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【サメ映画レビュー】ビーチ・シャーク
基本情報
制作:2011年
時間:97分
原題:SAND SHARKS
監督:マーク・アトキンス
視聴方法: U-NEXT
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サメはどこにでもいる。陸にもいる。きっと。
あらすじ
小さな島、ホワイトサンドに帰ってきた町長の息子ジミー。彼は地域振興のため、また自身の借金返済のため「サンドマン・フェス」を企画する。しかし、ビーチでサメに襲われたような死体が発見されたため、保安官たちはビーチの封鎖とフェスの中止を主張する。しかし、企画に入れ込んでいたジミーはフェスの実施を強行し…
評価:これ、ジョーズで見たやつだ!
人物 ★★★★
サメ ★★★★
ストーリー ★★★★
感想
サメが海から出てきて砂の中を泳ぎ回る点がユニークな作品。最初ビーチ通り越えて砂漠みたいなところから始まるので若干困惑する。
かなりサメの出番も多く、しっかりフェスに集まった若者たちの中で大暴れしてくれるので見応えがある。
登場人物たちも、主人公ジミーと仲間たちに保安官兄弟、博士と、クセの強いキャラクターが揃っている。多すぎて覚えられないといったこともなく、それぞれにちゃんと役割がある。
注目は主人公のジミー。町長のバカ息子と言った感じでフェスの企画を引っ提げて島に帰ってきて、サメ被害を黙殺してフェスを強行した結果大量の犠牲者を出してしまうというどうしようもない奴ではある。だがどこか憎めないキャラクターで、自分の過ちを清算するためにサメに立ち向かうシーンは激アツだった。
ストーリーはサメ映画スタンダードとも言えるジョーズのプロットに沿っているので、安心して見られる。
保安官たちがビーチ封鎖を説明するために関係者を集める部屋も、捕獲したサメ(本来のターゲットではない)が港で吊り下げられているシーンも、至る所にこれジョーズで見た!という場面が散りばめられているので知っている人はきっと楽しい。
ビーチ開放を強行して被害者が…というプロットも同じだが、しっかり暴れ回るビーチシャークたちとサメ討伐はユニークなのでしっかりオリジナリティも保たれている。
B級サメ映画の中では間違いなく自信を持っておすすめできる作品である。
余談だが、たまたま友人に見せる機会があったのだが、「陸地じゃん、これ本当にサメなの?」と困惑していた。
その反応を見て、「ああ、そういえば普通サメって陸には出ないんだ」ということを思い出して衝撃を受けた。貴重な気づきを与えてくれた友人に感謝。