【関東最恐お化け屋敷】「戦慄迷宮」「台場怪奇学校」@比較レビュー
【前書き】
「戦慄迷宮」「台場怪奇学校」
この二つの"お化け屋敷"は関東でも常設のお化け屋敷としてトップクラスの恐怖で有名なアトラクションであり、YouTuberや芸能人がチャレンジする企画として遊園地やお化け屋敷に興味のない人でもその名前は聞いたことあるだろう。
そこで気になった人は多いはず。
「結局どっちが怖いの?」
という疑問だ。
先に結論を出そう。
"体験する人が何に対して恐怖を感じるか?"
で大きく変わる。
結局のところ「暗い場所だけが苦手」という人も居れば「驚かされるのが苦手」または「驚かされるのは大丈夫だが雰囲気に呑まれるのが嫌だ」と人の感性によってどちらが怖いかと一概に決めることは出来ない。
この二つのお化け屋敷は確かに怖いが、お互いに違う怖さを持っている。
このレビューを通して是非どちらのお化け屋敷に"入りたいか?"もしくは"入りたくない"かを判断して頂ければと思う。
またネタバレは製作者の努力を踏み躙ってしまう行為なので、極力どの様な怖さか...どの点が優れているかネタバレ無しで比較していこうと思う。
※ちなみに筆者はそこまでお化け屋敷は得意ではない
【戦慄迷宮】
利用料金/4000円(1組4人)
全長/900m
所要時間/50分~∞(プレショー20分、ウォークスルー30分)
恐らく日本で一番有名であろうお化け屋敷「戦慄迷宮」
歩行距離ギネス記録を打ち出した富士急ハイランドにあるお化け屋敷で知ってる人も多いだろう。
このお化け屋敷は予約制であり、事前にチケットカウンターでチケットを買う仕組みだ。
「戦慄迷宮」が設置されているエリアに行くと中々の雰囲気だ。
お化け屋敷に入る前に世界観へと入り込める。
Qラインは待っても15~30分ほど。
プレショーがある為、一度団体でプレショー部屋である待合室へと通される。
中に入るとそこには大きな待合室があり注意事項などの説明が行われる。
「館内は一方通行である事」
「アクター(亡霊)への暴力禁止」
「リタイヤ出来ること」
などの説明が行われるが、その説明が中々ホラーチックなムービー。
徐々に徐々に世界観へと入り込ませる。
その後に第二プレショーへ。
ここで各組で個室へ入り物語のムービーを視聴する。
プレショーを終えるとすっかり世界観には入り込め心臓の高鳴りもピークへと達しメインショーであるウォークスルーの開始だ。
ネタバレは控えたいのでどの様な怖さかを記述する。
やはり一番の特徴は長さがゆえ"いつ驚かされるか分からない怖さ"だろう。
不安が常に付きまとい手に汗握る。
しかし油断は出来ないという恐怖が襲う。
だがアクターによる驚かしで一度フラグを回収したようなスッキリする部分もある。
この点は「戦慄迷宮」での楽しみの一つだろう。
また造形や世界観も非常に凝っており、まさにアートそのもの。物によるギミックも多数。
「音」や「感覚」や「匂い」など公式が押す通り五感へ刺激する。
アクター以外にも「ここは行きたくない」と思わされるような造形や演出などがありスリル満点だ。
トータルとして「戦慄迷宮」はジワジワとくる怖さが特徴だろう。
イメージとしてホラー映画で幽霊が出る寸前の恐怖が続くような恐怖だろう。
今か今かと恐怖が溜まり一気に解放される瞬間は中々クセになる。
そんな面白さと恐怖があるのが「戦慄迷宮」だろう。
【台場怪奇学校】
利用料金/800円(1人)
全長/???m
所要時間/10分
「台場怪奇学校」とは、お台場はDecksにある"齋藤ゾンビ"氏が手掛けるウォークスルー型のお化け屋敷だ。
このお化け屋敷も「戦慄迷宮」と肩を並べるお化け屋敷として有名なものだ。
コチラのお化け屋敷で「戦慄迷宮」との決定的な違いリタイヤ不可能ということ。ミッションがあることだ。
入ったら最後"逃げられない恐怖"や自分から"能動的に恐怖へと立ち向かわなければならない恐怖"がある。
コチラのお化け屋敷も同様に料金を支払ったら指定した時間に入口へと集合するものだ。
入口へ到着すると注意事項の説明が口頭で行われる。
その際に「4人の幽霊」のうち1人を選択し供養するというミッションが課される。
その供養に必要な道具や懐中電灯などを渡されプレショー部屋へと通された。当然心臓はバクバク。
プレショーでは先程供養する幽霊の過去のストーリーが話され大凡2分ほどという短い間だが世界観に入り込むには十分な演出だった。
プレショーが終わると横のカーテンが開きウォークスルー開始だ。
この「台場怪奇学校」道幅が狭く、しかも懐中電灯で照らしても本当に真っ暗。
先程の「戦慄迷宮」も懐中電灯の支給があるが比にならないくらい暗く道も狭い。
大人一人で横幅ギリギリな部分をまるでドラクエの隊列かの如く進んでいく、隣に誰も居ない不安が付きまとう。
またアクターも次から次へと驚かしがあり息をつく間もない。
様々なギミックが我々を襲う。
アクターの出現回数で言えば「戦慄迷宮」の倍はあるだろう。
アクターメインのお化け屋敷の為、人間の心理をついた驚かしはまさに"職人芸"そのものだろう。
更には先程の「戦慄迷宮」の「ここは行きたくない」という感情とは違い「この先へ進みたくない」という恐怖がある。
しかし頑張って進まなくては本当に足が止まってしまいそうになるので勇気が試されるのだ。
ミッションの部分も行いたくない気持ちを押し通しクリアしなくてはならない。
最初から最後まで恐怖と驚きが連続するお化け屋敷こそ「台場怪奇学校」だろう。
体感的にも「戦慄迷宮」と同じくらい汗びっしょりだ。
体験時間は短いが内容が凝縮されている。
【まとめ】
いつ恐怖が襲いかかるか分からない怖さ「戦慄迷宮」
最初から最後まで恐怖が連続する「台場怪奇学校」
お互いに別な恐怖感を演出し唯一無二な恐怖を提供している。
また個人的な意見だが雰囲気では「戦慄迷宮」に軍杯が上がるが、驚かしと言う点では「台場怪奇学校」に軍杯が上がるだろう。
"お化け屋敷"というコンテンツはまだまだヒヨっ子なので私のレビューが全て正しいと言う訳では無いが、是非この記事を読み興味があれば体験してもらいたいと思う。
また他にも「怨霊座敷/オフィスバーン」や「畏怖 咽び家/オバケン」などの有名所も未体験なので是非体験したい所だ。
もしかしたらこの2箇所よりも怖いかも知れない可能性も秘めていて楽しみだ。
視聴者も是非、この夏に身の毛もよだつような体験を求めに訪れてみてはいかがだろう。
確かに"お化け屋敷"は怖いが何故か終わった後に楽しさが残る魅力を秘めている。
勇気を出して、さぁ一歩づつ...進んでみましょう。
【おまけ】
お台場にはもう一つ名作サウンドホラー
「マーダーロッジ」がある。
コチラの特に無しさんのnoteをチェック!