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B’z松本孝弘様への手紙~Part2~

拝啓 松本孝弘様

先日はpart1ということで、あなた様に私からの一方的なあなたへの想いを書き連ねたお手紙を送ってしまいました。
「そんな手紙あったっけ…?」
…お忘れでしたら下記から読んでみて下さい。
↓↓↓
https://note.com/u_tommy/n/n275fec54d03b

無事に「B'z SHOWCASE2020-5ERAS 8820 Day1~5」のCOMPLETE BOXの予約ができました。8月末の到着まで3ヶ月、首を長くして待ちたいと思います。
車でも再生できる様にあえてDVDにしました。あ、運転中は観ませんのでご安心ください。

さて前回はあなたとの出会いを書き連ねていきました。
今回は私なりの「ミュージシャン・松本孝弘」に関しての考察をまたまた一方的にしていきたいと思います。

デビュー時からB'zの活動をはじめとしたあなたの活動は認知しておりましたが、アルバムを通して聴く様なファンになったのは、25周年のLIVE-GYM「2013 ENDLESS SUMMER」に参戦してからでした。

たまたま仕事の外回り中に聴いていたラジオ番組でライブの先行予約をやってたので、「取れたらラッキー♪」ぐらいの気持ちで電話してみたら運良くチケット予約できました!会場は福岡ヤフオクドーム。

せっかく行くなら…ということで当時発売されたベストアルバムを買って聴き込み、特典で付いていたDVDのシングル全曲のMVを観て、LIVE-GYMで盛り上がって…すっかりのめり込んでしまいました。

それまでもファンになりそうなきっかけはいくつかあったんです。

古くはあなたが「Rock'n Roll Standard Club Band」名義でリリースしたアルバム「Rock'n Roll Standard Club」
この曲であなたがカバーした様々なハードロックの名曲と、その見事なカバーぶりに感動!
私のあなたへの認識は「すげえ上手いギタリスト」から「自分と同じ音楽が好きな尊敬するパイセン」へと変わりました。
少しおこがましいですが、同じギタリストとして大先輩ということで。

またドラマも主題歌もどっちも良い!ということで、
「今夜月の見える丘に」
「OCEAN」
「イチブトゼンブ」
をめちゃくちゃ聴き込んでいたこともありました。

あと20周年のタイミングでNHKで放送された特番
「NHKスペシャル メガヒットの秘密~20年目のB'z」
これはもう伝説の番組ですね!
当時録画したものをDVDにして保存しています。このブログを書く前にちょっと見よう…と思ったらまた全部見てしまいました。

前置きが長くなってしまいました。
そういうことで、B'zの熱心なファンになってからはまだ10年足らずですが、その間に曲を聴いたり、ライブを観たり、様々なインタビュー等を読んだりした中で私なりに
「Tak Matsumoto、あなたのここがすごいです!」
と私が思ったことを書いてみます。

あなたのことを語るとなると、すでにいろいろなことが語り尽くされていると思います。
使用しているギターであったり…。
特徴的なギターのトーンだったり、フレーズだったり…。

今回は私が伝えたいのは2つ

まずひとつ目はあなたが「緻密な戦略家」であるということです。

あなたのもともとのルーツであり、今でも好きな音楽はハードロックであると思います。私もそうです。

ただあなたは「知識や技術の裏付けが必要だ!」と思って、高校卒業後ジャズの専門学校に通ってみたりしています。
普通のロックギタリストであれば「俺の理想の音楽をつくる!」とばかり、最初から自分の好みの音楽をガンガンやるものですが、あなたはそこで自分を俯瞰的に見て、他との差別化といったことも考えていたんでしょうか。

そしてB'z結成後のしばらくは、ハードロック路線の曲ではなく、ダンスビートにのせたどちらかといえば、“軽快で大衆に受け入れられやすい曲”を中心にアルバムを作っていきます。
もちろん自分のギターも、ハードになりすぎない様に絶妙なバランスで曲に溶け込ませていました。

