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墓地BF 【S環境デッキ紹介】

 こんにちは。
 前回の「ジェネクス帝」のデッキ紹介記事が思っていたよりも多くの人に見て頂けて喜んでいるU_SaNです。みなさんありがとうございます。
 前回に引き続き、S環境というオリジナルレギュレーションのデッキ紹介をします。今回は、「墓地BF」デッキの紹介です。

墓地BFとは

 デッキ紹介の前に、「墓地BF」というデッキジャンルについてザックリと紹介します。
 「墓地BF」は、墓地リソースを活用する「BF ブラックフェザー」デッキタイプの一つです。《BF-大旆のヴァーユ》の効果で、墓地の「BF」モンスターと一緒に除外することでその合計のレベルの「BF」シンクロモンスターを特殊召喚できます。
 シンクロ召喚扱いではないので、「疑似シンクロ」なんて呼んでいた気がします。(皆さんはどうでしたか?)
 と言っても、この時代の「BF」シンクロモンスターは星6《BF-アームズ・ウィング》、星7《BF-アーマード・ウィング》、星8《BF-孤高のシルバー・ウィンド》しかいないので、《BF-大旆のヴァーユ》の相方は必然的に星5~7の「BF」モンスターに限定されます。
 「疑似シンクロ」で特殊召喚したモンスターは蘇生制限がかかってしまうのが難点ですが、《BF-大旆のヴァーユ》の効果の対象にできるので、破壊された後にもう一つレベルの高いシンクロモンスターに進化できます。
 こんな感じで墓地をリソースとして戦う「BF」デッキなので「墓地BF」と呼ばれているわけですね。

 正直、《BF-月影のカルート》も《ゴッドバードアタック》も3枚ずつ使用できるS環境では、「旋風BF」のほうが戦いやすいデッキだと思いますが、「墓地BF」にはまた違った良さがあるので、楽しんでいただけたら幸いです。

デッキレシピ

 まずはデッキレシピを見ていただきましょう。 

 サイドデッキの《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》2枚採用は大好きカードなので許してください。サイドデッキから《サイバー・ドラゴンを》投入して「カラクリ」や「ガジェット」を吸収するために採用しています。
 このデッキの主なギミックとして、《BF-大旆のヴァーユ》と《BF-暁のシロッコ》を墓地に置くところから話が始まるので、それらを墓地に落とすためのカードと、墓地で効果を発動できるモンスターを採用しています。
 個人的には「墓地BF」は数ターンの準備ののち、一気にライフカットを行えるのが強みだと思っているので、伏せカードを一気に破壊できる《デルタ・クロウ-アンチ・リバース》を採用しています。
 基本的に1枚で膨大なアドバンテージを獲得できるカードがありません。そのうえ下級モンスターの打点が低く戦闘で破壊されやすいというデメリットを抱えたデッキです。
 しかし、その分準備が整ってしまえば一気にライフを刈り取れるデッキ担ているので、使っていて楽しいデッキです。

採用理由や使い方

モンスターカード

 メインギミックを担うカードである《BF-大旆のヴァーユ》と《BF-暁のシロッコ》は各3枚ずつ採用し、それらを墓地に送れる《ダーク・グレファー》と《終末の騎士》も3枚ずつ採用しています。
 墓地に置かれてうれしい闇属性のモンスターとして《ゾンビキャリア》・《ネクロ・ガードナー》・《BF-精鋭のゼピュロス》を採用しています。
 特に《ゾンビキャリア》は貴重なチューナーで、とどめを刺しに行くときに使いたいカードです。 墓地に《BF-大旆のヴァーユ》が2枚あるなら、疑似シンクロで出した「BF」シンクロモンスターと《ゾンビキャリア》でシンクロすることで、もう一つレベルの高い「BF」シンクロモンスターを更に展開できます。
 《BF-精鋭のゼピュロス》は《ゴッドバードアタック》と《デルタ・クロウ-アンチ・リバース》の発動条件を満たしつつ、《終末の騎士》などを回収できるのが非常に強力です。モンスターが1枚増えてますからね。
 「BF」がいれば特殊召喚できる《BF-疾風のゲイル》は相手モンスターの攻守を半減でき、しかも星3のチューナーなのでライフカット力を評価して採用しています。
 最後に、最強モンスター《ダーク・アームド・ドラゴン》です。正直説明不要の強さだと思っています。墓地の闇属性モンスターが3体のみの場合特殊召喚可能という非常に軽い召喚条件に加えて、墓地の闇のモンスターを除外するだけで場のカードを1枚破壊できる強力な効果を持っています。

