そのルールの目的は何なのか、決める側はきちんと答えられるだろうか?
ヤフートピックスにも掲載された、岐阜の「4時禁ルール」。
九州に住んでいた私も経験があったので、
他の地域でも、こういったルールがきっとあるのだろう。
「校外での過ごし方を学校が決めるのはおかしい」
「トラブルに巻き込まれる心配がない」
相反する意見、どちらも間違いではない。
しかし大事なのは、
「4時までは自宅学習の時間とします」
このルールがなんのためにあるのかだ。
そして運用する先生たちが、目的を理解しているか、
これは重要なことだと思う。
もし何も知らない人や、疑問を持った中学生に、
「それはなんのためのルールですか?」「そう定める理由は何ですか?」
と聞かれた場合に、
「お前たちは俺たちの言うことを聞いていればいいのだ」と答えられたとしたら、
このルールが、きちんと運用されているとは言えないだろう。
・何のためにそのルールがあるのか
・ルールが形骸化していないか
・生徒から「変えて欲しい」という意見が出た場合に、
先生たちがルール変更を行うことを検討するのか。
※行わない場合は、生徒が納得できる然るべき理由があるか
今後も「4時禁ルール」を適用するなら、
少なくとも上3つを確認する必要があると、私は考えている。
そもそも、そんながっちり「監視」する必要があるのだろうか。
本当に監視しようと思えば、それこそ24時間体制で監視する必要があるし、
担当者は寝る間もなくなってしまう。
だから、「近隣住民や他人に迷惑をかけない」という約束事だけ決めて、
あとは「見ている」だけでよいとも思う。
教育経験ない人が何を言っているんだ!と言われるかもしれないが、
理不尽なルールに異議を唱えることを許さなかった風潮があったから、
少しでも改善するように、文章を綴らせてもらっています。
出典:岐阜新聞
https://www.gifu-np.co.jp/news/20200121/20200121-208452.html