2022年7月29日の米国株相場
月末かつ週末であった本日の相場結果は以下のとおりです。
株式
ニューヨーク時間午後4時現在、S&P500は1.4%上昇しました。
ナスダック100は1.8%上昇
ダウ平均株価は1%上昇
通貨
ユーロは0.2%上昇し1.0221ドル
英ポンドは1.2177ドルと小幅な変動に留まった
日本円は0.7%上昇し、1ドル=133.36円となりました
FOMCでハト派的な説明をパウエル議長は行い、景気後退懸念からFRBの利上げがこれ以上急速に加速させることは困難であることを織り込んだ形で、円高傾向も一気に進みました。
債券
10年物国債利回りは1ベーシスポイント低下し、2.66%になりました。
ドイツの10年債利回りは1ベーシスポイント低下し0.82%に
英国の10年債利回りは1.86%と小幅な変動にとどまった
コモディティ
ウェスト・テキサス・インターミディエイト原油は1.7%上昇し、1バレル98.10ドル
金先物は0.5%上昇し、1オンス=1778.90ドル
OEPC+の増産について悲観的な見方が増えており、原油先物は上昇しています。景気後退とも言われていますが、今回の景気後退は追いつかない供給に合わせる形で需要を冷やしている状況のため、現状の供給面が一気に冷え込むリスクは大きくないと思います。
一方で来週月曜日には製造業PMIなど重要な指標が発表されるため、注視した方がよいでしょう。
重要指標の結果
米)第2四半期 雇用コスト指数[前期比] 前回 1.4%, 予想 1.2%, 結果 1.3%
米)6月 個人所得[前月比] 前回 0.5%, 予想 0.5%, 結果 0.6%
米)6月 個人支出[前月比] 前回 0.2%, 予想 0.9%, 結果 1.1%
米)6月 PCEデフレータ[前年比] 前回 6.3%, 予想 6.7%, 結果 6.8%
米)6月 PCEコアデフレータ[前月比] 前回 0.3%, 予想 0.5%, 結果 0.6%
米)6月 PCEコアデフレータ[前年比] 前回 4.7%, 予想 4.7%, 結果 4.8%
米)シカゴ購買部協会景気指数 前回 56.0, 予想 55.2, 結果 52.1
米)ミシガン大消費者信頼感指数【確報値】 前回 51.1, 予想51.1, 結果 51.1
来週月曜日の重要指標
米)7月 製造業PMI 前回 52.3, 予想 None
米)6月 建設支出[前月比] 前回 -0.1%, 予想 -0.3%
米)7月 ISM製造業景気指数 前回 53.0, 予想 52.2
いまの市場は凄まじいほど楽観的で、投機的で危なすぎる状況かといえば、そうとも言い切れないかもしれないと、FOMC直後の相場振り返りで語りましたが、改めてこの相場の強さを感じさせられる状況です。
私の見解については改めて3月のFOMCから整理し、以下の記事で紹介しています。
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