【HSPに人気の心理カウンセラーに年齢制限はない/年を重ねてから目指すメリットなど】
HSPで40代前後になってから転職先・就職先を探し、心理カウンセラーという職業に興味を持った方も多いはずです。
そこで気になるのは心理カウンセラーとして働くうえでの年齢制限ではないでしょうか。
結論として、心理カウンセラーに年齢制限はありません。年を重ねたからこそ出せる味もありますから、今から心理カウンセラーを目指すメリットを、注意点もあわせて確認してみましょう。
心理カウンセラーに年齢制限はない
心理カウンセラーに年齢制限はありません。
また、必須となる資格もなく、心理カウンセラーはとても開かれた職業といえます。
年齢を重ねたということは、それだけ多くの人生経験を得たということでもあります。クライエントを安心させられる場合も多く、40代前後の方にも心理カウンセラーへの転身はおすすめです。
資格取得も年齢の下限はあるが、上限は存在しない
心理カウンセラーとして就職・転職するためには資格を取得すると有利です。
資格試験の条件を見ると「満18歳以上」など年齢の下限はありますが、上限は存在しません。年齢・性別は無関係に資格を取得できるので、ハンディキャップを感じずに資格取得に向けたチャレンジができるはずです。
心理カウンセラーの平均年齢
厚生労働省が公開した「令和3年賃金基本統計調査」によると、医療福祉分野で心理カウンセラーとして働く人の平均年齢は43.3歳でした。
20代~30代など若い世代の心理カウンセラーも統計に含まれていますから、実際には50代以降の心理カウンセラーも多く、ベテランが活躍しやすい職業といえます。
年齢を重ねてから心理カウンセラーを目指すメリット
年齢を重ねてから心理カウンセラーを目指すメリットは、大きく2つあります。
<年齢を重ねてから心理カウンセラーを目指すメリット>
自分自身の経験をもとに、相手に共感しやすい
相手に安心感をもたせやすい
それぞれのポイントをくわしく見ていきましょう。
自分自身の経験をもとに、相手に共感しやすい
年齢を重ねているということは、それだけ人生経験も豊富であることを意味します。うれしいこと・楽しいこともあれば、悲しいことやつらいこと、大きな挫折を経験した方も多いのではないでしょうか。そういった経験を持つ人ならば、クライエントの悩みや苦しみに共感しやすく、相手との信頼関係を築きやすくなります。
とくに40代以降になると、両親を介護したり、結婚や育児で悩んだり、中間管理職としての板挟みを実体験したりといった経験を重ねている人も多いはずです。20代前後の若い心理カウンセラーはこういった経験をしていることが少ないため、不安に感じたクライエントは、40代以降のカウンセラーをつけるよう希望することもあります。
相手に安心感をもたせやすい
相手に安心感をもたせやすい年齢であることもメリットです。たとえば病院で手術を受けることを想像してみましょう。若くて自信なさげな主治医が登場するよりも、40代前後で風格のある主治医が登場したほうが、なんとなく安心感を持って手術を任せられるのではないでしょうか。
心理カウンセラーにおいてもこれは当てはまります。クライエントは精神疾患を抱えていたり、その一歩手前まで追い込まれていたりすることもありますから、とてもナーバスな状態です。「どんなことでも安心して相談できる」と感じてもらいやすい40代以降の方は、心理カウンセラーとして適齢ともいえるでしょう。
年齢を重ねてから心理カウンセラーを目指す場合の注意点
年齢を重ねてから心理カウンセラーを目指す場合は、以下の3点に注意が必要です。
<年齢を重ねてから心理カウンセラーを目指す場合の注意点>
常に知識やスキル、情報をアップデートする必要がある
はじめのうちは覚えることが非常に多い
経験が多いことが逆効果になる場合もある
順番に確認していきましょう。
常に知識やスキル、情報をアップデートする必要がある
人の悩の傾向も時代によって変化し、これまではごく一部だった悩みを多くの人が抱える時代が来るかもしれません。新型コロナウイルスの流行により、心に傷を負う人が増えたのもその一部です。ただでさえ心理学に関する情報や常識はアップデートされやすいものですから、心理カウンセラーになる人は常に学び続ける姿勢を持たなければなりません。
はじめのうちは覚えることが非常に多い
基礎的な知識が身につくまでは、覚えることが非常に多いことも心理カウンセラーという仕事の特徴です。心理学全般の基礎が身につくまでは、最低でも2~3ヶ月は必要になると考えましょう。そのため、いきなり仕事を辞めて転職を目指すのではなく、今の仕事を続けながら通信講座などで学習し、基盤作りをすることをおすすめします。
経験が多いことが逆効果になる場合もある
経験豊富なことがメリットになることもありますが、逆効果になる可能性もあります。先入観や固定概念に左右されると、クライエントの言葉を傾聴するという心理カウンセラーの基本を守りにくくなるでしょう。自分自身のものさしや経験則だけで判断せず、新しい価値観も受け入れなければなりません。
心理カウンセラーとクライエントで年齢差がある場合の対応方法
心理カウンセラーとクライエントで年齢差がある場合は、接し方を工夫することでカウンセリングがしやすくなります。
<心理カウンセラーとクライエントで年齢差がある場合の対応方法>
クライエントが年上の場合
クライエントが年下の場合
クライエントが子ども・学生の場合
気まずさを覚えずに適切な対応をするためのポイントを把握しておきましょう。
クライエントが年上の場合
クライエントが年上の場合、とくに意識すべきことはありません。クライエントの話を傾聴するなど、心理カウンセラーとしての基礎を守ればスムーズにカウンセリングを進められます。カウンセラーは積極的に自らの意見を通すことがなく、年上への対応に苦慮する心配はありません。
クライエントが年下の場合
クライエントが年下の場合もカウンセリングの基本方針は変わりません。ただし、カウンセラー側のリーダーシップを期待して、自ら悩みを話そうとしないクライエントが増える可能性があります。この場合は自分自身の挫折経験などを語りながら、クライエントが勇気を持って話をしやすい環境作りを意識しましょう。
クライエントが子ども・学生の場合
クライエントが子ども・学生の場合に意識すべきなのは、その他のクライエントと同じように礼節を守ることです。子どもだからといって最初からため口を使うと、威圧感や主従関係に近いものが生まれてしまいます。年齢のことは意識せず、一人のクライエントとして向き合い、尊重することが大切です。
まとめ
心理カウンセラーになるうえで、年齢が障害になることはありません。
40代以降の方ならば多くの社会経験を重ねているため、むしろクライエントに安心感も与えられるでしょう。
資格にも年齢の上限が設けられていないので、今からでも自信を持って心理カウンセラーの勉強を進めてみてください。
あなたの経験が救う命は沢山あります。
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