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スポーツと競馬「村田諒太選手の夢 と 中山グランドジャンプ」
先日行われたミドル級タイトルマッチで、残念ながら村田選手は負けてしまった。しかし、日本ではなかなか見られない大きい選手の迫力のある攻防は、王座統一戦にふさわしい試合だったのではないだろうか。
ボクシングの試合で決着がつくのは、倒れて10カウントのKOか、両者フラフラでも倒れずに判定か、セコンドがタオルを投げる(降参する)か。たまに出血がひどくてドクターストップとか、もう無理!と判断したレフリーによるレフリーストップがある。
今回はセコンドがタオルを投げたのだが、試合を最も近くで見ている専門家が「これ以上打つ手なし」と降参するほど、ゴロフキン選手は強かったということだろう。
現代ボクシングでは、選手を守るうえで賢明な判断だったと言える。
30年前だったら、どちらかがぶっ倒れるまで試合は続いたのかもしれない。
昔のボクシングの試合の映像を見てもらえれば、誰でも「死闘というイメージ」と、きっと思うはず。映画「ロッキー」はちょっと演出過剰ではあるけれど、階級に関係なく、ランクに関係なく、あれに近い試合がたくさん行われていたのだ。
それは迫力があって、ものすごく興奮するものだったが、試合後に選手が亡くなったり、重い後遺障害が残るとなると、試合の興奮と同じかもっとたくさん悲しい。だから、”お金”より”命””人生”が大事ということで、ルールが変わってきたのだ。ドラマにはなりにくくなったかもしれないが…
とはいえ、己の名誉と意地と夢を懸けて、応援してくれる人の期待を背負って、大金の獲得を目指して全力で闘う男の姿は、やはり迫力があり興奮させてくれる。ボクシングは永遠だと感じさせてくれるのだ。
明日は
中山グランドジャンプ
競馬の中でボクシング的な興奮を与えてくれるレースと言えば障害レースだろう。一つ一つの障害が近づいてくるたびに、上手に、無事に飛び越えられるのかハラハラドキドキして祈りながら見守り、無事にゴールした時、勝ち負けは別にしてホッとする。それらは他の平地レースとは一味違う。予想を当てて喜びも加えたいものだ。
レジェンド ハードラー
7番 オジュウチョウサン
昨年末の中山大障害で復活! 前走阪神スプリングJは3着だったが、その過程は中山大障害のときと同じなので、なんの心配もないだろう。馬場は重さが残りそうではあるが、かえってこの馬の味方をするかもしれない。今年11歳、強力なパンチをいなし、的確なタイミングで力を使う、まさに”強い”ゴロフキン選手のようなレースを見せてくれるだろう。
メイショウダッサイがいなければ2番手はこの馬
6番 ケンホフェヴァルト
出走した中山の大障害コースのレースでは連続2着。いずれも前にいたのはメイショウダッサイだけ。いい位置で運んで、最後まで粘れるスタミナはマーベラスサンデー産駒らしさか。
昨年の中山大障害2着
1番 ブラゾンダムール
こんなところにもディープインパクト産駒! 障害1勝の身で中山大障害2着は、このコースに適正があるということだろう。前走もペガサスJ(2着)を叩いて順調な臨戦過程。期待は高まる。
前走ペガサスJの勝ち馬
8番 ビレッジイーグル
なんたってまだ5歳という若さ。昨年の中山大障害を経験したのは大きいはず。おそらく逃げていくだろうが、前走より1km近く長い距離を粘り切れるかが勝負だ。
さて一点勝負だが、1番人気が勝てない今年の傾向からするとオジュウチョウサンをはずすべきなのか?
勝てなくても連にからむとすれば、やはり軸に考えるべきなのか?
なんたって障害レースは情報が少ない。それが障害レースの面白さでもあるのだが、迷った時に困る。
迷ったときには馬柱を見た時の第1印象、いわゆる”勘”で
1-7-6 3連単
これならオッズもまあまあだろう。
1-6-7の3連複の大本命より、当たった時の喜びは大きい。それが私の予想の真骨頂だ。
2022春のG1シリーズ一点勝負 先週までの予想結果
-400円 (1レースにつき100円の馬券を買ったとしての数字です)
シーズンごとにG1レースのみ、すべて一点勝負で収支トントンを目指しています。