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【ライブメモ】Kolokol「Triangle」(2024/12/01)


◆概要

「Kolokol」ワンマンライブ
初となるアコースティック編成でのライブとなる

・公演名
Kolokol Acoustic Theater Live
「Triangle」

・日時
2024年12月1日(日)
開場 16:00/開演 17:00

・会場
白金高輪SELENE b2

◆所感

グループ初となるアコースティックワンマン。

今年5月の発表からの約半年。
自身にとっては、Kolokolとの距離が縮まった期間だった。

定期的に観戦するようになり、リリイベに参加するようになり、拠点である大阪へ行くようになり、気がつけば遠征にも参加していた。
大げさにいえば、日常の中にKolokolが存在するようになった。

そうして迎えた、今回のライブ。
本当に楽しみにしていた。

「Kolokol」という世界

Kolokolは、クリエイティブ性が強いグループだと認識している。
コンテンツ的だと言っていいかもしれない。

楽曲ごとに世界観と物語があり、その語り部をメンバーが務めている。

囚われることのない様々な世界観を叙情的かつ繊細に歌い上げる。

KolokolオフィシャルHPより

普段のライブでは、メンバーのパフォーマンスを中心に表現される世界。
今回のワンマンは、生演奏・舞台装飾・映像という要素が追加された。

「Kolokolの世界を、よりわかりやすく、より深く伝えたい」
というのが本公演のテーマだったように思う。

観戦してみて

シンプルにアコースティックライブとして楽しめた。
4人のハイレベルな歌唱、アレンジされた楽曲、ピアノとアコギによる演奏、どれも確かなクオリティと満足感があった。

ワンマンライブとしても非常によかった。
舞台装飾や映像演出も手伝って、Kolokolの世界に没入できた。

迷い込んだ異世界でメンバーと出会って一緒に冒険したような感覚。
何を大事にしているのか、何を目指しているのか。
今までで一番”Kolokol”というグループの根幹に近づけたような気がする。

「Triangle」とは

ライブタイトルである「Triangle」の意味。
色々と想像してみたけれど、ひとつにはまとまらなかった。

「世界・メンバー(グループ)・ファン」
「三重奏(歌唱・ピアノ・アコギ)」
「歌唱・楽器・舞台」
「音楽・照明・映像」
「3部構成(序・破・急)」
「過去・現在・未来」

数打てば当たるの精神

どの理由にせよ、「1」でも「2」でもなく「3」という点が大事なんじゃないかなとは思う。
元々あるものか、今回加わった(加えたい)ものかは何ともいえない。

まだまだKolokolに対する解像度が低いのだなと痛感する。
今後の自分に期待したい。

最後に

「悩みや不安に寄り添いながら、背中を押してくれる存在」
これが”Kolokol”なのかなと思う。

通っていく中で何となく感じていたものが、今回のアコースティックワンマンを通じて多少なりとも具象化できたような気がする。

(方向性や手段は異なるけれど)以前の主現場でKolokolを知るきっかけにもなったクマリデパートに近いものを感じて、好きになるべくしてなったんだなとスッと胸に落ちた。

改めて、素敵なワンマンありがとうございました!
これからもよろしくお願いします。

◆メモ

尺:約80分(17:01開演、18:20終演)
衣装:本公演 特別衣装

入場〜開演前

会場に入ると草木に覆われている舞台が目に飛び込んでくる
ベンチや樽、焚き火などもあって、自然の中にあるキャンプ場や公園といった趣。

ライブアイドルの公演では珍しい、世界観やテーマを感じさせる装飾。
開演前から公演名にある「Theater」を意識させられる。

会場は優先入場の時点で2/3ほど埋まり、一般入場後にはパンパン。
開演直前には「少しずつでも前に詰めてください」というアナウンスがされるぐらいの盛況ぶり。

セレネでアルコールが提供される喜びを味わいながら開演を待つ。

第1ブロック(1~4曲目)

ほぼ定刻で開演。

照明が暗転して、ステージ背面に夜空が広がる。
後ろには小高い丘。
満月の光がグループロゴがモチーフの鐘を優しく照らしている。

まずは奏者の2人が登場。
ピアノの音色が会場を包み込み、メンバーを迎え入れる。
民族風の本公演限定衣装に身を包んだ4人が登場して、横一列に並ぶ。

余談だけど、今日の衣装は”Kolokol”としての私服かもと思った。

1曲目は「fairy tale」
原曲でもピアノから始まることもあって、違和感が全くなかった。
あまりに自然で、気付かぬうちにKolokolの世界に迷い込んでしまったよう。

見知らぬ世界で道しるべとなってくれたのはメンバーの歌声。
歌い出しが佳凪さんだったことが強く印象に残っている。

「ライブなのか」「演劇なのか」
「どう楽しめばいいのか」「どう受け取ればいいのか」
迷っているうちに1曲目が終わった。

2曲目「カーニバル」
Kolokolの代表曲、そして盛り上がる楽曲のひとつ。
ここからアコースティックギターが加わる。
いつもより柔らかく優しい音色。
普段とのギャップという意味ではこれ以上無い選曲。

