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FP1級試験 【自社株評価の方法】

今回は、自社株評価の方法について。
この計算はもう過去問を何度も解いて、問題を見れば手が勝手に動くくらいにしておくのがgood。解き方を覚えれば特に難しいわけではないため、落としたくない問題のひとつ。(この計算、答えがぴったり合うとかなりスッキリするので私はけっこう好きだった…w)

①原則的評価方法

大会社:類似業種比準方式
中会社:類似業種比準方式と純資産価額方式の併用方式
小会社:純資産価額方式(または併用方式)

※大会社、中会社も純資産価額のほうが低ければ、純資産価額方式を採用可能


②類似業種比準方式


類似業種比準価額
=類似業種の株価×{(a/A+b/B+c/C)÷3}×斟酌率×{(1株当たりの資本金等の額)÷50円}

類似業種の株価:課税時期の属する月以前3ヶ月間の各月、前年平均額、2年平均額のうちいずれか低い金額
A:類似業種の1株当たり配当金額
B:類似業種の1株当たり年利益金額
C:類似業種の1株当たり簿価純資産価額
a:評価会社の1株当たり配当金額
b:評価会社の1株当たり年利益金額
c:評価会社の1株当たり簿価純資産価額
斟酌率:大会社0.7、中会社0.6、小会社0.5
    ※従業員が70人以上の会社は常に大会社となる



③純資産価額方式

総資産価額=[相続税評価額による資産合計額-負債合計額ー{(相続税評価額による資産合計額-負債合計額)ー(帳簿価額による資産合計額-負債合計額)}×37%]÷ 発行済株式数


④併用方式

併用方式による評価額
=類似業種比準価額× Lの割合+純資産価額×(1-Lの割合)

Lの割合:  中会社の大 0.90
     中会社の中 0.75
        中会社の小 0.60
     小会社   0.50


⑤配当還元方式

配当還元価額=(年配当金額÷10%)×(1株あたり資本金等の額÷50円)

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