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冬来りなば春遠からじ
12月18日になると思いが溢れかえってしまって、ここ2年程つらつらとnoteに自分の感情を書き殴ってきたけれど、今年はちょっとだけ前向きな気持ちを綴れそうです。
思えばわたしの心の隅っこはあの日からずっと冬だったのかもしれない。
SHINeeと共に巡り続けていたはずのわたしの季節は、永遠とも思えるほど長く終わりの見えない時間に足を踏み入れてしまったように思える。
それは、ジョンヒョンさんが憧れ続けた 暖かい冬 には程遠く、もっと仄暗くて心細くなるほど寒い6年間だった。
縁があって、6年振りにSHINeeの単独公演に入った。
結論から言えば泣いた。自分でも驚くほどにだばだばと。堰を切ったように涙が出た。
でも決して悲しく辛い涙では無くて。
久々に触れたSHINee WORLDのあたたかさに
愛しさや恋しさが溢れた結果が涙として零れ落ちていく感覚だった。
SHINeeを守り続けてくれた3人の弟たちの姿が兎角眩しくて、誇らしかった。
ジョンヒョンさんやオニュさんの姿は簡単には見つけられないけれど、確かに2人はそこにいて、わたしはこの目で 5人のSHINee を見た気がした。
5人全員が愛おしくて、この6年間SHINeeに会う選択を意図的にしてこなかったのは自分なのに、どうやって日々を乗り越えてきたのだろう?
公演後半はもう泣き笑いで顔はぐちゃぐちゃだったけれど、胸のつかえがひとつ取れたようなちょっぴり清々しいきもちを抱えていた。
東京ドームを出たら、夜風が湿った頬を撫でた。
綺麗な満月が夜空を照らしていて、なんだか堪らなくなって世界の瞬間を切り取った。
肉眼だともっとはっきり見えたんだけどなあ。
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後から調べてみたら今年で最も小さく見える
満月(スノームーン)だったみたいです
春を待ち侘びる、銀世界の満月 運命だ!
全力で手を伸ばしてみても
今は届かないかもしれないけれど
確かにジョンヒョンさんはいつだって光り輝いていて
いつも変わらずにここにいる。
わたしの心の隅っこは、長い冬から少しだけ抜け出す準備を始めたのかもしれない。
「暖かい冬になりたかったジョンヒョンさんは、春を告げる妖精になったんだ。」
この季節になると毎年自分にこう云い聞かせていたけれど、今年は心の底から実感する。
こちらの世界は、桜がとっても綺麗だよ。
「故人を想うとき、その人の周りに花が降る」と通説では言われているけれど
今日は一段と綺麗な花が降り注ぎ、4人より少しだけ小さな身の丈が埋もるるほどの愛に包まれているんだろうな。
なんだかここ数年でいちばん春が待ち遠しかった。
貴方がこの世に生を受けたこと、同じ時代に出会えたこと
わたしにとってただただ祝福です。
幸せでありますように。
ジョンヒョンさん、お誕生日おめでとう。