100日後に引退するわさび(20日目)

大学生の頃、アトリエ劇研の近くに住んでいました。大学がすぐ近くだったんです。なので北大路通から見えるアトリエ劇研の看板はよく見ていたのですが、何らかのアトリエ(勝手に服飾系のアトリエだと想像していた)があるんだなと認識していた程度で、それがいわゆる小劇場というものだと知るのはだいぶ後になってからでした。

はじめてアトリエ劇研に足を踏み入れたのは、ニットキャップシアターの公演を観に行った時(7日目参照)。人生初観劇の『ヒラカタ・ノート』で演劇というものに触れてから、すこし興味を持ちつつも自ら情報収集して観劇するまでにはなっていませんでした。たまたま生活情報誌のイベント情報でニットキャップシアターの文字を見つけて、、、

あ、観たことのある劇団の公演があるんだ。
ちょっと観に行ってみたいかも。
どこでやってるんだろう。
アトリエ劇研?
あの看板の出ているところ、劇場だったんだ。

という感じ。

最初に足を踏み入れた時はそれくらい何も知らない状況だったのですが、その後いくつか観劇したり、自分自身も演劇ビギナーズユニットで演劇活動をスタートさせたり、そうしているうちに、「一度はアトリエ劇研の舞台に立ってみたい」というのがひとつの目標になっていました。その目標は、ワークショップ公演に参加することで意外とすんなりと達成できてしまうんですけどね。

下鴨車窓ワークショップ
『断章 煙の塔』
脚本・演出=田辺剛
2013年9月19日〜9月20日

浦賀わさびのツイッターのアイコンはこの時の写真をずっと使っています。

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引退まであと80日

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