【無料】2022年11月18日の米国株相場
開場の日は毎日お届けしている、米国相場解説。
今日もマーケットの動き、経済指標結果と重要動向、翌日の予定についてお届けします。
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株価主要指数はどれも控えめなプラスで今週の相場を終えました。
S&P500
+0.48%📈 50日移動平均: -17%, 前日出来高比: 2%
昨日よりも出来高は若干増えたものの、薄商いが続きました。引き続き200日移動平均線と、21日移動平均線内でさまよっている状況です。
週の下げ幅としては-0.7%でとどまり、ひと息ついたように見えます。ここから200日移動平均線を超えていくか注目です。
NASDAQ
+0.01%📈 50日移動平均出来高比: -17%, 前日出来高比: -6%
NASDAQについても同様に薄商いが目立ちましたが、50日移動平均線よりも上で今週の相場を終えることが出来ました。
週パフォーマンスは -1.6%で、Dow(0.0%)、S&P500(-0.7%)と比べるとやはりパフォーマンスが悪いですが、週足ではなんとか踏みとどまっている様子が伺えます。
今日の経済指標結果
10月 中古住宅販売件数 前回: 471万件 予想: 436万件 結果: 443万件
10月 中古住宅販売件数[前月比] 前回: -1.5% 予想: -7.3% 結果: -5.9%
全米リアルター協会(NAR)が発表する中古住宅販売件数は、前月比-5.9%の443万件となり、9ヶ月連続の減少となりました。
2020年コロナショックによる急落を除けば、10年10ヶ月ぶりの低水準になっています。需要が弱回っているにも関わらず、住宅金利・価格は高まりしており、多くの米国民にとって住宅は手が届かない代物になっています。
その背景にあるものは、住宅供給であり、依然として逼迫している状況が住宅価格上昇の鈍化を抑えています。
実際10月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は3.3ヶ月であり、前年同月では2.4ヶ月だったので、少し伸びてはいるものの、通常時の需給バランスは 4〜7ヶ月とされているため、依然として需給バランスでいえば、需要が強い状態が続いていることが分かります。
ケースシラー住宅価格は減少を続けていますが、本来はもっと下がるものと考えられます。
10月 景気先行指数 前回: -0.4% 予想: -0.4% 結果: -0.8%
景気先行指数は8ヶ月連続の低下となりました。住宅市場の悪化、根強いインフレ、FRBの積極的な利上げ行動によって、景気後退を懸念する声は依然として上がっています。
来週はFOMC議事録公開
来週木曜日は11月FOMCの議事録が公開されます。11月FOMC以降、長期債の名目金利についてはダブルトップをつけてから、下落をしていますが、議事録公開前後にどのような動きを見せるのか注目です。
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米国株解説マガジン2022
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