【無料】2022年10月17日の米国株相場: 今週、強気転換か
開場の日は毎日お届けしている、米国相場解説。
今日もマーケットの動き、経済指標結果と重要動向、明日の予定についてお届けします。
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今週、フォロースルーデーが出るか
株式市場は寄り付きから強く、引けにかけてまでその強さを維持しました。
S&P500
+2.65%📈 50日平均出来高 +9%、前日比 -4.3%
前日比で出来高は減ったものの、値幅は縮小し、終値まで上昇を維持しているチャートの姿から、底固めの様相を見せています。
IBDは「早ければ今週中にもフォロースルーデー宣言が出る可能性を裏付ける心強いチャートである」と称しており、明日以降の展開に注目が集まります。
テクニカル的には21日移動平均線が上値抵抗線として大きな存在感を放っており、これまで何度もこの上値抵抗線を超えることができませんでした。
この水準を超えることができるか、注目です。
株式
S&P500は2.7%上昇した
ナスダック100は3.5%上昇
ダウ平均株価は1.9%上昇
Russell2000は3.1%上昇
通貨
ブルームバーグ・ドル・スポット・インデックスは0.7%の下落
ユーロは1.2%上昇し0.9837ドル
英ポンドは1.6%上昇の1.1352ドル
日本円は0.2%下落し、1ドル=149.04円となった
暗号通貨
ビットコインは1%上昇の19,527.35ドル
イーサは1.1%上昇の1325.63ドル
債券
10年物国債利回りは4.02%と小幅な変動に留まった
ドイツの10年債利回りは8ベーシスポイント低下して2.27%へ
英国の10年債利回りは36ベーシスポイント低下し3.98%に
コモディティ
ウェスト・テキサス・インターミディエイト原油は0.2%下落し、1バレル85.40ドル
金先物は0.3%上昇し、1オンス=1653.70ドル
今日の重要指数結果
10月 ニューヨーク連銀製造業景気指数 前回: -1.5 予想: -4.2 結果: -9.1
今日NY連銀が発表した製造業景況指数は市場予想を超えてマイナスとなりました。
この指数はNY連銀が管轄する地区にある製造業約200社を対象に、現況と半年後の景況感についてアンケート調査を実施して指数化したものです。分岐点はゼロで、プラスが好況、マイナスが不況と判断されます。
フィラデルフィア連銀製造業景況指数、ISM製造業景気指数の先行指標としても注目されています。
今回の発表を受けて、3ヶ月連続のマイナスとなり、株式市場にとってはBad news is Good newsの材料にも
明日の重要イベント
9月 鉱工業生産指数 前回: -0.2% 予想: 0.0%
9月 鉱工業生産 設備稼働率 前回: 80.0% 予想: 79.9%
10月 NAHB住宅市場指数 前回: 46 予想: 44
8月 対米証券投資 前回: 214億ドル
8月 対米証券投資 ネットTICフロー合計 前回: 1525億ドル
今日の注目決算発表
明日の注目決算発表
寄り付き前
ゴールドマンサックス(GS)
ジョンソン&ジョンソン(JNJ)
ロッキードマーチン(LMT)
引け後
Netflix(NFLX)
ユナイテッドエアラインズ(UAL)
引き続きコンテンツ強化を実施
今後3週間にS&P500を構成する企業のうち、約8割の決算発表を終えることになります。すべての企業を網羅することはできませんが、今期から注目企業の決算情報をTwitter速報していきます。
もし興味のある方はこの機会にTwitterのフォローをいただけると励みになります。
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米国株解説マガジン2022
マネーリテラシーを高めていきたいものの、株についてどのように学べばよいか分からない。そんな方に向けて日々の相場に関する情報をまとめてお届け…
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