2024年5月19日 福島
2024年5月19日。
福島県いわき市で開催の「リーディングエクストロメ!!」に参加。
お目当ての「ノルニル」に加えて、4月頭まで主現場だった「クマリデパート」も参戦。
現在と過去が交錯する対バンとなった。
ノルニル
「三崎公園野外音楽堂で楠りんさんを観たい」
これが今回、遠征した一番の理由だった。
遡ること3年前。
”マニマニ 星奈りん”として活動していた彼女と初めて出会った。
野外ステージの上で誰よりも暴れていて目を引くパフォーマンス。
特典会でのインパクト。
今でも忘れることなく、心に残っている。
出会いの場所。
そこに”ノルニル 楠りん”として立つと知った時、観ないという選択肢は無かった。
こうしてノルニル目的での初遠征を決めたのだった。
…とまあ、センチメンタルな理由で参戦を決めたものの、いざ本番を迎えてみればそんな気持ちに浸る暇は全くなかった。
SEが掛かった瞬間にスイッチが入って。
そこからはただ楽しいだけで。
思い思いに振りコピしたり、声出したり、突っ込んだり、リフト上げたり。
気づけば25分が終わっていた。
「野外ノルニル最高!」「もっと野外でのライブを観たい!」
その気持ちだけが残っていた。
過去はもちろんだけど、”今”ここで会えていることが一番大切。
この場所で思い出が増えたことが嬉しいし、この先も新しい思い出ができればいいなと強く思った。
楠りんさん、福島につれてきてくれてありがとう。
また行こう!
クマリデパート
4月27日のお披露目以来、2度目となる新体制観戦。
この日、奇しくもノルニルとクマリの特典会が隣同士で開催。
「元主現場の特典会を眺める」という珍しい機会に遭遇することになった。
知ってるようで知らない、光景。
近いようで遠い、距離。
自分が知っている「クマリデパート」はそこに存在していなかった。
ライブを観ても、その感覚が変わることはなかった。
「ククククマリデパート改」で、どのポーズを取っていいのか。
ステージのどこを中心に観ればいいのか。
振りコピの指先は誰に向ければいいのか。
様々なものが、あやふやなまま、過ぎ去っていった。
そうして、あっという間に4曲が終わった。
あやふやな割には、楽しめていた。
それぐらいにはクマリデパートに習熟している証左だった。
だけど、それは未来には通じない。
5曲目、新体制初となる「永遠サマー」の披露。
それは「今年の夏をクマリデパートと一緒に過ごそう!」というメッセージに他ならなかった。
この瞬間、致命的にズレた。
3月31日、6人体制ラスト対バンの最後に披露された。
推しとクマリと過ごす、2024年の夏、唯一の思い出。
その象徴といえる楽曲だった。
自分の中では過去…思い出で、未来につながる曲ではなくて。
メッセージを受け取る資格のない自分は、ベンチに座りながらステージとフロアを眺めることしかできなかった。
「自分にはクマリとの夏はもう来ないんだな」という事実。
「今通っている人たちにクマリとの夏を満喫して欲しい」という願い。
両方の想いが浮かんでいた。
今回を通じて、現時点ではクマリとの距離を置きたいのだなと自覚できた。
決して嫌いになったわけではないけど、推しがいないグループは自身にとっては別グループのようなものなのだろう。
自然に触れ合うためには、もう少し時間が必要みたいだ。
ツアーファイナル前にそのことに気づくことができてよかった。
今は遠くから見守っていこう。