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サメ映画レビュー】ジュラシック・シャーク-3.0

基本情報

制作:2023年
時間:74分
原題:Jurassic Shark 3: Seavenge
監督:マーク・ポロニア
視聴方法:amazon prime video

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私は2を知らない

あらすじ

サメに襲われて海に沈んだ絵画を探すため、強盗たちが船をジャックした。巻き込まれたのはモデルとマネージャーたち。絵画を回収しようとする彼らの前に、巨大ザメが立ちはだかる。途方に暮れる彼らの前に、思いもよらない生物が現れて…?

評価:ラスト15分だけ見ればいい

人物 ★★
サメ ★★
ストーリー ★

感想


あの「ジュラシック・シャーク」の続編がサメ映画界の巨匠、マーク・ポロニア監督の手で!という激アツ?な作品。

続編とはいえど、別に前作は見ていなくても大丈夫。絵画を盗んだ強盗がサメに食われて絵は沈んでるんだな、くらいが分かれば問題ない。
なお、終盤にかけて強盗や絵についても忘れられていくので、分かっていなくても問題ない。

お宝を探しに来た強盗が、モデルが撮影中だった船をジャックして海に繰り出していくところから話がスタートするのだが、私の記憶が正しければ前作の舞台は湖だった気がする。なぜ海に行くのか。

それはさておき、お約束のように海上で船が動かなくなり一人また一人と食われていくのだが、ラスト15分で思いがけないキャラクターが登場する。出てきた時普通に笑顔になってしまった。
そこで今まで登場人物たちを苦しめていたサメが瞬殺されて別軸の話がスタートするので、サクッとそこから見ればいいのではとなった。

そんな感じなので、登場人物についてももちろんおぼえる必要はない。ラスト15分で出てくるキャラクターは監督の別作品「シャーケンシュタイン」のキャラクターである。好きな人だけ分かれば良い。

モデルの女性に度々可愛いと絡みに行き、止めに入った者を次々と船から落としてサメの餌にしていく強盗の女性が強火の百合と言えなくもないが、別に百合好きでもテンションは上がらなかった。

サメは前作よりは遥かに映るが、使い回しの映像が多い。捕食シーンに至っては、海に落ちたのに次のカットでどう見てもプールでばちゃばちゃしてるおっさんを見せられたりするので、どうしていいか分からない。

そして、残念なことに話が進むにつれて捕食シーンが適当になっていく。プールでおもちゃのサメに噛みつかれているおばちゃんはもはや微笑ましかった。そうかと思えば、基本血飛沫は上がらない優しい作りだったのに急に本当に真っ赤な水が出てきたりと振れ幅が激しい。

前作を知った上で覚悟して見たので、思ったよりは大丈夫だったという感想ではある。あるが、おすすめできるかと言われると微妙である。

もしマーク・ポロニア監督の別作品を見て、気に入った方は見たらいいと思う。きっとラスト15分でぶち上がれる。

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