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ストレスなし!モノが重ならない構造のポケット付き、外見はシンプルなリネンバッグ

外見はシンプルなデザインのリネンのバッグだけど、
中は立体的に物が配置できるポケットをつけて、
モノが迷子にならないバッグができた!

その制作過程の思考などを書きます。


シンプルなバッグは気軽で便利。
ちょいっと持って、さっと使える。
気楽に自転車のカゴにも放り込めるし、汚れてもすぐ洗えるし。
薄いからサコッシュのように斜めがけもできるから、クロスバイクにも乗れる。
ラフな雰囲気のデザインも好き。

でも、そういうシンプルなバッグって、中でモノが迷子になるんですよね。

シンプルなバッグは、モノが重なってごちゃごちゃ

毎回「アレどこだ」とガサゴソ

シンプルなバッグって、仕切りやポケットがないから、
モノが全てバッグの底に溜まってカオスに。
買い物のたびに、スマホや財布を探す。
鍵なんて小さいしホント出てこない。
目的のモノがなかなかみつからない!


柔らかいバッグは形が変わるからモノがシャッフルされ、定位置が作れない。
バッグの底でモノごちゃごちゃカオス。

目的のモノを探すために、バッグの中をかき回す。

さらにカオスになる。

カオスとおさらばしたいよ〜。


理想のバッグがない

カオスバッグは疲れる。
不毛の時間「モノ探し」はしたくない。

「カギどこ」「スマホどこ」「財布がない」

モノ探し、しないですむようにしたい。
スマートにパっと出し入れしたい。


じゃあどうする?

ポケット付きのバッグを探せばいいじゃない?…No…

もちろん、沢山の商品を散々、あれこれ、沢山、探したのですけど。
これ欲しい!というものになかなか出会えないのでした。

  • 外ポケットが多いもので好みのデザインに出会えない。

  • 荷物は軽いのが大好きな、UL(ウルトラライト)派の私は軽さを求める。ポケット多いを重くなりがち。

  • やたらポケット多くても「どのポケットに入ってるっけ?」とポケットめぐりをすることになる。同じデザインのポケットが左右対称についてたりするともうわからん。

  • 仕切りが多いと、いちどに見渡せないからあちこち探し回ることになる。


バッグ・イン・バッグを使えばいいじゃない?…No…

もちろん、バッグ・イン・バッグも複数試したのですけど。
柔らかバッグのシャッフル力をなめてはいけません。
柔らかバッグの中にバッグ・イン・バッグ入れると、ひっくり返るんです。
ひっくりかえり中身をぶちまけ、からっぽのバッグ・イン・バッグがカオスに拍車をかけるだけの物体に…


仕切り有り、アウトドア仕様、色々あるじゃない?…No…

ポケットいっぱいの、バックパックやお仕事やおでかけ用のシュっとした固めのバッグも別に持ってるのですけど。
今回はラフで気軽な薄いバッグが欲しい〜!という話に絞ってます。


モノが整然と配置されるシンプルバッグが欲しい

動線を考えたポケットで、モノに適切な定位置を

定位置があれば、サッと出る

バッグ内でモノを立体に配置できればいい。
いいかんじの内ポケットがあればいいんだ。
そうしたら、サッと目的のモノを取り出せるよね。

でも、ポケットが多ければいいというわけではない。

頻繁に使うモノは取り出しやすい位置に。
貴重品はファスナー付きポケットでポロリ防止。
ボトルなど縦長のものは横倒しにならないように。

モノをどう使うか、考えたポケットがいい。
家を作る場合で言うところの、動線というやつですね。
住み心地を左右する、生活の動き方に着目した間取りのことです。
効率よく、快適に、空間を利用できるようにすることですね。

いつでも効率よく、快適に、バッグという空間を利用したい。

リネンでできた、シンプルなデザインで、かわいいバッグ。
モノが迷子にならない、モノ探し無縁のバッグ。
ラフに使える、軽くて洗えるバッグ。
じゃまにならない、薄くて体に沿うバッグ。