魔法カード

 序盤は特殊召喚を行わないデッキなので、安定性を高めるための《強欲で謙虚な壺》・《増援》・《闇の誘惑》をフル投入。
 《奈落の落とし穴》や《次元幽閉》をもらいたくないので《サイクロン》・《大嵐》もフル投入です。次元系デッキはあきらめましょう。宿命です。《王家の眠る谷-ネクロバレー》も宿敵です。破壊しましょう。
 《ブラック・ホール》・《死者蘇生》はあまりに優秀な制限カードなので採用しています。1枚逆転カードですね。
 《異次元からの埋葬》が特に強力で、《BF-大旆のヴァーユ》の効果を3回以上使用できるようになります。やばいですね。

罠カード

 特筆することもないほどの強力カード《神の宣告》・《神の警告》は当然の採用です。また、相手の場のモンスターを開けて一気にライフを取りたいので《激流葬》・《聖なるバリア-ミラーフォース-》も採用しています。
 この時代でぎりぎり許されている《王宮の弾圧》も採用しています。《王宮の弾圧》は相手も効果を発動できるのですが、《BF-大旆のヴァーユ》は墓地で効果を発動するため、破壊されても関係ありません。実質《王宮の弾圧》が効かないと言えますね。
 このデッキの最強展開カード《異次元からの帰還》も当然採用しています。《BF-大旆のヴァーユ》の効果で除外した《BF-暁のシロッコ》や、一度使用した《ゾンビキャリア》を再利用できるのはあまりにやばすぎますね。
 《ゴッドバードアタック》・《デルタ・クロウ-アンチ・リバース》を2枚ずつ採用しているのは、数少ない1対多交換を狙えるカードだからです。
 相手の除去に対してサクリファイス・エスケープ的に使用できる《ゴッドバードアタック》の使い方が勝敗を分ける場面も多いです。しかし、鳥獣のリリースを要求してくることから、2枚採用にとどまりました。
 また、《大嵐》を使用した後は実質的に伏せ放題な状況になりますし、制限カードの《大嵐》を割り切った動きをしてきた相手に対して非常に有効な《デルタ・クロウ-アンチ・リバース》を通して一気にライフを刈り取りましょう。
 最後に、《魔のデッキ破壊ウイルス》は「BF」のシンクロモンスターをリリースして発動します。相手の手札と場を確認できるドローを3ターン確認できる効果が強力ですが、相手ターンに発動した場合、発動ターンが1ターン目としてカウントされるため、ドローチェックは2ターンしか行えないことに注意しましょう。

エクストラデッキ

 基本的には《BF-アームズ・ウィング》と《BF-アーマード・ウィング》を使用することが多いので2枚ずつの採用。おまけで《BF-孤高のシルバー・ウィンド》も出せる場合があるので1枚採用です。
 他のカードについては、主に《ゾンビキャリア》をチューナーとしてシンクロ召喚できるモンスターを採用しました。
 かなり自由枠だと思っています。《スターダスト・ドラゴン》や《メンタルスフィア・デーモン》なんかを採用しても良いと思います。

採用候補カード

 今回は不採用になりましたが、結構悩んでいるカードが多くあります。
 エクストラデッキは前述のとおりかなり自由枠なので割愛します。

《カードガンナー》
 デッキの上の3枚のカードを墓地に送ることで攻撃力が1900まで上がります。優秀なアタッカーであると同時に破壊されても1枚ドローできてアド損しない点が評価できますが、落としたいカードを落とせる確率があまり高くないため不採用になりました。

《おろかな埋葬》
 単純に墓地にモンスター1対を落とせるので優秀です。手札消費がきつくて採用を見送りました。

《BF-月影のカルート》
 手札誘発なので相手に悟られにくい点は高評価で、今でも悩んでいます。正直採用したいカードです。
 デッキを40枚に収めたい病なので不採用になりました。

《冥府の使者ゴーズ》
 この時代のゴーズは非常に強力で、1ターン稼いでくれる+返しで打点になる良いカードです。しかし、伏せを構えて戦いたいため不採用になりました。
 ぜんぜん採用もありだと思っています。

 今回採用を見送ったカードの他にも相性のいいカードはたくさんありますので、ぜひぜひいろいろと改造してみてください。
 コメントやTwitterで報告してもらえたらとっても喜びます。

終わりに

 前回のS環境のデッキ紹介記事がたくさん見てもらえたので2本目を投稿してみました。
 S環境で遊ぶ人が増えてくれたらうれしいので、これからもいくつか投稿していこうと思います。
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ではでは。
また次の記事でお会いしましょう。

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