「夜空の果て」ツアーファイナル
「"夜空の果てには、何があるのだろう"」
希望や浪漫、美しいものに思いを馳せる時もあれば、
悲しみや憂鬱、儚げなものを空に預ける時もあるだろう。
だけど
空も、海も、
"青"はいつも、本当のことを教えてくれない。
その度、"真実は自分自身の中にしかないのだ"という事に
気付かされるのである。
鏡とも違う、とても曖昧で、不確かで、
見つめる事ができないスケール感ゆえに、
想いを馳せ、想像する余地がきっとあるのだと思う。
まるで、"幻"のようにも感じる。
「夜空の果てに何があるか」は、それほど重要じゃなく、
「夜空の果てに何があるのだろう」と、"想いを馳せる"事が
僕たち、人間が想像し創造する上で大事な事なのだ。
”知りたい”という欲求は、時に三大欲求をも無視して、
人を"torico"にする。
ここでいう「知りたい」とは「真実を知りたい」だけではない。
新しい自分を知りたい、こんな未来にしたい、など、希望的(想像的)真実も含まれる。
自分が作る音楽は、
作曲を始めた頃から、今までに渡り、
様々な彩度の青が根底にあるのだと思う。
アコギ弾き語りの1部、
グロッシーなグランドピアノの響きと共にお送りした2部、
全15曲+アンコールのセットリスト、
アレンジ、演出、衣装、会場シチュエーション、
俺自身の"青"、"夜空の果て"にスポットを当てて、体現しました。
抽象的なイメージである「夜空の果て」というテーマを軸に、
アコースティックギターと歌で、
「楽曲の匂いや彩度を、気を衒った表現ではなく、情緒的に表現したい」
という、自分の音楽の根底にあるものに改めて向き合ったツアーでした。
毎回、昨日の自分を超えるという気持ちで、
青い炎を静かに燃やし、取り組んでまいりました。
uuuuuuuUライブツアーファイナル「夜空の果て」東京公演。
会場に来てくれたみんな、配信席のみんなはもちろん、
1ヶ月かけてひとつひとつじっくりと巡ったツアー、
プロローグの東京、大阪、名古屋、その他共演イベント、
ひとつひとつが今日というステージを、今の自分自身を作ってくれたと感じています。
「青は藍より出でて、藍より青し」という言葉がありますが、
師は昨日の自分であり、弟子は今日の自分自身。
数日経ってば、もう満足なんてしていません。
それこそ、果てない夜空のように、果てしないもの。
次のライブを目掛けて、生きるだけです。
「夜空の果て」ライブクライマックスの14曲目「yoake」の導入曲として、
「見上げてごらん夜の星を/坂本九」をカバーさせて頂いたのだけど、8/12が日本航空123便墜落事故だったという事は、
ライブ帰宅後、自宅で配信映像をチェックしている時に、コメントを見て気がつきました。
すぐに、しんたろうに連絡して、ふたりで鳥肌でした。
ちなみに、坂本九さんのお墓は西麻布にあるという事なので、
それにも驚きです。
図らずとも魂のレクイエムとなった事は、
音楽冥利につきる偶然だなと思っています。
合掌。
アンコール後は、
しんたろうが、自らを犠牲にして(させて?)、
記念撮影してくれました。
配信アーカイブは2023年8月26日(土) 23:59 までまで視聴可能です👇
ぜひ、まだ見てない方にも見てほしいなー!
thank you for all!!
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