かるたやろうよ!──ちはやふる上の句 感想

注:本記事は、pixivに投稿した記事を、note用に加筆修正したものです。

前置き

ちはやふる、原作が好きで、アニメも追いかけていました。
映画化がうれしくて、すぐに上の句を観ました!
すごく良かったので、感想を書き殴ります。
うろ覚えです。どこか間違っていると思います。
ネタバレを含みます。
当方は新派です。

*キャラクター

・綾瀬千早(広瀬すず)
最初、屋上のシーンで、千早って女子高生だったんだ……と改めてしみじみ……。
元気で、一生懸命で、原作の千早そのままみたいでした。
制服でダッシュし、ジャージで部活して、大会で袴着て……
こんな子いたら好きになってしまうわ……。
白目剝いて寝こける演技が素晴らしかった。
大会前日、電車の明かりに照らされながら素振りする後ろ姿、ポストカードにしたい美しさだった。

・真島太一(野村周平)
さわやかイケメン。
千早に対するとき、新に対するとき、原田先生のときでそれぞれ違う気持ちを抱えているのをちゃんと感じた……!
布団の中で坪田さんを呪ってるところがかわいい。

・綿谷新(真剣佑)
優しい福井弁でした。眼鏡素晴らしい(嗜好)。
とにかく後ろから抱きついて髪の毛をめちゃくちゃにかき乱したい衝動に襲われる。
おじいちゃんのシーンでマジックカップとかお薬カレンダーとかに目が行ってしまうのは職業病。

・西田優征(矢本悠馬)
めっちゃよく動く肉まんくん。かわいい。
テニス下手だけど掛け声は人一倍。
テニスに鞍替えしたあたりの気持ちは詳しく描かれない。
小学生3人の写真に何気に映り込んでいる。

・大江奏(上白石萌音)
体形がめっちゃかなちゃん(全力で誉めている)!!!
和歌への愛がほとばしっていてすっごく良い。大好き。かわいい。
和服似合うよ。
山頂での部長へのエールがありがたい。

・駒野勉(森永悠希)
鉄オタ要素が付加されていた。
原作より見た目細っこい感じでありながら、神経質そうな感じが出ていてよかった。
悔しがったりうれしがったりの演技が緻密。上の句で結構焦点を合わせてもらったキャラクターかと。
「真島と比べて劣っている」って暗い気持ちのくだりとか、机にしがみつく描写とかは無し。

・原田秀雄(國村準)
あああああああああ原田せんせーーーーーーー!!!
あの威厳、おおらかさ、先生感がパーフェクトでした……
神主姿が素敵。

・須藤暁人(清水尋也)
よくこんな須藤先輩を連れてきてくださった……!
須藤先輩が画面に映るたびに姿勢を正してしまった。
決勝での「死んでる……!」の顔が素敵。
しかし須藤先輩の彼女ってどんなんなんだろうか。

・木梨浩(坂口涼太郎)
ヒョロくん!!!
めっちゃヒョロくんでした!!
団体戦の時に一人で落ち着かない動きをしていた。
下の句で活躍できるといいね。

・宮内妙子(松田美由紀)
一目見て女帝……。
決勝戦を見に来てくださった時の、「何が何だかわからないけどかるたすごい」の感じ!
原田先生に背中をはたかれて、素で「痛った」って言う。
みんなとおいしいご飯を食べに行ったことでしょう。

・他
甘粕くんが下の句でどうなるのかが気になる。
決勝で名前呼ばれて、甘粕くんだけ小走りになってた。かわいい。

*シーン

最初の題字が出るまでに泣いていた。
「ちはやふる」が映画になった嬉しさがこみあげて……!
しかし題字のところはグラフィックも音楽も美しい。
旗に「クイーン戦」ってあって、その後「3年前」みたいに出るってことは、卒業後? なんだろうか?
原作でかかれないとこまで下の句でやるのかな。

@屋上にて
部長が千早ちゃん好きすぎてつらい。
ちはやの背後でドアが閉まった時に笑ってしまった。

@強化合宿
原宿タオルは売らないのかな?
ごはん作るのに役出たない千早かわいい。
机くんと肉まんくんが酢飯の用意しているのがツボ。
かなちゃんが石段ダッシュしてるの見て「うおおぉぉぉ!!」って走り出す肉まんくんと机くん!!
布団の恋バナいいよね……青春だよね……。かなちゃんの「うっかりハゲ……っ!」が秀逸。「胸がきゅーって」の千早が完全に恋に落ちてるのに、内容はやはりかるた。

須藤先輩登場時にビシッと座り直してしまった私……。

机くんがやる気になって、バケツ打ち鳴らしたあたりで感動したのに、アプリのくだりで本当にいい笑顔するからもう号泣した。

@分梅神社
「かけてから言いなさい」
滂沱。

@東京大会
北央の気合……! こわい! すごい!
追い込まれる机くんがつらい……。
決勝で、「もろともに」の後からは、瑞沢が一枚取るごとに控えめに手を合わせて号泣してしまった。「たごのうらの」も良いよね。

*その他

監督の小泉徳宏さん、「タイヨウのうた」の方なんですね。
昔YUIが好きで映画館まで見に行った覚えがあります。

音楽は横山克さん。
挿入の音楽もとてもよかったです。控えめで、場面が際立つ。
荒川アンダーのアニメの音楽の人でもあるらしい。

画面、スローモーションがうまく使われていて、自分の気持ちが置いてけぼりにならなくてよかったなと思います。
映画は待ってくれないから、場面の切り替えが忙しいとすぐに訳が分からなくなってしまう。

終わり方については賛否あるみたいですが、個人的には、「コミックスを二つに分けるなら、きっとそこで割れるだろうな」と思っていましたし、いずれにせよ下の句も観に行く予定なので、気になりませんでした。

とにかく、青春と、仲間と何かに熱中して上達していくこと、絆が深まることがきちんと描かれていたことと、この作品特有の、女の子とそれを追う二人の男の子、の図も、(今回は太一に焦点を当てながら)描かれていたと思うので、私は良かったなと思います。

下の句が大変楽しみです。


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