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【Celes推し活】推しイメージの香水を頼んだら本ができたレポ【香水届いた編】

今年6月、界隈を賑わせていたCeles推し活により、私も推しイメージ香水を手に入れました。そうしたら、推しの小説が生まれ、物理的な本が生まれた。なんで?
これはその記録です。

※二次創作の話題です。苦手な方はお気をつけください。

この形式の文章は、作者(@your_re)のツイッターの引用です。
※推しの名前は削ったり伏せたりしています

あらすじ

香水をオーダーするまでの記録はこちら。オーダー時の文章を、ほぼ全文公開しています。長文を反省している。

香りのこと:開ける前

推しが魔法使いなので、以下のような心配をしていた。結果、ほぼ全部の香りがした

謎の薬草と獣のにおいとかするのかなあ、お花のにおいがしたらどうしよう(どうしよう?)

瓶に記されていた、香水の名前の話。たいへんよかった。名前は内緒です。でも香りのことなど色々書いているので、調べればわかりそう。

瓶に香水の名前書いてあるんだけど、これ砂漠の魔法使いじゃん、うわうわ

このまま同人誌のタイトルにすればいいんじゃないか

開封前に瓶を嗅いでいる。香りに関する知識も語彙もないので、このような謎のイメージ世界が展開されていきます。

えーん!! 蓋のすきまからなんか……なんか……天蓋の奥みたいなにおいする(は?)

香りのこと:吹いた後

手首に吹こうとして前腕内側ぜんぶもっていかれた(下手くそ)

何回かやるうちにうまくなって、狙い通りに吹けるようになってきた。

初めて吹いた時の香りの印象

初めて香水を吹いた時、一人では不安だったため、フォロワーさんと通話させてもらいました。ありがとうございました。おしゃべりしている間はまだ正気を保てた。通話が終わったら「止めようにも止められない推しの香りにたった一人で向き合う」ことを強いられ、かなりハードだった。
それと、この時にフォロワーさんが重大な気づきを提供してくださったため、後に小説が生まれることとなりました。本当にありがとうございました。

・なんか甘い草みたいな……知らんにおいがする 魔法使いの部屋じゃん
・なに? このひっついた飴かなと思うと知らん草みたいなにおいするの何……
・甘いんだけど全然美味しそうじゃない 口に入れてはいけない味がする
・ひっついた飴みたいな感じから、ちょっと粉っぽくなってきたのですが、相変わらず「食べられない」感じは続いています 草っていうか……なんだ……獣……?(食べ物ではない甘い香りのバリエーションがない)
・あんまりスンスンしていると具合悪くなりそうなところ、魔法使いの部屋じゃん
・私の左前腕からずーーーーっと「あんまり長いこと入っていると危ない魔法使いの部屋(厚い天蓋のベッドが奥に見えている)」
・悔しいけどどちらかというと高貴な感じがします……
・! この「食べられなさそうな甘い匂い」、ろうそくに似ている……? なんなのこのずっと夜の中にいる男は こら

冒険①櫛に吹く→安眠

命を惜しむな、ここで畳み掛けておこ! と決断してドライヤー後に櫛に吹いて髪梳かしたんですが、違うわ! 違う匂いする! さっきまで私の腕からしてた匂いもしくはストールに染みちゃった匂いとは違うわ! やっぱひっついた飴みたいな匂いするわ! うわ……

昨晩は櫛に香水を吹いて髪を梳かして寝ました(中略)(安眠した)

櫛の香りはその後もしばらく残っていました。不思議なことにトップノートの香り、だったような。

冒険②風呂に吹く→一時的な動転

風呂にユ師香水を吹く前の私「命を惜しむな! 行け!」
香水を吹いた風呂に突入する私「え、待って、(香りがするが)私全裸……全裸なんですけど!?!?(動転)

これ(推し)のこと推しとか夢見てるとかじゃないから最初10秒くらい動転するくらいで済んだけど、ほんとに推しとか好きな人とかでやったら風呂たいへんだと思った(ぬるい同情の眼差し)

風呂に香水吹く遊び、トップノートが薄れてきたかなーくらいまでは追えた ちょっと換気してたからか、シャンプーしちゃったからか、それ以上の香りの変化は追えず でも同人誌のことを考えて過ごせてよかったです

