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2.5ケ月でOA5.5→6.5達成した方法

※これは、5月末に勉強を始めるまでtwelveをtwenteenと言っていた人間が付焼刃的にスコアを取った方法です


あらすじ


24/5月下旬 海外留学のためにOA5.5を目指して勉強開始
24/7月上旬 初受験、OA5.5
24/8月下旬 ビザの要件が変わったためOA6.0目指して勉強開始
24/9月下旬 OA6.5 達成

OA5.5を達成し油断しながら過ごしていたところ、ビザの要件が変更となり「10月中旬じゃ遅すぎるんで落ちる可能性も考えて9月中に1、2回受けてください」(要約)と言われて、先日慌てて再受験しました。
試験勉強に充てられる期間という意味では1か月を切っていました…。

・フルタイムの会社員
・家に子どももいて集中できる時間は限られている
・一日8時間は絶対に寝たい(超重要)
・試験一週間前に4泊5日で旅行

平日は2~3時間、土日は頑張れるときは6~7時間という限られた勉強時間でした。




結果

リスニング …6.0→7.5
リーディング…5.5→6.5
ライティング…5.5→6.0
スピーキング…5.5→6.0

これから書くのは、私のように「中高まともに勉強してなかったけどとりあえず短時間でスコア上げたい!」って方向けです。
(これ以上のスコアを狙うならば、基礎文法の徹底が必須です!特にアウトプットは限界が来ます。)

基礎をやり直す時間がなかったので、リスニング・リーディングに集中して対策をしました。「聞き取れる言葉は読めるし、喋れる」と思うのでリスニングを高めることはスコア全体の底上げに有利だったと思います。



リスニング(6.0→7.5)

1.Podcast

朝起きた瞬間から強制的に英語のポッドキャストを流していました。
i Phoneの方はショートカットというAppleのアプリで“アラームが止まったらポッドキャストを再生”などと設定できます。まずは強制的に英語スイッチを入れましょう。


私が聞いていたポッドキャストは二つ。

IELTS plus Podcast
IELTSのスピーキングを教材にしたポッドキャストで、ネイティブイングリッシュなので発音もIELTSの学習に最適です。スピーキングでどういう返しをしたらいいのか、スピーキング対策のコツなども一緒に学べるので是非聞いてほしいです。
これはランダムに色々なトピックを聞くようにしていました。



6 minute English
IELTSで出てきそうなジャンルで(教育、IT、科学、環境、文化etc)の5つのエピソードでそれぞれ好きなものを選んで、その5つだけをリピートしていました
通勤中も同じものをずっと聞き続けてわからない単語がないようにします。
トランスクリプトがあるので、すぐ調べられます。語彙と知識の成長につながり、結果スピーキングとライティング対策にもなりました。



2.ディクテーション&シャドーイング

私の場合は空所穴埋め問題が苦手だったので「どんなタイミングで、どんなリズム・テンポで該当ワードが出てくるか」をつかむために行いました。
主にPart4で出てくる印象だったので、Part4を録音してディクテーション&シャドーイングを行い、シャドーイングできないとき(電車の中とか)でもずっと聞いていました。
Part4が聞き取れるようになれば、必然的にPart1も満点取れるくらいにはリスニング能力上がっているのでその2つのセクションだけでもで5.5は固いと思います。

最大活用するためには、慣れてきたら1.2倍速にして、集中して聞きとること。
そうすることで本番の音声がゆっくりに聞こえます。

ディクテーションですが、スクリプトの書き出しは時間がかかるので、時間に余裕がない場合はやらなくてもいいと思います。私はスクリプトのない模試だったので、答え合わせが出来ずすっきりしませんでした。


私がこの対策をしたのはPart4の3種類の音声のみで、最後の1週間しかできませんでしたが、比較的効果が高かったと思うのでもっと早くやればよかったです。

あとは単語のスペリングも落とし穴です。
sの付け忘れは特に気を付けたいところです。
私は三単現のsとか複数形の勉強をすっ飛ばしてきたタイプの人間なので、設問を見てもsがいるのかいらないのか判断がつかず、そのため「sを聞き取る」ことにも集中する必要がありました。

また、本番ではできれば満点を取りたいPart1で「トラウザー」と聞こえたものの、知らない単語だったため文脈から推測して「Pants」と書きました。もちろんアウトです。こういったミスはなるべくなくしたいです。





リーディング(5.5→6.5)

1.意識しながら復習

復習ベースの勉強で、模試を解いた後に間違えた問題を解きなおしました。

たとえば、設問では
Deep passage leads down to ____
と書いてあって、本文では
a tunnel will snake down five kilometres, ……
と書いてあったりするのでそれをメモすることで、本文中に答えが書かれるときの傾向を身に着けます。
リスニングと同じく同じく空所穴埋め問題が取りやすいと考えたので、空所穴埋めの問題は模試3つ分くらいは全部やりました。

で、私的にはこれが重要なのですが、「設問を一度日本語に要約する」と設問の単語に惑わされずに済みました。
英語で書かれているとどうしてもその単語を探してしまうので、日本語ベースで頭に入れることで「こうとも訳せるな」という視点で本文を読むことが出来ます。
本番でもメモ用紙に一度設問の日本語訳をざっと書いてから本文を読むようにしたら、本文中の答えが見つかりやすかったです。
※ハイスコアを狙うにはお勧めできません

2.「速読」と「単語の暗記」をやめた。

速読だと結局表面上の情報しかわからなかったので、設問に対する該当箇所を探すのに二度読み必須です。
二度読みしないのであれば、本文を精読しても問題を解く時間はまだあります。時間が足りないって人は是非試してみてほしいです。速読で想像以上に読み落としてるかもしれません。

