ラウンドアップに発がん性があるってウワサ!使用している農家の意見
こんにちは!坂口です!ぼくは普段ラウンドアップで除草作業しているんですね、そうです、あのラウンドアップです。(笑)
その前日も除草する日だったので普通に使ってたんですが、朝ニュース番組を観ていたら「ラウンドアップには発がん性がある」とかいうではないですか。
正直びっくりしましたね。
ぼくは、親子で代々農家をしているのですが確か発売当初からこのラウンドアップを使ってるんですね。というかぼくの周りの農家さんたちも除草剤といえばラウンドアップだと思います。
実はうちでは、ラウンドアップ単体だけではなく、他の除草剤も混ぜています。
こんな使い方は公式で推奨されていないのでこうした場合に発がん性が、と言われてしまえば「あっ、そうですよね薬品同士混ぜてはいけませんよね。」と納得するんですが、ラウンドアップ自体に発がん性とか言われても「ん?本当に?それってどこ情報よ?」って思ってしまいますね。
このニュースを観てから妻が「えっ、ラウンドアップってうちが使ってるやつじゃないっけ?小屋にあるの見かけた気がするけど・・・大丈夫なの?」と尋ねてきました。
妻は農業を手伝っているわけではないので全く知識がありません。
ぼくはそこでピンッ!ときました。
きっとこの話題に関心のある多くの人たちはぼくらのように何度も使った事もなければ何の知識もない人たちではないかと。
妻の様に、誰か知識人が「ラウンドアップは発がん性物質が入っている」と言っているのを聞いて【えっ?!本当に?!大丈夫なの?!ラウンドアップ!ヤバいよヤバいよ】と騒ぎ立てているのではないか?と予想します。
とはいえ、ぼくらもこれまでラウンドアップを使ってきたのでこのニュースを観て不安に思ったのも事実です。
なので信用できそうなウェブサイトで情報を集めることにしました。両親もラウンドアップに信頼を寄せていたとはいえ不安だったでしょうから。
するとAGRIFACTというサイトにいきつきました。
農業関係や食などにまつわるニュースや噂を検証するサイトです。そこではラウンドアップが抱える問題についてまとめられていました。
皆さんも実際にそのサイトを読んでみたら分かると思うんですが、簡潔に言うと”ラウンドアップに発がん性云々言ってる人は、極一部の専門家と多数の素人”であることがわかりました。
きっとぼくが予想していた通り、その専門家が何かしらの発言をしてそれを読んだ素人が「ヤバい!発がん性!こわい!」となっているわけですね。
危険危険と騒いでいたらそれがニュースになり、現在ラウンドアップはいわゆる風評被害を受けている状態なんだと思います。
ヘビーユーザーのぼくらからしたら、これまで通りラウンドアップは使用していくので関係ないですが、この風評被害が悪化してお店で取り扱いが無くなってしまったりしたら大変困りますね。
極一部の専門家と素人が大騒ぎしているだけ、と言いましたが実際のところはどうなの?という疑問が沸くと思います。
「ラウンドアップに発がん性なんてない。」と言っているのはEfsa(欧州食品安全機関)、FAO&WHO(世界食量機関&世界保健機関)、ECHA(欧州化学機関)、EPA(米国環境保護庁)、NIHアメリカ国立衛生研究所、食品安全委員会、カナダ保健省、APVMA(豪州農薬・動物用医薬品局)など。
あ、日本の食品安全委員会もらしいです。
こんなに多くの世界的団体が厳密なリスク評価の結果「ラウンドアップは安全である」と認めているのです。
当たり前のニュースはニュースにならず、
危険、危ない、などの話は注目を浴びてしまうんですね。
しかも最近ではSNS、例えばTwitterなどで何かあろうものなら一瞬にして拡散され世界中に情報が回ってしまいますから。良い情報だったり正しいことであればまだしも、嘘の情報ですから、こんな恐ろしいことはないですよね。
なんだか、今回の件からいろいろ学ばせてもらったような気がします。
ぼくもTwitterをしているのですがよく知らない人の発言でも「〇〇さんが行方不明なので探してください」だとか「芸能人の〇〇は過去にこんな罪をおかしていた!」とか「このお店のサラダに虫が入っていた」とか、普通に拡散していました。
でもそれってラウンドアップと同じくして”本当の情報かわからない”んですよね。
行方不明の人を探して、というツイートはストーカーが居場所を突き止めるために使っている場合もあるという話を聞きましたし、芸能人の噂話などももうすでに解決していることであれば部外者が口をつっこむことではありません。
お店のクレームも、本当に開封前から入っていたのか?嘘だとすればひとつの会社を潰してしまうことになりかねないのです。
このように、耳に入った情報を全て鵜呑みにするのではなく、一旦自分でしっかりと考えるということを大事にしていかなければなりませんね。令和の新たな課題ではないでしょうか。
ついつい熱くなってこんなに書いてしまいましたが、以上!(笑)