法・罠・モンスター効果をそれぞれ1回無効に出来る妨害効果、相手によって場から離れた時に後続でドデカモンスターを出せる豪快な効果を持ちます。


青眼の究極亜竜

究極竜魔導師の効果でエクストラから出すモンスターです。対象耐性かつ破壊耐性をもつカードで、4500というこれまた高打点なカード。究極竜魔導師を退けたあとはこいつもどかさないと行けないので、相手に与えるプレッシャーはかなり大きいと思います。


超魔導戦士-マスター・オブ・カオス

後攻で究極竜魔導師の代わりに出して対象を取らない除外効果で盤面を更地にします。

融合時に墓地の光か闇を蘇生できる効果があるので、カルテシア効果で相手ターンに融合すれば、墓地の白き森を蘇生して展開のトリガーにしたり、シルウィアを蘇生して裏守備にしたりなど応用を効かせた使い方も可能です。

手札消費が重く、デッキの枚数もこれ以上は増やしたくなかったため今回は採用していませんが、幻想の見習い魔導師がデッキにいる場合は
カルテシア+イリュージョンオブカオスの2枚から
・イリュージョンオブカオス効果で見習い魔導師サーチ
・見習い魔導師SSしてブラマジサーチ
・カルテシア召喚→手札のカオスとブラマジでマスターオブカオス
・マスターオブカオス効果でブラマジ蘇生

と、2枚初動+コストで4体のモンスターが並び、リンク2戦士を2体作ることで無理やりイゾルデ展開に持っていくことも出来たりします。


超雷龍-サンダー・ドラゴン

墓地肥やしのカードとしてスプリンドを採用したことで場に雷族のモンスターが余るようになったため、究極竜魔導師が出せない時や上振れ展開で出すモンスターになります。

現代遊戯王にて特殊召喚を封じられるのと同じくらいキツい「ドロー以外のデッキロック」はもしかすると究極竜魔導師出されるよりキツイ人がいるかもしれません。

個人的には出されるとウンザリする系のカードですが、あまりに相性が良かったので採用してやりました。


ドロドロゴン

素材代用モンスターでありながら、フィールドのみの融合効果も合わせ持つドラゴン族シンクロモンスター。シンクロから出せるというのが良くて、出すための縛りもなく、白き森の展開から出しやすいレベル6という点を高く評価しています。


白き森の魔性ルシエラ

アステーリャから最初に出すシンクロです。魔法罠をコストに魔法使いのサーチが可能で、コストをトリガーにアステーリャが戻ってくるので、そのままディアベルのシンクロへ繋げつつサーチしたカードからの展開を行います。

白き森チューナーがエクストラに戻してくれるので繰り返し使える点を踏まえ1枚採用です。


白き森の魔狼シルウィア

特殊召喚時に相手のみ皆既日蝕の書を受けるような効果を持ち、除去せず妨害します。
特殊召喚後の処理なので発動タイミングには注意が必要です。

ルシエラと同じ理由で1枚のカードを使いまわせるため1枚採用としています。


白き森の妖魔ディアベル

白き森テーマ内の着地先になります。墓地の魔法罠何でもリクルートは無限泡影や墓穴の指名者など汎用札の回収も可能であり、今後も様々な活用方法が考えられていくと思います。
魔法罠回収だけでなく、フリチェでシンクロチューナーをどこからでも出せる効果により実質的な妨害札として機能します。


サイコ・エンド・パニッシャー

ブラマジから出せるシンクロモンスターとして採用しました。今回デッキのギミックとして「ライフをコストに展開する」ため、展開が通ればそのまま勝ちに持っていき、無理そうだったらレベル4チューナー+ブラマジでこいつを出して勝つ、というプランに上手く繋げることが出来たらと思ってます。

白き森のレベル4チューナーがフリチェでシンクロをエクストラに戻しながら自己蘇生出来るのもあり、展開終えたところに二ビル出される→ディアベルエクストラに戻してルシア出す→ソウルズからブラマジ出す→パニッシャー出す→トークンと二ビル除外→ワンパン
みたいな後攻捲りも有り得るかなと考えています。なので後攻の場合はソウルズを展開の最後までケア札として残しておけるとベスト。


サクリファイス・アニマ

素材一体で出せる汎用リンクとして採用。先攻での最終盤面にレベル1が残らないことや、相手の除去に使えるシーンがあったりする点などからリンクリボーと比較して今回はこちらを使うことにしました。お好みの範囲だとは思います。


S:Pリトルナイト

こちらも汎用リンク2として誘発を受けた際の止まりどころにします。また「戦士族」なので、御影志士やアニマを素材にしながらリンク召喚して相手のカードを除去しつつ、イゾルデ展開に繋げるといった使い方も可能。ただしそのターン「直接攻撃」出来なくなるので注意(攻撃はできるので、①効果を使った場合もパニッシャーで攻撃表示モンスターに攻撃してのワンパンは可能)。


聖騎士の追想 イゾルデ

デッキにおけるメインギミック。魔法罠コストとなるトイソルジャーをサーチしたり、究極竜魔導師の素材となるカオスソルジャーをサーチしたりと、今回のデッキではイゾルデの①効果もうまく活用出来る構築のためアドの取り方がえぐい。


スプライト・スプリンド

イゾルデ経由で出し、アステーリャを墓地に落とすためのカード。また、その後の白き森展開でドロドロゴンと合わせて超雷龍になります。


剛炎の剣士

リンク2の戦士族枠で採用しています。リトルナイトを温存して展開途中で出したり、炎属性戦士族のため手札のリナルドが特殊召喚出来るようになったりします。

また、城之内の「炎の剣士」モチーフのカードなので入れたかったです。(めっちゃ大事)


御影志士

このデッキ唯一のエクシーズ枠です。サーチ先としては主に2種類で
・初動札である千年ゴーレム
・最終盤面につながる融合体の素材
このどちらかを状況に合わせてサーチします。



さいごに

ここまで読んで頂きありがとうございます!初めてのnote執筆で読みづらい箇所もあったかと思いますが、みなさんのデッキ構築に少しでも活かしていただける何かがあれば幸いです。

今後もなにか思いついたら追記、また新記事として投稿していこうと思うので、ぜひよろしくお願いします🙇‍♀️

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