King & Prince脱退をきっかけとしたジャニーズ事務所に対する批判
1年前までは、King & Princeのグループ名さえ知らなかった。
1年前頃からとあるきっかけでジャニーズを見るようになったが、キンプリは、ダンスの得意なHipHop中心のグループ、というイメージだった。
メンバーのことはあまり知らないので、彼らに対しては何も言及しない。ただ、脱退する3人に対して大きなエールを送りたいし、彼らのそばに、彼らのことを1番に思う大人がいてくれればいいな、という思いである。
外向き志向を主導した滝沢さんとグループ
Snow Man, SixTONES, Travis Japanは滝沢さん主導のもと、世界や国内ジャニーズファン以外への発信、音楽活動の追求をしていたように見える。
そして、King & PrinceとSexy Zoneはメンバー主導のもと、音楽性を変化させていたように思う。
それぞれのグループが、ジャニーズ事務所の方針と折り合いをつけつつも、外向きに変化していくのだろうなと思っていた。
しかしながら、ここ1年ぐらい、Snow ManやSixTONESの音楽は明らかに外向き志向の音楽は減っていってたし、King & PrinceやSexy Zoneもアルバムには挑戦的な曲があるけれど、シングルでは普通のジャニーズ楽曲が増えていた。
そしてここにきて、滝沢さん退社、キンプリ脱退である。
もちろん驚いたし、King & Princeのダンススキルや音楽性で海外も狙えるものだと期待していたから寂しさを覚えた。
だけれども、ジャニーズ事務所の今までの方針や同族経営の実態を知るにつれ、彼らの退社は納得できるものになっていった。
彼らの退社を止めるためにジャニーズ事務所がしなければいけなかったこと
海外進出の第1歩は、日本が拠点でも簡単にできることばかりだ。そして、海外だけでなく国内向けにおいても必要なことである。簡単に言えば、海外進出 ≒ ネット進出である。
・SNS完全解禁
・サブスク解禁
・YouTube内容の充実
・音楽性の追求をサポートする体制
・海外メディアやYouTube番組などへの積極的な出演
今の時代、これらさえできないのは、あまりにも時代遅れだ。
日本在住の私でさえ、広告が多くて1週間しか見れないTVerより、アーカイブに残る海外のYouTube番組の方が、見やすいのだ。
彼らの脱退決断の理由は当然分からないけれど、このような方針を取り続けるなら退社していく人は続くと思う。
それでも寂しい
2021年末のジェニフェスをオンラインで見ていた。その時はセクゾ目当てで、Snow ManやSixTONESも見てみたいな、といった気持ちだった。しかし、演出・パフォーマンス含め、King & Princeが圧倒的だったなと感じた。
キンプリには遠くから期待していた分、寂しさは大きいけれど、それぞれの道でそれぞれ歩んでいってほしい。そして、彼ら自身が望めば再結成も容易にできるような芸能界になっていってほしいと思う。