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【無料】2022年10月24日の米国株相場

開場の日は毎日お届けしている、米国相場解説。
今日もマーケットの動き、経済指標結果と重要動向、明日の予定についてお届けします。

◆◆◆

S&P500、Dowがフォロースルーデーを迎えた金曜日から翌営業日となった今日も主要株価指数は上昇を続けました。

いまだにフォロースルーデーを迎えていないNASDAQについては、GAFAMの決算を今週控える中、S&P500と比べると動きは小さいものの、出来高は順調に増えている様子が伺えました。

S&P500

+1.2%📈 50日平均出来高 +6%, 前営業日比 -14% 

S&P500は開場直後の高値を下値抵抗として堅調に右肩上がりのチャートを形成しました。

上値抵抗としては50日移動平均線があるものの、直近のダウントレンドを抜けて強い上昇トレンドを形成する兆しがあり、順調な動きを見せています。

しかし、Morgan Stanleyのストラテジストは「変わらないと思うが、市場の全体像としては大きな新しい強気相場のはじまりというよりも、弱気相場のラリーを依然として見ている」と話しており、全く新しい相場展開のはじまりを告げるものではないと見ています。

事実、過去1ヶ月のパフォーマンスで考えてみれば、市場の牽引役は依然としてオイルを中心としたエネルギー銘柄であり、今週末の決算発表に期待が集まっています。

直近1ヶ月間のパフォーマンス

しかし、今日の相場ではヘルスケアや消費財といったディフェンシブ銘柄も上昇の兆しは出ており、エネルギー銘柄の次にはパフォーマンス向上の傾向が見えています。

株価は金利7割、業績3割と言われます。

FRBの利上げピークが近づいており、11月の利上げ水準も確定しているため、今後の株価上昇要因としては決算がより重要視されます。

だからこそ、いま発表されている決算が、今年最も大切だと考えられます。

今日1日のパフォーマンス

今日の重要指標結果

特に注目度の高い重要指標の発表は予定されていません

明日の重要指標結果

8月 S&Pケースシラー住宅価格 前回: 16.1% 予想: 14.0%
8月 住宅価格指標 前回: -0.6% 予想: -0.7%
10月 コンファレンスボード消費者信頼感指数 前回: 108 予想: 105.8
10月 リッチモンド連銀製造業指数 前回: 0.0 予想: -5.0

今日の決算速報

明日の代表決算予定

明日はGAFAM前半と、グローバル製造業関連の決算が予定されています。

<寄付き前>

3M(MMM), バイオジェン(BIIB), コカコーラ(KO), ゼネラルエレクトリック(GE), ゼネラルモーターズ(GM), キンバークラーク(KMB), UPS(UPS)

<引け後>

アルファベット(GOOG), エンフェーズ(ENPH), マイクロソフト(MSFT), ビザ(V) 

しかし今週はさらに重い

中国共産党大会に対する反応

習近平国家主席の異例となる3期目が決まった他、様々な見せしめとも呼べるような人事・ハプニングが重なった今回の党会議を終え、明けた今日、香港ハンセン指数は-6.4%の下落となりました。

米国株の話題とは少し外れますが、こうした政治的イベントに対する市場の反応を見ておくことも、市場の動きを理解する上で重要だと思いますので載せておきます。

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