また、単語は全部を理解しようとするととてつもない時間がかかるので

・本文の名詞以外のもの
・設問はわからない単語すべて

を調べるようにしました。
名詞はトピックによっては出てこない可能性も高いので、共通で出てきそうな動詞や慣用句を中心に勉強しました。
設問は理解できていないと苦しいので、設問はすべて訳せるようにしておきます。※これも時間がないからです!笑 もちろん時間があるなら単語もやった方がいいです。






ライティング(5.5→6.0)

Task2を2,3回書きましたが、あとはこれといった対策はせず。目標スコアがOA6.0だったため5.5のままでいいやと思っていたので…。6.0はLRを頑張ることで自然についてきた結果&運ですね。

英会話の先生に一度だけ添削をお願いして、その内容から転用できる文章の塊は転用しました。一般的に参考書やネットで出ている書き方だけ意識すれば6.0は取れると思います。



スピーキング(5.5→6.0)

ほとんど伸びてないので堂々と書くのもはばかられますが、是非共有させてください。

1.レスポンスを早くする練習

私の場合はオンラインレッスンですが、独り言でもChatGPTでもいいと思います。

もともとは普通にオンラインレッスンをしていたのですが、受験を申し込んでからはIELTSのスピーキング形式での英会話をお願いしました。
Part1で身の回りのこと、Part2でスピーチ、Part3で質疑応答といった形です。
先生はこのサイトからトピックを選んでくれました。
https://ieltsliz.com/ielts-speaking-part-2-topics/

とはいえ本番で全く同じトピックを期待するのは無駄なので、質問に対してすぐに長く答えるテクニックを身に着ける練習が主となります。これは一人でもできる練習なので、心の中で自問自答したり、リスニング教材につかったポッドキャストを真似するのが有効だったと思います。

2.話のストックを持っておく

私の先生がくれたTipsは
”自分が流暢に話せるトピックをいくつか用意しておく”です。

例えば「チャーリーとチョコレート工場」。
方法次第で映画の話、小説の話、お菓
子の話、俳優の話、幼少期の話、あらゆるトピックに転用できます。


Describe an interesting animal you have seen
⇒小さいころに見たチャーリーとチョコレート工場という映画で、ウンパルンパという生き物がいるのですが、実は本物を見たことがあるんです。ウンパルンパというのは…

Describe a photograph in your home.
⇒ジョニーデップというアメリカの俳優のポスターを飾っています。小さいときにチャーリーとチョコレート工場という小説がすきで、映画化された先に見に行って…

Describe your most memorable birthday celebration.
⇒私は小さいころチョコレートが大好きで、〇歳の誕生日にチョコレート工場に関する映画を見に連れていてもらいました。その映画は…


こんな感じでいくつかストックを持っておきます。他にも「ダンス」「建築」「親友」の3つのストックがありました。

何をしゃべっていいのかわからず止まってしまう、が最悪のケースだと思うので、よどみなく喋れる本当に好きなものをストックしておくことで、英語をしゃべり続けられる=自分の英語力を見てもらうことができます。
私の場合は文法が本当にひどいのでこのスコアですが、文法エラーがなければ6.5は行ってたんじゃないかな、、と思っています。
どのスコアを目指すにしてもこの戦略は有効です。


3.オンラインレッスン

オンラインレッスン不要説もありますが、モチベーション維持のためにやってよかったと胸を張って言えますし、私は周りに英語を勉強している仲間がいなかったので先生に進捗を報告するためにもやらなきゃ!と思えました。
私の場合、この先生と出会ってなければOA6.5は確実に不可能でした。
英語に関して、この人に聞けば間違いないな、という人が1人でもいるのはとても心強かったです。
何より先生は言語学習のプロです。色々なノウハウを持っています。
私の弱点と強み、そして対策を導いてくれました。

私が使ったオンライン英会話のサイトはこちらです。↓

こちらのリンクからレッスンを開始すると5ドル分お得になります。
※私もお得になるので、嫌だったらItalkiで検索してみて下さい。


おまけ(練習問題について)

ちなみに練習問題は、IELTS Ready Premiumの模試を使いました。
テストの申し込みで無料でついてきたので、私はこれだけでした。
ただ、問題の内容が本番より難しいような気がします。
リスニング6.5、リーディング6.0が最高スコアでしたし、本番の前日に受けたリーディングの模試ではまさかの3.5も出ました。

びっくりしすぎて、思わず笑いました。


こちらでは6.0すらほとんど出なかったので、難易度が高めなんだと思います。
模試の結果でモチベーションが下がる人にはお勧めできませんが、無料なのでこれを使わない手はないですよね。


最後に

色々書いてみたものの、運の要素もあります。
例えば今回のリスニングのPart4は知見のある分野(建築)だったので、問題を読み上げる前に想定出来ましたし(実際concreteで正解でした)、先ほどの模試の話のように難しいトピックの時もあれば優しいトピックの時もあると思います。スコアが振るわなかったとしても、今までのプロセスにはかならず意味があります!勉強した分だけ絶対に身についているはずです。

また当日の体調、試験官との相性、受ける時間など色々な要因によってスコアは左右されるので一度スコアを落としてもめげないでください。

前日にReadingで3.5を出してChatGPTに相談という名の八つ当たりをしている私(恥)
この時は旅行から帰宅したばかりで疲れ&焦りがピークだったので
メンタルもスコアに大きく影響していたように思います。



ライティング、スピーキングで6.5を超えるために中学英語からのやり直しが必須なので、6.5以上を目指す方で時間がある方はぜひ基礎をやってください…!!私も留学に備えていちど中・高の英文法を総復習します。

IELTS6.5までは「点数を取るためのテクニック」で独学でとることが出来るというお話でした!


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