【無料】2022年10月27日の米国株相場
開場の日は毎日お届けしている、米国相場解説。
今日もマーケットの動き、経済指標結果と重要動向、明日の予定についてお届けします。
◆◆◆
今日はこの話から…。
今日の経済指標結果
第3四半期 実質GDP 前回: -0.6% 予想: 2.3% 結果: 2.6%
第3四半期 個人消費 前回: 2.0% 予想: 0.8% 結果: 1.4%
第3四半期 GDPデフレータ 前回: 9.0% 予想: 5.3% 結果: 4.1%
第3四半期 PCEコアデフレータ 前回: 4.7% 予想: 4.5% 結果: 4.5%
9月 耐久財受注[前月比] 前回: -0.2% 予想: 0.6% 結果: 0.4%
9月 耐久財受注[コア・前月比] 前回: 0.3% 予想: 0.2% 結果: -0.5%
前週分(10/16-10/22) 新規失業保険申請件数[前週比] 前回: 21.4万件 予想: 22.9万件 結果: 21.4万件
前々週分(10/9-10/15) 失業保険継続受給者数[継続受給者] 前回: 138.5万件 予想: 138.2万件 結果: 143.8万件
2022年Q3の実質GDPは予想を上回り、2.6%となりました。
サービス支出が堅調に続き、コロナウイルス流行前の消費状況への回復が続いていることが示された他、設備投資も増加が続きました。また、貿易赤字の縮小も大きく影響を与えています。
一方で、住宅投資は26.4%減となり、GDP成長率を約1.4ポイント押し下げました。伸び続けているコアインフレの真因に関するBad NewsはGood Newsです。
また、Q3のPCEコアデフレーターは予想どおり4.5%となりました。インフレに対する懸念が再燃することなく、金利は低下を続けています。
その結果、株式主要指数は特にNASDAQがヤラれていますが、ダウについては堅調に推移をしている銘柄が多く、決算の結果に応じて、取捨選択を続けている様子が伺えます。
S&P500
-0.63% 📉 50日移動平均出来高 22%, 前日比 +3%
S&P500は50日移動平均線の上値抵抗に抗うことができない状態が続いています。
5分足で見た場合、以下のように寄り付きで強い動きを見せるものの、引けに向かってダラダラと下げていくベアトレンドらしい動き方を見せました。
IBDによればフォロースルーデー以降、上昇トレンドが見られていると言われていますが、実際にこの上昇がここで限界なのか、それとも上値抵抗を超えて200日移動平均線付近まで上昇を行うのか、注目が集まります。
その答えは明日のPCE結果で明らかになるのか、それとも来週のFOMC結果なのか、どちらかになることでしょう。
明日の重要イベント
9月 個人所得・支出[個人所得] 前回: 0.3% 予想: 0.3%
9月 個人所得・支出[個人支出] 前回: 0.4% 予想: 0.4%
9月 PCEデフレータ[前年比] 前回: 6.2% 予想: 6.3%
9月 PCEコアデフレータ[前月比] 前回: 0.6% 予想: 0.5%
9月 PCEコアデフレータ[前年比] 前回: 4.9% 予想: 5.2%
第3四半期雇用コスト指数 前回: 1.3% 予想: 1.2%
9月 中古住宅販売成約指数[前月比] 前回: -2.0% 予想: -5.3%
9月 中古住宅販売成約指数[前年比] 前回: -22.5% 予想: ---
10月 ミシガン大学消費者信頼感指数 前回: 59.8 予想: 59.7
明日は特にPCEの発表結果に注目です。
今日の決算とパフォーマンス結果
寄り付き前
CMCSA +1.49%📈
MRK +1.35%📈
MCD +3.31%📈
MO -1.92%📉
MA -0.04%📉
FIX +7.99%📈
引け後
明日の決算発表予定
寄り付き前:シェブロン(CVX)、チャーチ&ドワイト(CHD)、コルゲート(CL)、エクソンモービル(XOM)
ここから先は
米国株解説マガジン2022
マネーリテラシーを高めていきたいものの、株についてどのように学べばよいか分からない。そんな方に向けて日々の相場に関する情報をまとめてお届け…
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?