2022年9月12日の米国株相場
明日、消費者物価指数の発表を目前に、NY連銀の期待インフレ率の低下したことを受けてインフレのピークアウトが近しい期待から株式市場は上昇を続けました。
S&P500は4日続伸し、2カ月ぶりの長い連騰となり、主要11業種すべてが上昇しました。
アップルは、予約データによるとiPhone 14 Pro Maxが最も売れたモデルとなり、型落ちの安価な旧バージョンのものを上回ったことから、時価総額最大銘柄の上昇に貢献しました。
今日のマーケットは以下の通りです。
株式
S&P500は1.1%上昇
ナスダック100は1.2%の上昇
ダウ平均株価は0.7%上昇
Russell2000は1.2%上昇
通貨
ユーロは0.7%上昇し、1.0115ドルとなった
英ポンドは0.8%上昇の1.1677ドルとなった
日本円は0.3%下落し、1ドル=142.84円となった
債券
10年物国債利回りは4ベーシスポイント上昇し、3.35%になりました。
ドイツの10年債利回りは4ベーシスポイント低下し1.65%へ
英国の10年債利回りは1ベーシスポイント低下し3.08%へ
コモディティ
ウェスト・テキサス・インターミディエイト原油は1.3%上昇し、1バレル87.88ドル
金先物は0.4%上昇し、1オンス=1736.10ドル
今日の重要指標
8月 NY連銀3年インフレ期待値 前回: 3.2% 予想: 2.8% 結果: 2.8%
明日の重要イベント
8月 消費者物価指数(CPI)[前月比] 前回: 0.0% 予想: -0.1%
8月 消費者物価指数(食品・エネルギー除くコアCPI)[前月比] 前回: 0.3% 予想: 0.2%
8月 消費者物価指数(CPI)[前年比] 前回: 8.5% 予想: 8.1%
8月 消費者物価指数(食品・エネルギー除くコアCPI)[前年比] 前回: 5.9% 予想: 6.1%
8月 月次財政収支 前回: -2111.0億ドル 予想: ー
明日のCPI発表について、全体は低下するものの、コアは上昇することが市場では予想されています。
政策金利との乖離はいまだに大きく、今月のFOMCでは75bpsの利上げが確実視される中で、足元の景気の強さと株式市場の楽観的な態度からFRBがさらに利上げを踏み込む余地を広げています。
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