私にしか出来ないことを
私は昔から『自分にしか出来ないことをしたい』という思いが強かった。
思い返してみれば、小学生くらいからそんなことを考えていたかもしれない。
みんな、どんな仕事もプライドを持って働いているとは思うけれど、なんというか『私にしか出来ない』それが重要だと思ってきた。
それは特技や才能ばかりではなくて、好きだから続けられるものであったり、それを奥深くまで探求することも、その一つだと思っている。
ずっと接客業をしてきて、責任ある仕事を任されたりもしていたが、自分にとっては「そうじゃない」が強かった。
自分より頭がいい人はたくさんいて、自分より動ける人はたくさんいて、自分よりコミュニケーションがとれる人はたくさんいて。
上には上が、たくさんいる。
それはどんな仕事もそうだと思う。
接客業もこれが自分の強みというのがあったとしても、「私の代わりはいっぱいいる」私が休んでも、居なくなっても、この店は何もなかったように回っていくんだ。そんな気持ちはずっと持っていた。
だからというのもあるが、漫画家をしていた時から、私には私にしか造りだせないものがある。そんな自信だけはあった。
それは今もそうで、うまく言葉には言い表せないのだが「感覚」「雰囲気」「イメージ」そいったものが人とは違うと思っていて、それをうまく表現できる人になりたいと思っている。それがまだまだ足りないから上手くいかないのだろう。
その感覚が私にしか出来ないことで、私の代わりになる人はいないと思っている。
小説を書く人はいっぱいいて、素晴らしい作品もたくさんある。
作家としてバリバリ仕事をして、高収入を得ている人もいっぱいいる。
そんな人たちと比べたら私なんてぜんぜんで。
でも、なんでこんな自信があるのか、私にしか書けない物語はあるとハッキリ言える。
いつも楽しい記事や、介護の仕事について文章を書いてくれる『よしぱら』さん。
上記のように今後の働き方について書いてくれている。
何年くらい前からか、これからは自分の力を活かして、好きなことをして働いていく時代だと思い始めていた。
以前は、「好きなことを仕事として働ける人なんてごくわずか」そう思っていた。そういう時代だった。
誰かの下で働く、雇われる、大きな名のある会社で働くことがステータス。それが当たり前だった。保障という安心感も大きかったと思う。
それがこの1年……もっと前か、「雇われない生き方」「起業する」なんて言葉をよく聞くようになった。しかも女の人が多く、女性社長なんて今じゃ当たり前だ。
私は占いが大好きで、よく占い動画を見たりするのだが、有名な占星術師さんがいうには、200年以上続いていた「地」の時代が終わり、この12月には「風」の時代がくるという。
物質的豊かさ、お金、家、土地、会社、そういうものを持っている人が偉く、権力を振るう時代。それが終わりを告げ、これからの風の時代は「個」にスポットが充てられていくという。
汗水たらし、こき使われて、残業残業の日々。そういうのを今の若者は嫌い、会社の決まりのようになっていた忘年会、新年会「なんでそんなのに出なきゃいけないんですか?」それを堂々と言える。嫌なものは嫌、それを強要するのはパワハラですよ!そんな時代。
自分の力を使い、頭を使い、いかに楽して働くか。そんな時代がやってきている。
株やFXで稼ぎ、投資で稼ぐ、そんな若者も多い。
コロナで注目を浴びたテレワークもその一つ。
毎日会社に通い、仕事をするのはもう古い。
だんだんそんな時代になってくるんだと思う。
そこでは、やっぱり「誰でも代わりになれる」そんな仕事ではなく、「私にしか出来ない仕事」というものが大事になってくると思っている。
以前、私のnoteで記事にしたが、私の周りの友人には、「そんな才能があるなら、それを仕事にすればいいのに!」そう思う人が多い。
でも本人は「仕事にするとあきちゃうから」そう言って趣味にしてしまっている。
その気持ちもわかるけど……これからの時代、それでは置いて行かれてしまうぞ!って思う。
自分の力を出し切れる人が、成功を手に出来るんだと思う。
そんなふうに言ってる自分も「自分の力を出し切れている」とは言い難いが……。
テレワークが全てではないし、家で出来る仕事が素晴らしいわけでもない。
やっぱりコミュニケーションは必要で、私がしていた接客業もお店にいるスタッフがいなければ機能しない。
でも実際、コロナのように外出は避けてなんてことが今後もあるのかと思うと、家で出来る仕事っていいなと思ってしまう。
昔は副業なんてもってのほかという時代だったけれど、今はそんなのも流行らない。
副業出来る人が今後は生き延びていける時代になるんじゃないかとも思う。
私のいう「私にしか出来ないことを」というのは、なんだかボンヤリしてしまっているけれど、最近SNSで知り合った方たちも「自分にしか出来ないこと」を頑張ってしていて本当に尊敬する。
家事や育児を頑張っている女性も、自分の出来ることを仕事にしていくことが出来る、そんないい時代になることを願っている。
いや、願ってばかりもいられない。
私も「私にしか出来ないこと」をもっと探求して、頑張らなくちゃ!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 夢だった小説家として、沢山の方に作品を読んでいただきたいです。いただいたサポートは活動費と保護犬、猫のボランティアの支援費として使わせていただきます。