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家族というチームを回すために我が家がしていること

我が家は息子と夫、私の3人家族。両家両親は遠方住まいでThe 核家族というやつです。息子は1歳児(とても可愛い)で戦力にならないため、収入の確保から家事育児、病気や怪我などのイレギュラーなトラブルまで、夫&私の二人のみで回す必要があります。正直けっこう大変。

少ない人数で多くの作業をこなすためには、環境構築やルール決めが極めて大事です。というわけで、我が家が「家族というチーム」を回すために、どんなツールを使っているのか、どんなルールを運用しているかなどをまとめてみました。ご参考になりそうならぜひ読んでみてください。

1 | 家庭内タスクを洗い出して、できる部分は外注する

 図にするとこんな感じ。まず灰色部分の要素を洗い出してから、「外注するかしないか」を相談のうえ決めていきます。この時に共通の判断軸・価値観のようなものをあらかじめ話し合っておくと、スムーズに決めることができます。

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■我が家の判断軸
・その時間働いた時の報酬が、外注する価格よりも高くなるか?
 →なるなら外注を検討
・マインドシェア(献立作成、洗濯物の取り込みのように、その作業をしていないときにも思考の片隅を奪われること)が大きい作業か?
 →大きいなら可能な限り外注
・好きな作業であるか?
 →好きなら自分でやる

例えば【洗濯たたみ】は洗濯代行サービスに依頼すればやってくれるのですが、この作業を私が割と好きなこと、洗濯代行に依頼する手間などを鑑みて、自分でやることにしました。反対に【洗う・干す】部分については、洗ったものをすぐに干すことが苦手なので、洗濯乾燥機を導入。乾燥機で使えない服は捨てました。

また、ここで残ったもの(図で言えば白い部分)については分担を決めず、おおよそお互い全てできるようにします。機械の使い方や、外注依頼の方法もお互いに覚えます。そんなに多くないので、覚えるのも楽です。

ちなみに育児でも同じようにやってみたのですが、びっくりするくらいアウトソーシングできませんでした。なので育休を二人とも取得して、二人いればなんとか回せるだろうという状態にしました。これは息子の成長を間近で見られるという嬉しみポイントもありました。(前の判断軸でいうと「好きなら自分でやる」みたいな部分ですね)

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2 | 情報を一元管理、片方が不在でも確認できる状態に

うちは受託事業みたいなものを夫婦で受けていたりもするので、契約関連・パスワード関連はほぼ全てフルオープンになっています。自然と情報もフルオープンになっているわけで、なら基本的に共有は自動化したいよね、ということで、いろんなツールを活用しています。

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ツールを活用すればするほど情報が散逸するので、これはslackのアプリケーション機能を使用して、できる限りSlackに集約できるようにしています。例えばGoogleカレンダーに登録してあるスケジュールを前日夜に投稿したり、タスク管理ツールで買い物リストを管理・slackで通知したり(後述)。

ここに書いてある以外にも、ピックアップしたいキーワードのニュースを自動投稿させたり、IFTTTZapier、slack botを使って作業を自動化したりもしていますが、ここはまだ道半ばで効率化しきれてない部分です。頑張るぞ〜。

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※仕事が終わって「お疲れ様」と言っても誰も答えてくれないと悲しいので、お疲れ様でしたと言ってくれるように設定したbot

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※毎朝7時に今日の予定を投稿。片方が入れた息子の予防接種スケジュールも投稿されるので、「伝え忘れていた」というような伝達ミスがない。

ちなみにお金についてはMoney Fowardで口座の中身をフルオープンにしている以外はノータッチです。何か買うときは一言伝えますが、それについて反対することはほぼありません(家の収納的な問題で意見することはある)。どっちが稼いだお金、とか、お小遣いみたいな感覚はあんまりないです。共有財産ですし。


3 | タスク管理ツールの導入

2の図にも出てきているのですが、我が家ではTodoistというタスク管理ツールを導入しています。買い物から住所変更、保育園のお迎えまで全てのタスクをここにぶち込んでいます。

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■Todoistが使いやすい理由
・Android端末上でウィジェットを表示できること
・カテゴリ分けができること
・担当者をアサインできること
・コメント追加できること
・縦スクロール形式であること→スマホで操作しやすい
・ワンタップでdone状態にできること→スマホで操作しやすい
・Slackと連携できる→チャンネルに新規や実施済みタスクを投稿できる
・Google homeと連携できる→「やることリストに追加しておいて」で追加

色々試してみたのですが、家庭内のタスクは基本的に「やった/やってない」の状態しかないので、Todoistが楽だねという結論に落ち着きました。逆に業務関連でタスク管理をするときは、状態が複数あることが多いため、Trelloを使用しています。

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※TodoistとslackをIFTTT経由で連携して自動投稿。リアルタイムで通知されるので、お互い出来そうなタスクは代わりにやる。

4 | 話し合うことを当たり前にする

これが一番大事かもしれませんが、数人で一つのことをやろうとすると、どうしても意見が噛み合わないことがあります。なので、意見を言うことを恐れない環境であることがとても大切だと思っています。

■我が家のルール
・不満があればその場で言うこと
・不満を言われたら解決のためにアクションを起こすこと

厳密な家事分担やお小遣いの取り決めがないぶん、上記のルールだけは徹底しています。不満を言われた時に「自分を否定された」と思わないことや、「怒っているからほとぼりが冷めるまで放っておこう」と放置しないことが、最終的にはお互いに快適な環境作りに寄与すると信じています。

以上、ご参考になるツール、ルールなどがあればぜひご家庭でも使ってみてください。ちなみに本文中の図の作成にはmiroというツールを使用しています。これもブレストや意見交換などのとき、めちゃくちゃに便利でおすすめです。ムラキでした。

いただいたサポートは息子のおやつ代になります。最近はズッキーニを焼いたものがマイブームみたいです。