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私って頑張ってないですか?

「私、頑張ってるもん」

そんな言葉一度も言ったことはない。

似たようなニュアンスのことは言うかもしれないけど、「頑張っている」そう言ったことはない。

それは、まだ自分が出来ると思っているから。

「もう限界だ。頑張った」そう感じたことはない。
たぶん、まだまだ出来る。

だけど、人間だから疲れもするし、眠いし、どうしても今日はノッてこないな……って調子悪い時もある。

ついダラダラしてしまう時、ちょっと自分を責めたりすることがあった。

なんで出来なかったんだろ……時間がもったいなかったな……

本当はまだまだ出来るはずなのに、なんでやらなかったんだろう……。

でも、そう思うことを辞めた。

「あー時間もったいねー」そう思うことはあっても、自分がいけないそう責める気持ちを辞めた。


以前、友人に「日々成長しない人って、どうかと思う」そんなようなことを言われた。

私がクリエイティブな仕事をしたいと言っていても、日々の仕事に追われ何も出来なかったことに対しての一言だった。

生活するために働く毎日で、自分のやりたかったことが出来なかった過去。

正直その時、「同じ状況であなたならやりたいことを出来る?」そう言ってやりたかった。
それくらいその時の私は、何かを出来る余裕はなかった。
日々、疲れていた。

その仕事の中で日々の進歩はあったとしても、きっと私が前進しなければいけないことは別にある。そう自分でも感じていたから、だから友人の言葉に傷ついたのかもしれない。

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でも今はどうだ。

幼い子供がいるといっても、家事に追われているといっても、小説を書くことも、こうやって文章を書くことも出来る時間はある。
この状況で「あれが出来ない、これも出来ない」それは自分がやってないだけだ。
そんな時に「おまえは成長していない」そう言われても、反論することなんて出来ない。
自分でも「まだまだ出来るはず」そう思っているから。

何かをして褒めてもらいたいわけじゃない。

ただ「頑張った」と言ってもらいたい。

切ないところは、それは主婦だと叶えられないこと。
主婦の当たり前の仕事に「頑張ったね」という言葉はもらえないと知った。

だからではないけど、自分の出来ることで結果を出したいと思う自分がいる。

それは、主婦でもない、以前働いていたような、私の代わりなんて誰でも出来るそんな仕事ではない。

私にしか出来ないこと。

私にしか生み出せないこと。

作家としての自分に自信を持ちたい。

好きな事をしていられる幸せ。

それが今ここにある。

「頑張ってる」その言葉はないけれど、好きなことができる時間があるだけで十分だ。

でもいつか

私にしか出来ないものを積み上げた先に

「頑張ってるね」そう言ってもらえる日がきたらいいな。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 夢だった小説家として、沢山の方に作品を読んでいただきたいです。いただいたサポートは活動費と保護犬、猫のボランティアの支援費として使わせていただきます。