2022年9月20日の米国株相場
FOMCの発表を目前に、金利上昇🔼 → 株価下落🔽 と典型的な動きを見せて、主要な株価指数は下落しました。
今日のマーケットは以下のとおりです。
株式
S&P500は1.1%下落した
ナスダック100は0.9%の下落
ダウ平均株価は1%の下落
Russell2000は1.4%の下落
通貨
ユーロは0.5%下落の0.9978ドル
英ポンドは0.4%下落の1.1386ドル
日本円は0.3%下落し、1ドル=143.66円となった
債券
10年物国債利回りは7ベーシスポイント上昇し、3.56%になりました。
ドイツの10年債利回りは12ベーシスポイント上昇し1.93%へ
英国の10年債利回りは15ベーシスポイント上昇し3.29%へ
コモディティ
ウェスト・テキサス・インターミディエイト原油は1.5%下落し、1バレル84.45ドル
金先物は0.3%下落の1オンス=1673.80ドル
今日の重要指標
8月 住宅着工件数 前回: 144.6万件 予想: 145.5万件 結果: 157.5万件
8月 住宅建築許可件数 前回: 167.4万件 予想: 162.0万件 結果: 151.7万件
8月 住宅着工件数[前月比] 前回: -9.6% 予想: 0.8% 結果: 12.2%
8月 住宅建築許可件数[前月比] 前回: -1.3% 予想: -4.6% 結果: -10.0%
住宅着工件数は2021年3月以来最大の伸び幅を見せる一方で、建設許可件数は2020年4月以来の下げ幅になりました。
当たり前ながら、以下のグラフのとおり、住宅許可件数は着工件数に対して先行性があります。
米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)が15日公表した米国の住宅ローン金利は、30年固定型が週平均6.02%で、08年11月以来の高水準を記録し、年初の3%台に比べても約2倍の水準で推移しています。
その影響もあり、昨日発表された全米建設業協会(NAHB)による戸建て新築住宅販売のセンチメントを示す住宅市場指数も、好不況の節目となる50を下回りました。
許可件数の減少は需要の減退と住宅ローン金利の上昇を受け、建築業者が引き続き生産規模を縮小する可能性を示唆しています。
米国のCPIコアを上昇させている一番の要因は住宅関連にあり、今後も注目が集まります。
明日の重要イベント
前週分(9/10-9/16)MBA住宅ローン申請指数 前回: -1.2%
8月 中古住宅販売件数 前回: 481万件 予想: 465.0万件
8月 中古住宅販売件数[前月比] 前回: -5.9% 予想: -2.4%
前週分(9/10-9/16)原油在庫[前週比] 前回: 244.2万バレル
前週分(9/10-9/16)ガソリン在庫[前週比] 前回: -176.8万バレル
前週分(9/10-9/16)留出油在庫[前週比] 前回: 421.9万バレル
9月 FRB政策金利(下限) 前回: 2.25% 予想: 3.00%
9月 FRB政策金利(上限) 前回: 2.5% 予想: 3.25%
パウエルFRB議長記者会見
明日はFOMC結果発表&パウエル議長の記者会見
日本時間夜中になりますが、FOMCに関する情報はいつも通り、このマガジンでもお伝えしていきます。
🔽 前回、7月FOMCの考察について
🔽 8月、ジャクソンホールでの講演内容について
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米国株解説マガジン2022
マネーリテラシーを高めていきたいものの、株についてどのように学べばよいか分からない。そんな方に向けて日々の相場に関する情報をまとめてお届け…
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