今回B'zの曲が全曲でサブスクで配信開始されたこともあり、初期のアルバムから順に聴いていきました。
アルバムのリリースが進むにつれて、少しずつ曲の中でのギターの比率や、ギターの歪み具合が大きくなっていき、いつの間にかハードなギターサウンドが中心のアルバムになっていきます。
この頃には普段ハードロックの様な激しい音楽を聴かない女性ファンも抵抗なく「ZERO」みたいなハードな曲を受け入れてしまいます。

またNHKの番組のインタビューではあなたはこんなことを言っていました。
「自由に音楽作りに没頭できる環境にお金をすごく使える様になったことはすごく大きい。」
「“売れてる”ことの強みだね。」

B'zを始めた時から、音楽業界で長く生き残り自分たちの好きな音楽を作るためには、圧倒的な結果(CD売上)をまず出すことが大事だ、とあなたは考えていたんでしょうね。

そしてもう30年間、ずっとトップを走り続けている…流石です!


さて今回伝えたいふたつ目のこと
「なかなか真似できないヒット曲アレンジ」
です。

これはB'zファンになる前から思っていたことなんですが、
「イントロのメロディー」と「サビのメロディー」が同じ曲が多いな、ということ。

たまたま今私が聴いているYouTubeMusicから
「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」
が流れていますが、この曲もそうです。

イントロからブラスかな?シンセかな?「愛のままに♪わがままに♪」の強烈なメロディーが流れます。そして稲葉さんの歌が始まりサビのメロディーを歌い上げると、再びまたサビのメロディーが楽器で…というパターンが他のバンドに比べて異常に多い!

シングルだと、
「BAD CMMUNICATION」「太陽のKomachiAngel」「Easy Come,Easy Go!」「LADY NAVIGATION」「BLOWIN'」前述の「愛のままに~」「Liar!Liar!」「juice」「ultra soul」「IT'S SHOWTIME!」「OCEAN」
がそういった曲ですし、

シングル以外でも
「RUN」「TIME」「もう一度キスしたかった」「Wonderful Opportunity」「恋じゃなくなる日」「孤独のRunaway」「Pleasure○○~人生の快楽~」

といった曲があります(もっとあるかもしれません)。

イントロからその曲のメインとなるサビのメロディーがガーンと出てきて、もちろんサビでは歌詞をのせて歌いサビの後には、ギター、ピアノ、シンセ、ブラス系、ストリングス…とその曲によって楽器は違いますが、またまたそのメロディーが出てくる。

これ、結構ありそうでないんですよね。
僕が思いつく限り…特にロック系の曲では。

サビのメロディーが、何度繰り返してもいい!繰り返されるほどいい!
というものでなければ、このアレンジだと途端にかっこ悪くなってしまうと思うんですよね。

「BAD CUMMUNICATION」私すごく好きなんですが、あの強烈な「チャーチャーチャラッチャッチャー♪」のフレーズ、しつこいくらい曲のなかで流れるんですが、繰り返されるほど私のテンションは上がっていきます!

また「Pleasure○○~人生の快楽~」(※○○は数字です。わかると思うけど)にいたっては、あなたのギターがイントロ~間奏とサビのメロディーを演奏し、サビを稲葉さんが感動的に歌い上げ終了!と思いきやまたまた同じメロディーがピアノで流れる、という豪華3本立て!

あなたがいかにすばらしいメロディーメイカーであるか、という証だと思います。

同じ様なアレンジで他のバンドで思いつく曲といえば…、
爆風スランプの「RUNNER」があるな~。
BOOWYの「MARIONETTE」は…イントロのギターとサビのメロディー、ちょっと似てるけど違うな…。
多分他にもあるとは思うんですけど、思いつきません。


さて好き勝手あなたのことを書き連ねて参りました。
「いや全然違うし!」といったこともあるでしょうが、こういうとらえ方をしているファンもいるんだな~、と寛大な心で受け止めていただけると幸いです。

前回に引き続き今回もまたまた長くなってしまいました。
せっかくサブスクで全曲解禁していただいたので、あまり聴きこんでいないアルバムも聴いていきたいと思います。
次の新曲を心待ちにしてこのあたりで筆を置きます。
                             敬具



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