定番の持ちモノに合わせて、ぴったりのバッグを

作る。


理想のバッグを作るぞ

基本のモノはこんな感じ

できてから撮影したから、バッグは完成品…時間の前後ゆるして

スマホ、鍵、財布。
ストール、ボトル、ポーチ、日傘。

今5月なのでこれから活躍する夏バージョンのモノたち。
(リネンストールは昨日作った。ポーチ、キーホルダーの極小ポーチも自作。)

さあ、作るぞ

型紙などない。レシピもない。
持ち物に合わせて、自分の身の丈に合わせて作るのだ。

モノに合わせてメッシュ生地でインナーポケットを作り…

入れたいモノのサイズに合わせ…
インナーポケットを作り…

リネン生地の外袋と合わせて縫う。
(夢中で作ってたから外袋制作の写真撮り忘れた)

裏の端の始末は…なんて言うのかな、先に中裏にしてからひっくり返して中表にして縫うから、裏も端が見えなくてきれいな方法で。
中面も美しくないとよね。


できました

魅力が伝わる写真は難しいなあ

できた!
かわいい!
理想がかたちになった!


構造の詳細

裏返して撮影

落としたくない&頻繁に使うスマホの場所

スマホは一番取り出しやすい位置に。
バッグの口に一番近く、ファスナー開けてすぐの場所。
うっかりポロリしないようにファスナーは必須。
ポケットの深さはスマホぴったりに。
スッと縦入れ。


落としたくない&あまり使わない鍵と財布の場所

スマホと同じファスナーポケットに鍵と財布も入れるけど、
仕切りをつけた。
スマホの出し入れの時は、スマホの幅だけファスナーを開けることで、
鍵と財布を落とす心配もない。
一番落としたくないモノだから、ファスナー開閉のたびに心配…は言い過ぎだけど、少し気遣いが必要だから。
ファスナーポケットの、仕切りの奥に鍵と財布。
鍵用の紐も設置。

このファスナーポケットの底が浅いことで、
バッグの上部空間が貴重品の定位置となる。
バッグの上のほうの空間が活用されるのはとても便利。
下のモノと干渉しないでバッグ内空間を存分に使える。


長モノが倒れないように

日傘とボトル。
横倒しにならないように、干渉しないように、大きいオープンポケットを2つ。
ここは細かく仕切りすぎないほうが使いやすい。
同じポケットに、ストールとポーチも。


メイン収納はA4入るサイズ

これらのモノは全部ポケットに入れて、定位置に納めて。
ポケット以外のメイン空間は、このくらいの荷物の場合は空っぽ想定。
薄い上着、出先で買ったモノ、A4紙類とかはメインに入れる想定。


薄い!

あれだけのモノ、入ってます

透かしてみたけど、中身わからないね。
でも上記のモノ、みんな入ってます。
全部入れてもこの薄さ。
荷物が少ないみたい。
体に沿うよ。ゴロゴロじゃまくさくない。


立体的に収まっている

正面からも透かしてみた

こんな感じで収まってます。
透かして撮影したけど、わかりにくいから色重ねてみました。

立体的に物が収まって、本当に使いやすい!


ポケットがメッシュで、全体がよくみえる

すぐみえ!よくみえ!

ポケットを白のメッシュで作ったので、どこに何があるかすぐわかります。
外布が白で明るいし。
迷子なし。


今後…

今度は他の色でも作ってみよう。

受注販売も、もしご要望があれば。

追記

詳細を知りたいという嬉しいコメントをいただきましたので、サイズを追記します。
バッグ全体
 縦36cm 横37cm
ファスナーポケット
 深さ15cm
 スマホ部分の幅10cm
 財布部分の幅20cm
2分割メッシュポケット
 幅18.5cmが2つ
持ち手の長さ
 バッグの口まで20cm
 底面まで56cm
身長158cmの私は、肩掛けできる、手で握って持っても床につかない、薄着なら斜め掛けもちょっとギリだけどできる長さです。
でもギリだからブラブラしないで自転車にも乗れるので私にはちょうど良いです。
持ち手の長さを調節できるように余りを作っています。
調節といっても、今の方法は解いて縫い直すのだけど…笑

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