『ポケットのモンスター』に対する独自の解釈と想い出の話
ミク、たんおめ。(滑り込み)
プロセカ映画化楽しみ。あとブルアカのミクっていつ復刻するんですか(3周年新任先生並感)
ポケミク、まだまだ続くんか〜〜〜〜い!←嬉しすぎる。続くったら続く!
と、言う訳で。僕がポケミク楽曲で、もっと言えばこの世の全ての楽曲の中で一番好きな『ポケットのモンスター』という曲について想いの丈を綴っていきます。
聴いてない方は聴いてください。聴いたことある人ももう一回聴いてください。
素晴らしい楽曲ですね。
この記事では、僕がこの曲を聴いて思ったこと、思い出したこと、あることないことを語ります。つまり、僕なりの勝手な解釈です。(以下、本文中は常体です)
Ⅰ:嘘でも嬉しかったよ
ピノキオピー氏によるこの楽曲。聴いてまず思い浮かべたのが同氏の『愛されなくても君がいる』だ。
「体温がなくても 存在しなくても 君が存在を感じてくれたら」という歌詞。所詮は架空、仮想、実体のない「初音ミク」という概念。それでも、好きでいてくれる人々がいる。それだけでもミクがミクでいられる理由になっている。というのが僕がこの曲をはじめて聴いた時の印象だ。それは『ポケモン』にも言えることだというのは心から頷ける。確かにポケモンたちとは手を繋げられないし、そこに存在もしない。でも、僕たちにはポケモンたちと共に歩んだ思い出がある。それを再認識させてくれる楽曲だと考える。
Ⅱ:言えたなら、呼んだなら。
「攻略本大事に読んで 通信ケーブルカバンに入れて 名前を覚える歌を歌ってたくさん学んできたよ」という歌詞。通信ケーブルという単語から、おそらくターゲット層としては初代を遊んでいた世代であると推測できるが、「名前を覚える歌」は初代の『ポケモン言えるかな?」だけでは無い。「ミジュマル クルミル ダルマッカ」から始まる『ポケモン言えるかな?BW』。僕はこの歌を必死に歌って覚えた記憶が鮮明にある。マクドナルドのハッピーセットについて来た、歌詞順にポケモンが並んだ新品のこのポスターを、くしゃくしゃになる頃まで見ながら。
もちろん、”主題歌のCDを買った“経験もあるし、“キラカードにときめいていた”ことだってある。初代世代以外にも刺さる歌詞だと思う。ポケモンがどれだけ生活に根付いていたかがわかる歌詞だ。
Ⅲ:悲しませまいと持ち堪えた!
⚠️『ポケットモンスター バイオレット』のネタバレ注意⚠️
ただ曲の感想を述べるのに何故ネタバレをするのか。それほど語りたいものがあるということだ。
ラスサビ前、「HP1でもまだ歩けるかな?予想外の未来」という歌詞が登場する。ポケモン対戦でHPが1でも残っていれば、TODでも数的有利になったり、交換することで威嚇や再生力などの特性を活かせたり、タスキや頑丈で耐えた時の行動保証など、瀕死状態と比べても天と地の差がある。これは人生においても参考にしたいことではあるが、『バイオレット』をプレイした僕にとっては、ある特定の一戦が脳裏を過ぎる。「楽園の守護竜 ミライドン」戦だ。ミライドン同士の戦闘。元は縄張り争いに負けたこちらのミライドンが、パルデア全土を共に駆けた僕との絆が故に、HPを1だけ残して反撃を開始する。ポケモンというゲームの仕様を活かしたイベントバトル。これを「予想外の“ミライ”」と言わずしてなんと呼ぶべきか。
ミライドンといえば、ドラゴンミクの相棒ポケモンとしても抜擢された。初音ミクの名前の由来が「未来から来た初めての音」であることからの繋がりだろう。フトゥー博士にとってミライドンもとい、テツノオロチが「未来から来た初めてのポケモン」なのも何かの縁だろう。
Ⅳ:せんにじゅうごのオモイデ
この曲を語るには欠かせない、象徴するべき歌詞がある。「強くても 弱くても 人気でも 不人気でも」。今や一千を越えたポケモンの種類。どんなポケモンにも好きな人はいるし、どんなポケモンにも活躍できる場所はある。
今年1月にポケモン公式が、とある声明文を出した。
https://corporate.pokemon.co.jp/media/news/detail/335.html
以下はその中の一節。
「弊社はこれからもポケモン1匹1匹の個性を引き出し、その世界を大切に守り育てながら、ポケモンで世界をつなぐための取り組みを行ってまいります。」
ゲーム本編が、対戦だけが、ポケモンじゃない。カードやアニメのみならず様々な媒体で展開する企業だからこその言えるこの一文に、ポケモンが何たるかが詰まっていると僕は考える。
どんなポケモンにも好きな人がいる。その代表例が「ポケモンfit」だ。
2024年8月現在、カロス地方までの全てのポケモンが手のひらサイズのぬいぐるみになっている。本当の全てのポケモン、余すことなく。アンノーンもAからZと!?までいるし、ビビヨンも全ての模様がぬいぐるみになっている(流石にパッチールは除く)。ポケセン実店舗に行っても、Twitterで検索して見ても、色んなポケモンが色んな人に愛されていることがわかる。1人ひとりに、その人だけが知っている魅力を持つ最推しがいるのだろう。
Ⅴ:大人になるということ。
「大人になる」ことは「子どもじゃなくなる」こととは違う思う。僕自身まだ、立派な大人とは言えないが、世の大人は「大人」というロールプレイをしているだけに過ぎないのだろう。どんな大人にも、戻りたい子どもの頃の鮮やかな想い出がある。それが僕の場合ポケモンだったという話なだけ。人生に疲れて過去に浸りたくなった時には、この曲を聴いて思いを馳せるくらいが丁度いいのかもしれない。
あとがき
ミク誕終わるまでに間に合わせようとしたので、文章を色々変でも許してください。僕のことはどうでもいいので、初音ミクを、ポケモンを、ポケミクをよろしくお願いします。