「人となり」2023.4.20の日記
・すれ違うとき特有の相手の動きを読み合うフェーズ、あれが本当に苦手。
・特に相手が歩行者ならミスってもややウケで済むけれど、自転車や車だと洒落にならない。命懸けで相手の動きを読んでいる。
・どっちに避けるか、そもそも動かないべきかのインスタントなあっち向いてホイを迫られている様なもので、最適解が導ける物ではない。それはもう唐突に始まる決闘の様なもので、日常にあるまじき緊張感のなか対向者と対決することになる。
・今回の僕は横断歩道を渡る歩行者で、対向者は自転車だった。取り敢えず静止して様子を見る。
・自転車側は僕が歩き続けると判断したのか、此方に真っ直ぐ来ていた。このままだと衝突する。いや、でもここで下手に方針を切り替えたり妙な素振りを見せる方が危険なのでは?という気持ちを大切にして静止を維持。
・結果、ギリギリで自転車に避けてもらえた。妙な素振りを見せなくて良かった。横断歩道を渡っている自分の方が倫理的な優位性がある、という最悪な思考が冷静さの維持にひと役買っていた。
・ただ、このシチュエーションで事故発生後の立ち回りまで意識を巡らせてしまったことに、何となく後ろめたさを感じた。人となりが出てしまった様な......。