えび天とこの世に生を受けた僕が今度どうやって生きていくかを考える記事
僕は、えび天として生を受けた。
えび天の寿命はとても短い。揚げたてあつあつを口に運ばれて終わることも多い。ただ、最高の状態で天つゆや塩をかけて食べられるのは、幸せなことだといえるだろう。マヨネーズやソースは邪道だという人もいるが、味の好みは人それぞれで、最高の状態で食べて貰えたら幸せだ。
ただ、えび天として生まれた先は、そのまま食べられるだけではない。たれの中をくぐって天丼になったり、うどんや蕎麦にのせられたりもする。のせられるといえば、最近は寿司の上にのることもあるらしい。
天ぷらとして生を受けた僕はどこに行くのだろう?
あ、僕の視界が真っ暗になった。暗くて苦しくて。僕はもしかしたら失敗作だったのかもしれない。誰にも食べられることなく、このままゴミとして消えていく運命なのかもしれない。ずっと光が差さない世界で、僕は思う。誰かに食べて貰いたかったな、と。
うとうとと眠りにつきかけた時に、頭の上から声がした。ああ、僕はやっぱり捨てられて終わりか。でも、聞こえた声は嬉しそうだった。
「この天むす美味しそうー」
まぁ、とりあえず超美味しそうなえび天のTシャツを作ったって話なんですけどね(`・ω・´)てへ!
これはまごうことなきエビ天!!!!!!!!!! Tシャツよろしくです(`・ω・´)