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📼 カセットテープな時代 | 絶滅した技術

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手持ちのカセットテープについて語ります。個人の感想なので学術的、資料的価値はありません。あと網羅してません。
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2024年10月の記事一覧

📼 カセットテープな時代#013 | SONY, AHF, TYPE1, 1978年頃

裏面デザイン デザインはまぁ1970年代ですね。シュリンクのデザインもそうですが、中に透けて見えるテープも、持ってて嬉しいデザインではないかな。この時代の技術力の限界だと思いますが、広域のエネルギー保持力が弱いですね。 このテープのグレードがわかりにくいですが、ノーマルテープの最高位です。その次にBHF、CHFと続きます。ではハイポジはどうなるか、など名前でグレードと種別がわかりにくいのはイマイチかなと思います。 古い時代のものなので性能はイマイチですが、レア度はそこそ

📼 カセットテープな時代#012 | TDK, AR-X, TYPE1, 1990年頃

裏面デザイン このグレードのテープはもったいなくて使ったことないです。デザインは角ばっていた時代にしては良いかな。maxellやSonyに比べると微妙ですが。 裏面をみると星いくつみたいな抽象的な表現でなく周波数特性がきちんと記載されています。やはり性能に自信があるものはグラフで書くんですね。 ところで裏面に書かれている「デジタル対応」ってどういう意味なんでしょうか。勝手な予想ですが、デジタルは音量も0,1で表せるのでダイナミックレンジが大きい(勝手に減衰しない)です。

📼 カセットテープな時代#011 | TDK, AD-X, TYPE1, 1990年頃

裏面デザイン 日本人ってメニューが複数あると多くの人は真ん中を選ぶらしいですね。そういう意味ではこのAD-Xが売れ筋になりますが、「-X」というエクストラネームが売れ筋というのも微妙な感じがします。 当時に自由にテープを買えたとすると(当時は学生でお小遣い制)、ちょっと良いものはハイポジにして、ノーマルはお手軽さを重視してADを多く買ったと思います。 AR-Xは別枠で好きな人がいると思うので、「AD-X」「AR」あたりは苦戦したような気がしないでもありません。ちょっとこ

📼 カセットテープな時代#010 | TDK, AD120, TYPE1, 1992年頃

裏面デザイン TDKのノーマルテープではAEシリーズの次に低いグレードになります。流石にAEシリーズとは違いCDダビングも意識したテープです。裏面には利得グラフではなく主観的な指標になっていることからライトユーザ向けという位置付けだと思います。 このテープも120分ですが、テープが薄いです。ウォークマンの説明書にも120分テープは使わないで、と書いてあった記憶があります。 やはり60分以内のテープが厚みもあって安心でしたが、90分まではあまりトラブルの経験はないですね。

📼 カセットテープな時代#010 | TDK, AE120, TYPE1, 1990年頃

裏面デザイン SONY, maxell と並ぶカセットテープ御三家の一角TDKのカセットテープです。メーカーを気にしない人も多かったですが、メーカー推しもありました。私の記憶だと、SONYはハード好きが多かった印象です。SONYのカセットデッキやウォークマンを買っていた人たちですね。 maxellは音質にこだわりがある方、TDKはポップに音楽を楽しむ方の印象でした。あくまで私の印象です。で、今回のTDK、いくつか例外はありますが、Aから始まるのがノーマル、Sはハイポジ、M

📼 カセットテープな時代#009 | maxell, UD I(3代目), TYPE1, 1990年頃

裏面デザイン 当時の思い出 裏面デザインの情報が変わり収録分数のバリエーションになっています。このころはダビングしたいCDの再生時間に合わせたテープを買うパターンも多かったです。 今のメモリーオーディオ(スマホ含む)に慣れてしまうと不便としか思えませんが、CDって半分の曲で半分の時間ではないんですよね。当たり前ですが。 ですので当時のステレオや高級ラジカセでは、CDの曲ごとの時間を計算して、カセットテープのA面B面に同じくらいになるように曲の並び替えをしてくれました。

📼 カセットテープな時代#008 | maxell, UD I(2代目), TYPE1, 1987年頃

2代目もノーマル、ハイポジは色違い、同一デザインです。フリマの相場は1,000円です。裏面を見ると初代より高音の利得が高くなっていますね。聞き比べたわけではありませんが、高音に力がついたと言えるかもしれません。 ご覧頂きありがとうございました。

📼 カセットテープな時代#007 | maxell, UD I(初代), TYPE1, 1984年頃

UD IIの初期バージョンと同じデザインで色違いです。マクセルではノーマルテープは青、ハイポジテープは赤でラインナップを整理していますね。 初期バージョンのため現存している未使用テープは少ないと思いますがフリマサイトでは1,000円程度の価格設定になっていますので古すぎて馴染みがないため人気がないんでしょうね。

📼 カセットテープな時代#006 | maxell, UD II(3代目), TYPE2, 1990年頃

デザイン このようなラウンドデザインのテープは家に大量にあった気がします。安いので箱買いでもしていたのかな。あまり覚えていませんがまだこのときはシュリンクが左右のフィルムを剥がす形となっていたため開けにくかったと思います。 当時の思い出 UD IIの三代目。完全に用途がレンタルCDのダビングになってますね。逆に言うとリードオンリーのCDに対してシーケンシャルライトのカセットテープは上手く棲み分けができていた時代なのかもしれません。 特にCDは持ち歩くには結構大きめなの

📼 カセットテープな時代#005 | maxell, UD II(2代目), TYPE2, 1987年頃

UD IIの二代目。当時は初代に比べて透明な領域が増えデザインも良くしたつもりでしょうが、今みると初代の堅実なデザインとは離れてしまって、なんか軽いというか安っぽいデザインに思えます。製造時期によるのか左上に 'for CD' の文字が入ったバージョンも見かけます。 裏面を見ると初代に比べて高音の伸びがちょっと増しているようにも見えますね。実際開発の人は聴き比べして違いがわかったのでしょうかね。 この後もロングセラーになるUD IIですからまぁまぁ売り上げは良かったんでし