イントロでメンバーから「一緒に楽しんでいきましょう!」という煽り。
少しだけ”観劇”から”参加”に意識が傾いた。

推しパートでマサイしている人もいれば、ペンライトをリズムに合わせて振る人もいれば、静かに聞き入っている人もいて、それぞれがそれぞれの距離感を探りながら楽しもうとしていた。

ラスサビ前のターンがなかったこともあり、今日はターンの日ではないことは理解した(そもそもそんなスペースはなかったけれど)

3曲目「Compass」
4曲目「魔法のうた」

この辺りで少しずつ落ち着いてきて、演奏と歌声に集中できるように。
4人の歌唱力・表現力の高さ、歌声の違い、異なる魅力。
じっくりと感じることができた。

魔法のうたではクラップも入るように。
徐々にステージとフロアが重なっていく様子にワクワクした。

ブロック全体としては「未来」「明日」「世界」「魔法」といったキーワードが印象的。
今回のテーマを象徴する単語がギュッとつまっていた。

振り返ってみて、このブロックが一番グッときていたかもしれない。
泣きそうになるカーニバルは今後そうそうないんじゃないかな。

MC(1回目)

自己紹介
本公演限定衣装について紹介

ここのMCで大きかったのは「しっとり観てる人が多いかもしれないけど、明るい曲は普段通り楽しく観てもらえたら嬉しい」というメッセージ。
お陰で「参加 > 観劇」とベクトルを決められたので助かった。

第2ブロック(5~9曲目)

ここから夜が深くなり、満月の光がより輝く。
時間経過を感じさせることで、この公演のゴールを想像させるのは上手い。

5曲目「Cheers To Me」
サビでシンガロングが発生。
徐々に普段と同じフロアとステージの距離感に近づいていく。

6曲目「Deeper Deeper」
7曲目「Dead End」
Kolokolの中でも激しめな楽曲たち。
アコースティック編成で柔らかくなるかと思いきや、根幹のテーマがむき出しになって、鋭利さを増していたように感じた。
ズブズブと包丁が深く刺さっていく…みたいな怖さがあった。

8曲目「Blight Setting Sun」
ライブで聴くのは初めて。
入りも原曲と違っていたので、最初は「?」となった。

9曲目「Miss shooting star」
一番原曲からのアレンジが効いていた曲だったかも。
曲中、夜空に流れ星が見えるのが高まった。

2ブロック目は全体的に格好良い&激しめの原曲が多め。
「今」「走る」といった単語が目立っていて、夜明けを目指して宵闇の中を疾走するイメージ。
「Kolokol楽曲をアコースティックでやる」という意味ではこのブロックが中核を担っていたように感じた。

MC(2回目)

今回、イヤモニしている
序盤で藤本さんが泣いてしまって、もらい泣きした
「Blight Setting Sun」久しぶりすぎる
「Deeper Deeper」イントロ変わりすぎてデモの時に驚いた
グッズ紹介

第3ブロック(10~13曲目)

10曲目「Rascal」
ここでライブ全体の勢いがひとつ上がる。
落ちサビでメンバーコールが入ったり、通常とほぼ同じテンション感。

11曲「Sundance」
曲のスタートと同時に、空が明るくなっていく。
ステージとフロアに笑顔があふれていく。

12曲「RingDingDong」
そして、目覚めの鐘がなって。

13曲目「Bonfire」
想いの火が灯り、夜が明けた。

ラストブロックは「今のKolokolそのもの」だった。
RingDingDongやSundanceが発表された2023年から今までの総決算のよう。
Bonfireをライブラストで披露することが増えたのも今日につながっていたのかなと思った。

MC(3回目)

バンドメンバー紹介
アコースティック、夢が叶ってよかった
いつかオーケストラライブやってみたい

第4(EX)ブロック(14~16曲目)

公式セトリにもあるようにエクストラステージ的な扱い。
バンドメンバーは退場、通常オケでのライブ。
Kolokolの世界から現実に戻ってきた感覚。

14曲目「Talkie」
新曲初披露。
明るめ楽曲の系譜で、ラストブロックからのつながりも綺麗。
振りコピもしやすくて対バンでも盛り上がりそう。
ノーターンでした。

「Talkie」は「映像と音声が同期した映画」という意味。
今回の公演はもちろん、Kolokolが目指しているであろうクリエイティブにも通じるものを感じる。

15曲目「Witch」
今日初めてのMIXが入る。
このタイミングで採用される(ぐらい盛り上がると演者/観客共に認識されている)楽曲なんだなと実感。

16曲目「Starlit」
今日のラストにふさわしい楽曲。
流石に跳んだ。

MC(4回目)

記念撮影(トライアング、ルー)
バンドメンバーお見送り
ピアノとギターだけでKolokolの楽曲って出来るんだ…!
アコースティックのデモ音源、皆に聴いて欲しい
RingDingDongで焚き火がつく演出よかった

◆セトリ

SE
1:fairy tale
2:カーニバル
3:Compass
4:魔法のうた
MC
5:Cheers To Me
6:Deeper Deeper
7:Dead End
8:Blight Setting Sun
9:Miss shooting star
MC
10:Rascal
11:Sundance
12:RingDingDong
13:Bonfire
MC
14:Talkie(新曲)
15:Witch
16:Starlit
MC

https://x.com/klkl_official/status/1863219260618891298

◆その他

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