ややこしいんですが、便宜上「推し」と呼んでいるけれども、素直に「推し」と呼んでいいのだろうかという思いがある(面倒なオタク)。

小説ができた

香水を開けたのが7月11日。先述の、開封時のフォロワーさんとの通話で重大な気づきをいただいています。ストーリーが生まれてしまい、7月13日には小説を書き始めている。

【香水進捗】詩擬きと短い小説が爆速でできていく 香水怖い 香水は人を作文鬼(さくぶんき)にする(食人鬼みたいに)

7月15日にプロトタイプが生まれました。自宅プリンターで普通のコピー用紙に刷ったもの。

香水開封から4日で小さい本(プロトタイプ)が爆誕してるのめちゃ面白いな

本文を書きながら、仕様の夢を見ている。ちゃんと全部叶えました

書くだけタダですわね 普通の紙の本とオールトレペの本をね……1ページずつがっちり組み合わせてね……それで完成です! にしたいんですわね……そんで香水吹く えへへ……しかしトレペ白印刷でA7サイズてお前……うーん……

そして同人誌についての気づきを得た。妄想と願望と信念で生まれる薄い本……。

読み返して心底びっくりしたことには、これほぼ全て私の妄想と願望と信念でできてるのな 同人誌ってそういうものかもしれないけど……だとしたら、他人が私の妄想と願望と信念の煮込みみたいなものを手に取って、読んで、まれに気に入ってくださったりするの、すごいことでは……?

なんで今頃そんなことを言うかというと、とうらぶでは「これは現実です」と心から思って書けるからなんだよな……うちの本丸は実在するから……。だから私が私のとうらぶ本を読むと「おいおい、私の信念じゃん」となる(妄想と願望パートはすべて「事実ですわ」で片付けられてしまい、意識に上らない)

お話は、7月17日に一通り書ききりました。

そしてまだ気づきがある香水。気づきのせいで本の分量が増えた。

ラストノートをすんすんしていて急に「夜明け!?」とわかってしまった トップノートの引っ付いた飴みたいなのが、夜半魔法使いの部屋の奥にある寝台の天蓋なら、ラストノートは重たく重なる布の隙間から差し込む夜明け前の曖昧な光と、浮かび上がる謎の煙、そしてその向こうにいる寝ぼけた推しじゃん

夜明けパート書き足しました(憤怒)

本になった

机上ですったもんだしながら、このような仕様の本を夢見ていました。

・クラフト用紙 カラー印刷(A7サイズ短辺綴じ):本文と写真を付ける
・トレペ用紙 ホワイト印刷(A7サイズ短辺綴じ):ポエムを付ける

しかし、こんな特殊紙・特殊インク・特殊サイズの三重苦、どうしたら……?
悩みながらあれこれ調べて、結局、「印刷屋さんにA4用紙に印刷してもらい、自分でカットして製本する(コピー本にする)」ことにした。本の仕様の詳細はこちらの記事にまとめました。

見つけてお世話になっている印刷屋さんは、テストプリントまでさせてくれるところで、ありがたく試させていただきました。写真画像がめっちゃ綺麗に出て嬉しい……。
今は最終的な入稿の準備として、データを修正したりインク色を再検討したりしています。

※推しすごろくの話は別途書く予定

まだまだ動揺させてくる香水。

昨日の推し香水:朝に首後ろに吹いて、ミドルノートあたりから気にならなくなり、忘れて過ごしていたが、昼食後に皿を洗っていると急に魔法使いの部屋のにおいがふわっと漂い出して焦った 食事で体温が上がったから……? そんな……

香水は人に火を付ける

香水には詳しくないながらも、何年も前に瓶が可愛いのが好きでいくつか買ったり、昨年ハマったジャンルのコラボ香水を買ったりはしていました。けれど、日々使いこなせているわけでも、香りに詳しいわけでもなかったわけです。そんな調子なので、まさか推しイメージ香水によって本を作ることになるとは思わなかった。香水は危ない。人生は楽しい。破廉恥な長文を読み解いて素敵な香水を選んでくださったCelesさん、本当にありがとうございました。

Celes推し活は常設サービスです! よろしければぜひ。


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