【冒頭無料】2022年11月4日の米国株相場:雇用統計発表
開場の日は毎日お届けしている、米国相場解説。
今日もマーケットの動き、経済指標結果と重要動向、翌日の予定についてお届けします。
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次、次、次。飢える市場。
WSJ誌は「何とも言えない結果」と表現した今回の雇用統計を踏まえ、引締めがいつ頃ピークを迎えることができるのか、来週発表予定のCPIを待つ形になりました。
債券市場は短期金利が若干下げに転じ、長期債は上昇して終えました。
今日の株式主要指数はどれもプラスとなりました。
S&P500
+1.36%📈 50日移動平均出来高: +16%, 前日比出来高: +6%
紆余曲折を経て、結果的に21日移動平均線上で、今日のセッションを終了しました。このトレンドラインを底固めする動きとなるかどうかは、来週の動き次第になりそうです。
大型ハイテク株は今週もとにかくヤラれました。
NSDAQ
+1.28%📈 50日移動平均出来高: +15%, 前日比出来高: +7%
大型新興株が集中するNASDAQについては若干上げたものの、まだまだ上昇機運の高まりを感じられない状況が続いています。
このnoteでも何度か紹介していますが、長期金利の上昇は、特に長期タームの利益を重視する新興株にとって重荷となります。10月につけた最高値を更新することになるのか、注目です。
今日の重要指標結果
10月 雇用統計(非農業部門雇用者数) 前回: 26.3万人 予想: 20.1万人 結果: 26.1万人
10月 雇用統計(失業率) 前回: 3.5% 予想: 3.6% 結果: 3.7%
10月 雇用統計(平均時給(前月比)) 前回: 0.3% 予想: 0.4% 結果: 0.4%
10月 雇用統計(平均時給(前年比)) 前回: 5.0% 予想: 4.7% 結果: 4.7%
雇用者数、失業率がともに市場予想を上回る結果となりました。後ほど、購読者向けに詳細の内容を確認していきたいと思います。
今日の決算結果
-27.8%📉
+6.1%📈
-1.3%📉
月曜日の決算予定
寄付き前:BNTX(バイオンテック), BRK(バークシャー・ハサウェイ)
引け後:LYFT(リフト), FANG(ダイアモンドバックエナジー)
後半の有料解説
後半は久しぶりに有料解説となります。
①決算発表の結果について
今週までにS&P500採用企業のうち、およそ85%が決算を終えました。まだいくつかの企業は発表を控えていますが、概ね発表を終えています。
②雇用統計について
毎回行っている雇用統計の確認を行います。
③FRB高官の発言について
先日のFOMCを終えて、FRBの高官も発言が許されることになりましたので、それぞれの発言を追っていきます。
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