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セラピスト(臨床家)である上での私の心構え


今回は私がセラピストである上で大切にしている心構えについてです。

まだまだ未熟者の私ですが、私なりに大切にしている気持ちの部分について自由に書かせていただきます。

興味のない方はスルーしてください(笑)

絶対におごらない


私たちセラピストは他人の生活をより良い方向に導くお仕事です。拡大解釈して言えば、私の施術で他人の人生を幸にも不幸にもできます。


私は新人時代、担当させていただいたおばあちゃんがどんどん歩けなくなっていくことを経験しました。

完全に私の力不足です。

しかし、明日はきます。明後日になればそのおばあ

ちゃんはまた私のリハビリを受けに来院されます。私のせいで歩けなくなっていく...


それに耐えられなくなり、先輩に私では無理ですと泣いて相談したことがあります。


すると先輩はこう言いました

「君はそう思っても、君のリハビリを受けたくて来ているかもしれない。だから今できる最大限を尽くしてリハビリするしかない。もしかしたらそれは話を聞いてあげることだけかもしれない。でもそれだけでも気持ちが元気になって帰ってくれるかもしれない。私たちは神ではない。だから今できる最大限を尽くすことしかない。」


私たちは神ではない、だから絶対におごらない


これが大切だと思います


医学のことなんてまだこれっぽちしか解明されていません。すべてが分かるとき、勉強が終わるときなんて一生来ないのです。
自分がいくらすごい技術をもっていたとしても100%自分の力だけで治したかどうかなんて分からない。もしかしたら患者様がすごかっただけかもしれない。だからおごらず学び続け、可能性を高めていくことしかない。


治療技術のことだけでなく、人としても周りの人の支えがあって自分がいる、周りの人に感謝の気持ちを忘れない。誰が私の知らないところで私を支えてくれているか分からない。だから誰のことも陥れずに皆に感謝する。

ある心理学の先生が仰っていました。

「人の気持ちなんて分かるはずがない。分かるはずがないのだから共感し寄り添い想い続

けることしかない」


まだまだ未熟者の私ですが、そんな私が現時点で、おそらくこの先も大切になっていくのであろうと思っていることです。

アウトプットすることで再度自分に言い聞かせる為に書かせていただきました。

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